ちょびっと♪日記

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「リーガル・ハイ」 第4話

2012-06-06 | リーガル・ハイ


『リーガル・ハイ』第4話

古美門研介  …  堺雅人
黛 真知子  …  新垣結衣
三木長一郎  …  生瀬勝久
沢地 君江  …  小池栄子
加賀 蘭丸  …  田口淳之介
井手 孝雄  …  矢野聖人
服部     …  里見浩太朗

脚本:古沢良太



日照権をめぐる住民訴訟問題。
いやあコレ、よくある話なんですけど大抵泣き寝入りなんですよね。
普通に新築の一戸建てを建てるときにも、近所の家の日照を多少は遮るものなので、元々建っている家にはかなり気を使うのが普通のハウスメーカー。
ただ建設会社によっては苦情を言いに行っても暴力団まがいの脅しで追い返すこともある。
そして泣き寝入りという構造。

それはそうと、さすがに古美門のキャラが立ち続けて飽きてきている私…個性的過ぎるよ、古沢さん…。
主役のキャラが立っているということの弊害として、まず絶対に受け容れられないか面白がっていても飽きてしまうということが挙げられるが、微妙に飽きる方向になって来ている。
黛がなんとか緩和しているのと、三木との対立構造、ちょこちょこ入ってくる小ネタで今のところもっている。
今回の小ネタは服部さん登場場面で『水戸黄門』のテーマがちらっとかかったことと
古美門が服部さんをチェスに誘う場面。こちらはまあ『相棒』でしょうねえ。
櫻井氏脚本の『ATARU』でも偽相棒が警視庁内にちらっと出てたとか何とか。
まあそういうところを見つけて楽しむ楽しみ方もあるとは思いますが。

古美門のキャラを横に置いても、脚本そのものは充分楽しめる。
反対住民の弁護士は人権派と言いながら、その実、和解金を釣り上げる交渉をする弁護士である。
反対住民の中には本当に日当たりを取り戻したいという人と、和解金目的の人とがいるわけで、古美門としてはそこをつくわけである。
なかなか姑息な、というか相変わらず姑息な古美門である。
突っ込みどころ満載な住民ばっかりで、古美門としてはやりやすくて仕方ないところを見せておいて
「深い考えなんてありませんよね?ただ勝てばいい、どんな手を使っても勝てばいいだけなんですね?」
と黛に言わせることで、古美門に深みを出そうとするわけである。

要は
「正義なんていうのは上から目線の同情でしかない。」
と古美門に言わせたかったんだね。
正義なんてものはどこにもなくて、「少年ジャンプと特撮ヒーローものにしかないと思え」だそうです。
弁護士は神じゃないから、正義や真実なんてものは分かりやしない。
正義なんて自己満足だとまで言い切る脚本(古美門の台詞ではありませんが)。
でも自分の家の庭がマンションの日蔭になるかも?となったら「差しとめてやる!!」の古美門先生。
もちろんこれはオチなわけですけど、原告にも被告にもそれぞれの事情と言い分がある。今回は裁判にはならなかったけど。

黛が「いつか必ず先生を倒します」って言ったので、この二人の展開が楽しみになった。
しかし倒しますって(笑)法曹界のことなんか全く知らない私が言うな、かもしれんが、
普段の会話で「あなたを倒します」とか言うことなんてない。
それこそ漫画か特撮の世界の話だ。面白いなあ。

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