ちかちゃんとのおつきあいは、もう15年になる。
昔いた編集部で、一ヵ月だけ一緒だった元同僚。
その1ヵ月にそんな濃い関係が築けたわけではなく、
物理的に離れてからじわじわと仲良くなって、
いつのころからか、なくてはならない大切な友達になった。
この人生で、ちかちゃんという親友を得たことを、
私は我ながら「でかした!」と思っている。
ちかちゃんは業界では名の知れた敏腕編集者で、
仕事の面でも学ぶことが多い。
私は今年、いろいろ経験した末、
「もう私自身が『編集者』の肩書を名乗るのは難しいかな、
執筆専門でいきたいな」と思い始めているので、
ちかちゃんの編集者としての意見や発想がますます貴重になった。
そんなちかちゃんとの逢瀬は、年に1~2回というところだ。
以前は不定期に平日ランチに出かけていたんだけど、
ここ数年は、年末に忘年会みたいな感じでちょっと豪華に
食事することが恒例化しつつある。
今年、ちかちゃんがセレクトしてくれたのが
中華街ローズホテルのブラスリー・ミリー・ラフォーレ。
びっくりするくらい美味しくてゴージャスで、
「えっ、それでこのお値段?」という驚きの連続だった。
前菜
このあとパスタがあったんだけど写真撮るのを忘れた。
お魚
お肉
デザート
で、このあとに「ホールケーキがくる」というのは知っていたんだけど、
なんと、ちかちゃんからのメッセージ入りだった…
いやもう、泣いたね。
うん、やられましたよ。
ちかちゃんって、時々「女子」というより「王子」っぽいことしてくれるんだよなぁ。
今年は、春から仕事での変化がめまぐるしくて、
ほんっっとに、いろんなことしていろんな気持ちを味わった。
2013年は「仕事って何?」を考える1年だったといえると思う。
12月過ぎて、ようやく形も気持ちも落ち着いてさっぱりして、
晴れ晴れとちかちゃんと忘年会だ~ってこの日にウキウキ臨んだのだ。
だから、このメッセージは本当に心に響いた。
ちかちゃんだって、今年は大げさでなく歴史に残るほどの功績を遺した年。
私のほうこそ、ちかちゃんをお祝いしなくちゃいけなかったのに、
何も用意してなかったことをしごく反省。
来年もがんばるよ、またこんなふうに会いたいから。
食後のジャスミンティー。
花がふっくらと咲きました。