貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

13 各務原市:鵜沼宿: 脇本陣・坂井家跡  

2017-01-11 09:16:37 | 日記
13 各務原市:鵜沼宿: 脇本陣・坂井家跡  

9月25日 7:20~

☆☆☆ 4時30分道の駅「可児ッテ」

に着く。雨も上がる。

 朴の葉寿司を購入。710 円也。

 5時15分よりのんびり夕食。

 ラジオを聴きながら寝入る。

 5時15分起床。ぐっすり眠れた。

 マナーも皆よし。有り難きかな。


 <沼宿: 脇本陣・坂井家跡>

 鵜沼宿は、文化財として国の指定された所。

 各家々も勝手に変えることができないが、

家も道も諸々整美されていた。

 駐車場はまだ空いておらず近所のスーパー

マーケットに停めた。

 説明板によると、「貞享2年(1685)

野ざらし紀行途中鵜沼を訪れ、脇本陣坂井家

に滞在。

 その後貞享5年7月頃二度目の訪問。

 同年8月3度目の訪問。

 坂井家で菊花酒のもてなしを受け、主人に

求められ即興の句を楠の化石に彫った。

「ふく志るも喰へは喰せよきく乃酒」 。

 その後、更科紀行に美濃を離れる際に、

「おくられつ送りつ果ハ木曽の秋」 と詠み、

美濃の俳人達との別れを惜しんだと・・・」

と書かれていた。 

 二つ重なる句碑の前は、桃青の名前で、

後ろは芭蕉となっている。  

 桃青時代の句は、

  「汲溜の水 泡たつや 蟬の声」

 芭蕉の句は、

「 はらなかやものにもつかす啼くひばり 」

である。

 この句は、「原中や 物にもつかず 

鳴く雲雀」 という句で、おそらく深川の

芭蕉庵の近くの広い原っぱの中で、何物に

もとらわれず、空高く舞い上がり囀る雲雀は

いいなあということを詠ったのだろう。

 何物にもとらわれず、天高く囀る雲雀の

ような自分になれたらこんな平安はない

だろう?

後世に残していくための知恵と工夫は、

やはりいつの世も欠かせないことだ。

隣の二宮神社には、8時前から緑の帽子を

被った男女数名が集まっておられ、神社に向

かう人たちとも擦れ違った。

 これから神社の掃除などご奉仕されるのだ

ろう。有り難きことなり。

宿泊先の坂井家



脇本陣



脇本陣説明板



芭蕉句碑

  「ふく志るも喰へは喰せよきく乃酒」 



芭蕉句碑

「 はらなかやものにもつかす啼くひばり 」




桃青句碑

  「汲溜の水 泡たつや 蟬の声」



見事に整備されていた芭蕉句碑



芭蕉と鵜沼宿の説明