2014年3月第1週。ここまで家庭のごみ排出量調査、ごみの分解時間について、古タイヤをリユース、ダンプサイトツアーとごみについて学んできた。今回はそのまとめ。
まず、3週間前に設置したごみの分解モニタリングサイトで様子の変化を確認。バナナの皮は2週間ほどで姿が見えなくなり、この時点でコピー用紙は大きさが縮んではいるが存在はまだ確認できる状態だった。頭では有機物は分解すると分かってはいても実際に変化していく様子を見ると「おー!」と思う。
コピー用紙 Before
コピー用紙 After
クラブのルールの一つに「学びを実践すること」がある。知識を得るに留まらず、その知識を活かして、実際に行動を起こしていくことが今のポンペイの環境問題に必要な段階であると思う。ごみ問題について4Rの概念をガイドに自分たちができることを以下のようにまとめた後、取り組みたいと思うアクションを一人一人に書いてもらった(アクションプランの設定)。
「4Rの概念と具体的な実践例 ポンペイバージョン」
アクションプランの設定。みな自由にできることを考える。
島嶼国のごみ問題で引き合いによく出されるのが、プラスチックの海洋汚染、海の生き物に与える影響だ。伝統的に亀を食べる彼らにとって以下のような様子はシンプルかつダイレクトに環境問題への意識を高めるものだと思う。
子どもたちのアクションプラン一例。
・着なくなった服を兄弟にあげる
・プラスチックバックを貰わないように自分のバックを使う
・物を大切に扱う
授業の最後にアクションプランの提出と引き換えに繰り返し使えるプラスチックバック(いわゆるエコバック)を配布した。これから市民レベルで「Say No Plastic!」が広がっていければと思う。
24年度2次隊 浜川喬弘