一人バンドMetamorphosis-One音楽日記

MIDIのバンド演奏に4声多重コーラスを加えて作品を作る一人バンドMetamorphosis-Oneの音楽日記。

バンドの中でやってみたいこと

2008年05月31日 | 演奏
大抵考えることはバンドの中でどうピアノを弾くかを普通は考える。僕は天邪鬼なのでいかにピアノを弾かなくするかを考えてみる。

ピアノの役割の1つにコードを押さえるということがある。コードを押さえられる楽器と言えば他にギターがある。特にギターと一緒にやる場合ギターがコードワークをしていたらピアノはコードを弾く必要はない。逆にピアノがコードで伴奏していたらギターはコードを弾く必要はない。ピアノとギター両方でコードを弾いたら殆ど良い感じにならない。音が多すぎる。

ここでじゃあどうしたらいいんだと悩んではいけない。遊べる機会が与えられたと思ってコードを弾く以外の方法で遊んでみようと考える。常に必要なことは今ギターが何をしているかだ。


4つを刻んでいたら、ベイシーになったつもりで右手のシングルトーンでオブリガード弾きを試してみよう。ギターがコンピングしていたらなるべくコードは弾かずコンピングのリズムを注意深く聴きそれがさらに膨らむよう合いの手のフレーズを弾いてみよう。

絶対に適当に弾かないこと。こう弾くとこういう音になるんだぞと考えながら弾くように頑張りたい。

相田洋子による表現 パート4 5/25日

2008年05月31日 | 演奏
メンバーは相田洋子(語り,vo)、Yoshiiki(vo)、小野誠子(fl)、僕(p)でした。

相田さんは横浜の小、中学校を中心に朗読のパフォーマンスをされていて今回は語りと歌で構成されたショウをローズホテル横浜で開催するということで僕は語りの音楽を入れるのと、歌の伴奏のお手伝いをさせて頂いた。

4月ぐらいから相田さんのお宅にちょくちょくお邪魔し練習を重ねたので初めて経験した語りの音楽もコツがわかってきた感じ。準備は充分整えて臨めました。語りの場合BGM的に曲を流すとかピンポイントで効果音を入れる必要があるので歌の伴奏をするのとは少し勝手が違います。入れるタイミングが大事。ボーっとしていると入れ忘れそうになってしまうので気が抜けません。

当日は15時からリハーサル。会場に入るとグランド・ピアノが目に入り、調律をしているところでした。調律したてのピアノを弾けるんだと思うと嬉しくなってしまいます。が、暫く待っていてもなかなか終わりそうにありません。随分待ってようやく調律が終わりました。置いてあるピアノの位置がえらくステージと離れています。

アイコンタクトとか取れそうにない位置なのでピアノを180°回転してなるべくステージに近づけてもらいました。会場は結婚披露宴をする会場の雰囲気です。ピアノを弾き始めると天然のリバーブがかかり何となくいい感じです。しかも調律したてのグランド・ピアノ。小さな幸せを感じました。

演奏の途中で隣の部屋で獅子舞の音楽が大音響で流れたりするアクシデントがありましたが全体的にはうまく行った気がしました。獅子舞の音楽には参った。Yoshiikiさんがバラードを歌っている最中に「ドン、ドン、ド、ド、ドン」と始まりぶち壊しという感じでした。ホテル側も部屋同士の音の干渉がないかどうかもっと気を使うべきではないでしょうか?

譜面の枚数

2008年05月29日 | 演奏
僕は同じ曲の譜面を3枚用意することにしている。1枚は自分用、もう1枚はベース用、さらに1枚は他の楽器の人用。譜面の枚数でよく困ることがある。いざステージで演奏しようと思ったの譜面の枚数が足らないことがよくある。前回のライブの時に一緒にやった人にあげたりするからだ。譜面はクリアファイルに入れているからパッと見何枚入っているか良くわからない。

もしパッと見て何枚足りないか直ぐわかれば補充するのもスピーディにできる。今はクリアファイルの袋から譜面を取り出し手で数えるしかない。1曲ならまだしもとてもやってられない。

良い方法がないか考えてみた。ありました。袋に入っている譜面が何枚入っているか直ぐわかる方法。通常用意する3枚の譜面に1,2,3と番号を振る。番号を振った順番に重ねてクリアファイルの袋に入れる。クリアファイルから見える番号が袋に入っている枚数ということがわかる。

一緒にやった人に譜面をあげる場合は3番からあげる。演奏が終わったら番号順に重ねてクリアファイルにしまう。1枚あげた場合は袋の中には2と書いた譜面があり、2枚あげた場合袋の中に1と書いた譜面が残る。

クリアファイルをしまう時に必ず番号順に重ねてしまうことさえ守れればうまく行くはずだがどうだろうか?今日から早速実行だあ。

KITAROH 5/23金

2008年05月28日 | 演奏
メンバは榎本拓起(vo)、佐藤克巳(g)、丸山浩二(b)、僕(vo,p)でした。

僕が仕事で8時ぎりぎりに入り充分リハーサルできなかったのが残念。ギターはいつも高橋君ですが今回都合が悪く佐藤さんにギターをお願いしました。

最近、心なしか自分の演奏が印象に残らない。ちょっと前は失敗した時、うまく行った時その時の状況をパッと思い浮べることができるぐらい印象に残ることが多かったのですがどうしてだろう。よくなる前兆なのか悪くなる前兆なのかよくわかりません。もう少し様子を見ようと思います。

この日はお客さんとなんだかんだしゃべり続け気がついたら0時。危うく終電を乗り過ごすところでした。気がついてよかった。

赤坂Joe初ライブ 5/22木

2008年05月27日 | 演奏
メンバーはジョー蒲池(p)、僕](p,vo)でした。

弾き語りとジョー蒲池さんの伴奏で立って歌うスタイルを試してみました。立って歌うのはボーっとしていても口から歌詞が出てくるくらい慣れた曲じゃないと難しいのですが、実際やってみるとやはり難しさを実感しました。

とにかく立って歌える機会を沢山作り慣れるしかありません。それと歌詞を空で覚える曲を増やすこと。道を歩いている時、電車の中色んなところで歌詞を思い出す練習をしていますが急に覚えられることはありません。地道に頑張ります。

ポップスのレパートリー

2008年05月25日 | 演奏
最近ジャズのレパートリーを増やすことが楽しくて、ポップスのほうは忘れ去っている。ポップスの曲は昔、弾き語りで色々歌っていた。方や、ジャズボーカルを歌いだしたのは2,3年前で初心者マークの状態。

ところでポップスを歌うことに関してはジャズに比べると長い歴史がある。最初は、ビートルズ。小学生の頃毎日聴いたお陰で曲の細かいニュアンスまでレコードと同じように歌ってみようと考えるくらい深く聴いた。僕のソウル・ソングはビートルズなんだよね。僕の音楽の根幹の部分にビートルズの根が生えている。そんな感じがします。

それからビリー・ジョエル。メロディの素晴らしさに胸きゅんになり弾き語りを始めるきっかけになった。ソロで弾き語りをするのにキチンとした譜面は要りません。僕の場合はピアノの伴奏は頭にたたきこみ歌詞を見ながら演奏するスタイルで弾き語りを続けていました。

最近、弾き語りで長年演奏してきたポップス曲の譜面作りをしようと思い立った。ソロではなくバンドで弾き語りをする場合が増えているからだ。誰かと一緒に演奏するには譜面は必須です。が、ジャズのレパートリーを増やすのに必死だったのでこちらはついついお留守になってしまう。

そう思って作り上げた譜面はまだ10曲程度です。先は長い。良く歌うポップスは30曲ほどあるでしょうか?曲名を上げるとJust the way you are,We are all alone,Come to me,Desperado,All by myself.....沢山あるなあ。地道に譜面作りを続けたいと思います。

ブルームーン ビバップ・ジャムセッション 5/20火

2008年05月24日 | 演奏
ホストは府川晃一郎(b)、島田和樹(ds)、僕(p)でした。

お客さんは、テナーサックス2名、ピアノ2名、オーディエンス2名でした。段々お客さんが増え始めています。今回は前回に比べ新曲が5曲ほど。前回ほどではありませんでしたがテーマを弾けるようになるようになるのに相当練習が必要でした。

管楽器のメンバーが参加するのは今回初めて。管が入るとセッションの雰囲気まで変わる気がします。皆さん事前に譜面をさらってきて勉強熱心。ビバップのテーマを演奏するのは一苦労ですが僕も含めて皆さん頑張って演奏していました。

どの曲も200ぐらいのテンポで笑顔で演奏できたらかっこいいのにと真剣に思うようになって来ました。まあ練習あるのみです。音楽はこういうところははっきりわかる。面白いぐらい弾ける/弾けないに分かれてしまいます。弾ける人になるには練習あるのみです。


バタン、キュー

2008年05月23日 | 音楽
疲れたなと感じた時はやることがあっても直ぐ寝てしまったりすることがたまにある。自然の摂理というか「バタン、キュー」という感じでしょうか?あれだけやっとけばとか後悔することもあるがあんまり気にしないことにしている。僕はめちゃくちゃ寝つきが良い。フトンに入って5分もしないうちにいびきをかいている。

バタン、キューした次の日はめちゃくちゃなくらい爽快。人間やっぱり休息が必要なんだなと思う。最近ではビバップ・セッションから帰ったらそういう状態だったのでバタン、キューしました。

松実ちほ at フィルイン 5/19月

2008年05月22日 | 演奏
メンバーは松実ちほ(vo)、上田竜弥(b)、YASU(ds)、僕(p,vo)でした。

第1ステージは2曲、弾き語りしました。まだ慣れません。変に力を入れて歌ってしまいます。気持ちの上で歌が遠くに聴こえる感じがするのですが理由は良くわかりません。もうしばらく歌い続けると慣れてくるような気もします。

松実さんとは数回合わせているので少し余裕で伴奏できたかも。ちょっと驚いたのがキーの高さ。「Wrap your troubles in dreams」は僕もレパートリーにしていますがキーはCです。で、松実さんのキーはというと、僕と同じでCなんですよ。普通は女性の場合経験的にFとかGぐらいになります。僕と同じキーなので間違えて違うキーで書かれているのではと心配になってしまいましたが大丈夫でした。笑)


時間が足りない

2008年05月22日 | 音楽
最近感じるのが「時間が足りない。」ということ。ピアノを練習したい(リズム、タッチその他色々)、歌詞を空で歌えるよう覚えたい、レパートリーを増やすため新曲の譜面を作りたい、ファルセットをうまく歌えるよう歌を練習したい....列挙すればドンドン出てくる。

ありがたいのはどれをとっても興味があり面白く感じること。以前は忙しいと感じると段々嫌気がさしてきて結局全部中途半端になり興味が薄れた時点でやらなくなってしまったことが多々あった。今は忙しいと感じても面白くて仕方がない。これはとても幸せなことだ。

文才のある名古屋在住の僕の叔母が言ったとても印象に残っている言葉がある。「忙しいは心を亡くすと書く。忙しい時は注意を払って心を亡くしていないか振り返らないとね。」なかなか良いことを言うなあと感心したので記憶に残っている。

今までも忙しさに身を任せてた後、一段落してほっとした時、振り返ってみると「あれ、こんなはずじゃあなかったのに」と後悔することは経験的に多かったような気がする。心を亡くした時間が長く我に返る時間が短いとそうなってしまうのだろうか?ほっとした時に後悔しないようにうまく知恵を出して乗り切れると理想的。そういうことを意識しながら行動するだけでも多少は違いが出るかもしれません。

ブルームーン ジャムセッション 5/18日

2008年05月20日 | 演奏
ホストは府川晃一郎(b)、吉田正弘(ds)、僕(p)でした。

お客さんはテナーサックス1名、ギター2名、ドラム2名、ピアノ1名、オーディエンス2名でした。

府川さんと音楽談義で盛り上がりました。テーマは演奏する時のタッチ、ダイナミクス、レガートな奏法等のお話。僕の場合昔は音量はリズムが合っていればどんな音量で弾いてもいいと思っていた。最近音量にはTPOがあり場に相応しい音量で弾けるといいとか内容はかなりマニアックかも。

セッションとかライブの回数を重ねてようやく気付くことだからそういう経験がない人には内容は理解できても実感するのは難しいかも。なので、そういう話を他のミュージシャンと話せるようになったこと自体がちょっと嬉しかった。

最近、とにかくタッチを気にしている。課題は200ぐらいの速さでクールにレガートで弾くこと。これがなかなか難しい。レガートでずーっと弾けると変に力が入っていないので指もかろやかに動く気がします。強打するほど自由度が失われます。強打もTPOがあってガンとやる時もあってもいいと思うが、僕の現状の強打は力任せという感じなので改良が必要。変に力が入るから自由度が失われるのかも知れません。

タッチを改良するには時間がかかる。難しいものです。地道にやるしかありませんが頑張ってみようと思います。こういうコダワリは微妙なことなので「それがどうした?気にするな。」という考え方もあります。CDを聴いてみてもエロール・ガーナーとかはレガートであまり弾いていない気がします。でもバッド・パウエルはクールにレガートで弾いています。このコダワリの延長線上に今のピアノをレベルアップできる要素が含まれている気がするのでもうちょっと頑張ってみようと思います。

今回は忘れずに弾き語りで1曲歌いました。曲は「Almost like being love」。ステージの回数は少ないほうですが今回案手して歌えたと思いました。譜面がエンディングを指定していないので修整しようと思います。適当にエンディングしましたが一緒にやっていたメンバーは少しまごついていました。

慣れていない曲は最初はエンディングなしで作ります。何回かステージで色々なエンディングを試すと大抵こうするのが一番いいというパターンが固まってきます。そうしたらエンディングを追加する。最初からエンディングを作ってみる場合もあるけど大抵その通り終わる場合はまれで違うパターンになることが多いので結局作り直すことが殆どです。だから最初から譜面でエンディングの部分は作らないことにしています。

音楽目標1つ達成間近

2008年05月19日 | 演奏
今年の目標の1つに「ジャズのレパートリー80曲越え」というのがある。譜面作りはかなり頑張りもう既に77曲目の譜面が完成。後3曲分作れば目標を達成してしまう。

ハイペースで作った分、練習も欠かさなかった。週末は順番にJ61から順番に毎週歌うことを続けた。やりだした頃は譜面作りがハイペースで練習が追いついていかないもどかしさを感じたが一時的なものだったみたい。

多少力量も上がったのだろうが練習はすこぶる楽しい。こうでなくてはいけないよね。少しずつステージでやってみてレパートリーを広げていこうと思う。

さて、後の3曲を何にするか、思案橋。

As time goes by:Slow swing
映画で歌われる黒人サムの弾き語りをイメージして弾く。

Will you still be mine:Fast swing
マット・デニスの弾き語りが超かっこいい。若い頃真似しようと試みたが力量不足で頓挫。今ならうまくできるようになると思う。

The nearness of you:Ballad
ピアノではよく弾くジョージ・ガーシュインの名バラード。この前バースの譜面を手に入れたのでバース付きで作ってみようと思う。

Look of love:ボサノバ
ダイアナ・クラールのアレンジにちょっと胸きゅんになった。あのイメージでやってみたい。作曲は大好きな、バート・バカラック。

Nature boy:Ballad
僕なりの解釈でアイデアがあるのでその雰囲気で作る。既にDuet用に作った譜面があるので移調すれば出来ちゃうかな。

Mean to me:Slow swing
エラとピーターソンのデュオで若い頃胸きゅんになった曲。

この辺りから3曲選んでみようと思う。


ビバップの曲を覚える

2008年05月18日 | 演奏
まだ熱は冷めず続いています。ブルームーンでビバップ・ジャムセッション(ビバップの曲限定でジャムセッションする)という企画がスタートし一度そのセッションのピアノを手伝ってからがきっかけ。ビバップの場合テーマを弾くのが通常の曲と難易度が別世界ほど違う。さらにテンポを早く演奏することが多いので何となく弾ける程度では歯が立たない。200ぐらいのテンポでスラスラ弾けないと意味がないのである。

とにかくメトロノームと睨めっこし弾けるようになるまで引き続ける。次の日また同じことを繰り返す。通常演奏している速さはまだ慣れていないので数回指慣らしすると弾けるようになるがこれではステージではアウト。5/20火にもビバップ・ジャムセッションが開催されるがピアノのホストは僕が担当することになり現在特訓の真っ最中。

ビバップの曲は有名な曲は少し知ってはいるが殆ど知らないに等しい。今回は4,5曲新曲があり譜面と睨めっこ。ある程度弾けたら次はメトロノームと睨めっこしひたすら繰り返し徐々に速度を上げていく。

この練習で初見の読譜が随分早くなってきた。こういう基本的なところはついつい疎かになっているものだ。こういう機会にばっちり譜面が読めるようになることを期待してしまう。初見の段階で辛いのはフレーズがこうなるだろうと先が読めないこと。ビバップの曲はマニアックそのものでこんな音でいいの?というフレーズの連続。疑心暗鬼になりながら譜面を追っていくとようやく「ああ、こういう曲なんだ。」という輪郭が掴めてくる。後はひたすら繰り返し、速度を上げる。

ジャズを聴き始めた頃ジャズで多用する♭5にアレルギー反応をおこしビバップ系のサウンドが苦手になったことがあった。が、今は大丈夫。人間年を取ると寛容になる。ビバップに対するアレルギーも段々緩和して行き今はまったく大丈夫。

速度を上げる際、注意することが1つ。160で演奏するのと240で演奏するのにまったく同じように演奏するかというとちょっと違う。速度に相応しく音を間引く技というのが必要になる。16分音符の3連など8分音符2つで代用するとか、連続音の8分音符はどこか1箇所省略したりすると速度にぴったりな感じになる。

後、1つ気がついたのがタッチの問題。曲が速くなってもレガートで弾けるかどうかは完成度という面でとても重要。リズムが変わってもテンポが変わっても同じ力で均一にレガートで弾くのは実は非常に難しい。ついつい1音ポンと大きな音になったりする。それを毎日実感中。抑え気味に速いテンポのパッセージを実際に弾けるととてもクールな感じで「おお、ビバップ弾いてるジャン。」と思えてフォルテでガンと弾くのとは違った意味で気持ちいい。

こういう練習のチャンスを与えてくれたベースの府川浩一郎さんに感謝。

実にいい経験をしているなあと思いながら毎日練習を繰り返している。

エルスウェーニョ 5/13火

2008年05月17日 | 演奏
メンバーは古川直(b)、僕(vo,p)でした。

エルスウェーニョはとても歌いやすく感じる空間です。そうすると余裕を持って歌えるのでこう歌ってみよう、ああ歌ってみようと色々試したくなってくる。曲は分割ファイルの3冊目なので慣れている曲は少ないですが囁く、うめく、気張る、吠えるなど色々やってみました。

最近有効だなと思うのが吠えるかな。張りのある声を一点集中で1音だけ無音程の感じで出します。1曲に多くて2,3回。明らかに雰囲気が変わりちょっとLazyな感じが出て好きです。とてもTPOが大事。多用すると「なんじゃ、こいつ。まともに歌えないんじゃないか」と思われてしまう危険と背中合わせの歌い方でしょうか。

前に比べて歌う時の力の入れ方のコツがわかってきたのか音程が安定してきた感じ。以前は歌い始めが力みすぎていたのでしょう。歌い始める時いつも音程がぶれて違和感を覚えていましたがそういうことが少なくなってきました。

ルバートとか歌う時も以前は不安を感じながら歌うので緊張しているのが歌にそのまま出てしまいました。今は普通に歌えるようになり楽しく歌えるようになってきました。ステージを何回か経験したことで少しずつキャリアを積んだ結果できるようになったんだなあと思います。楽しく歌えることは余裕のバロメータですね。

My old flameの譜面を作る

2008年05月16日 | 演奏
「My old flame」はジャズ・スタンダードのバラードの曲でちょっと前にボーカル・セッションに遊びに行った時、歌った人がいて心に残った曲だ。いい曲だなあと思うと段々弾きたくなってくるものだ。

この曲もそうでピアノで遊んでみようとまず伊藤本を取り出し弾いてみた。最初のテーマは弾いてみてなるほどと思えるのだがサビに入ると何か違和感がある。伊藤本はメロディやコードが間違っていることがありこれで覚えるのは危険かもしれないと思い立ち、「Realbook」を覗いてみた。

ヒットしたので印刷してRealbook版で弾いてみる。最初のテーマは伊藤本とどっこいどっこい。サビはかなりコードが違っているが伊藤本と同じように違和感がありやっぱり納得できません。じゃあと言うことで昔買った「306」というジャズ本を探し見てみるとたまたま幸運なことに「My old flame」が載っていた。喜び勇んで「306」版で弾いてみた。しかし、これもサビが何か変。

「何だ、まともな譜面は何処にもないのかよ!」と文句たらたらです。普通はここで嫌になって止めてしまいます。でもこの曲にはとても愛着があります。結局、「306」のメロディを弾いて思い浮かぶ勝手なコードを付け始めている自分に気がついた。「だって、納得できないんだから仕方がない。」のですよ。最終的にサビのコードは随分変えてしまった。

奇天烈なコードではなく自然に納得できるメロディに沿うと思えるコードを付けたつもり。それなのに3つの譜面とも違うところが沢山ある。感じが違うと他のミュージシャンから指摘されそうだが僕にはこれが自然に聴こえるのだから仕方がない。ジャズレパートリーの77番目の譜面がこうして出来上がった。

他にも違和感を感じて中途半端で止めてしまった曲は他にもある。「Sophisticated lady」なんてのもそうだな。これもサビが鬼門。どうも納得が出来ない。