一時期、インプラントは歯医者にとっての「ドル箱」のような扱われ方をして、宣伝のようにとられるかもしれないので、インプラントのことはなるべく書きたくないのですが、インプラントに関していろいろと誤解されている患者さんが多いので、今回はあえて書いてみたいと思います。
インプラントについて一般の方が思い浮かべることで、死亡事故があったことを挙げる方も多いかと思います。
その一つの事例について、調べたことがあります。
まず施術したのはインプラントの症例数が自慢の、ベテランと呼ばれる歯科医。
埋入はパノラマと呼ばれるレントゲンのみを参考にして行ったようです。
手術は滞りなく進んだものの、数時間後に出血により患者さんの気道が閉塞し死亡、このような概略になります。
この中で問題は、パノラマだけに頼りインプラントを埋入したことだと思います。
パノラマは、日常の臨床において欠かすことができないものですが、その性質上、平面的にしか像をとらえることができません。
そのせいで、顎の骨の内側にある動脈を傷つけ、事故に至ったと想像できます。
もし、術前にCTなどを撮影していれば、この事故は防ぐことができた可能性があったかもしれません。
この事例を他人事と思わず、慢心しないで手術に当たらなければいけないことを、強く感じます。
インプラントについて一般の方が思い浮かべることで、死亡事故があったことを挙げる方も多いかと思います。
その一つの事例について、調べたことがあります。
まず施術したのはインプラントの症例数が自慢の、ベテランと呼ばれる歯科医。
埋入はパノラマと呼ばれるレントゲンのみを参考にして行ったようです。
手術は滞りなく進んだものの、数時間後に出血により患者さんの気道が閉塞し死亡、このような概略になります。
この中で問題は、パノラマだけに頼りインプラントを埋入したことだと思います。
パノラマは、日常の臨床において欠かすことができないものですが、その性質上、平面的にしか像をとらえることができません。
そのせいで、顎の骨の内側にある動脈を傷つけ、事故に至ったと想像できます。
もし、術前にCTなどを撮影していれば、この事故は防ぐことができた可能性があったかもしれません。
この事例を他人事と思わず、慢心しないで手術に当たらなければいけないことを、強く感じます。