ラッパ吹きの私的つぶやき

沼津交響楽団Tpパートリーダの華麗でも素敵でも詩的でもない私的な音楽的手記。

シベリウスの交響曲第2番

2008年07月28日 20時00分47秒 | クラシック
 いわゆる「シベ2」といわれる、「フィンランディア」「カレリア組曲」と並ぶシベリウス作曲の作品の中で最も有名な曲の一つ。うちの来年の定期がこの曲なのは前述の通り。
 で、この曲の旧版ブライトコプフのスコアに間違いが多いのは周知の通り。聞くところによるとドーヴァーも日楽のスコアも、この旧版ブライトコプフの打ち直しらしく、ちょっと見せていただいたところ似たような違いがちらほら。
 一番大きいのが、音符が抜けていることで、確認できているだけでもトランペットとオーボエにそれぞれ1カ所。捜せばまだあるかもしれないけど。
 ここに違いの一覧を載せようと考えていたんですが、あまりの多さに書ききれなくなって断念。気が向いたらオケのサイトに書こうと考えつつ。

 で。この曲も意外とトランペット泣かせなのも前述の通り。高音でAを当てさせないでくれ、とか。C管を使ってもちょっと指遣いが面倒なところがあるとか。ディナーミクの調整が難しいとか。
 どれだけやれるか分からないけど、久しぶりにトランペットが仕事が出来る曲、出来るだけのことはやらなきゃですね。

 その前に「ラ・ボエーム」全曲をなんとかしなきゃ、ですけどね。

不調。

2008年07月25日 23時05分22秒 | クラシック
 ここに書くんだから楽器のことに決まってるんだけど。
 5月末の定演のあたりから、どうも調子が悪いような気がしている。
 元々そんなに器用な方ではないのだけれど、特に高音の命中率がいまいち。定演の本番はラッパ吹きにとって一番嫌なCロータリィでベト7のAの延ばしとか刻みとか、この辺は全部なんとか失敗しなかったんだけど。
 この頃からまあ、命中率が落ちていたわけですな。指揮者の先生にも「最後は命中率が上がったね」といわれるくらいだから以下略。ここ数年の本番で一番不満な出来。ベト7はアマチュアラッパ吹きには難しすぎる。
 次の曲はシベリウスの2番、例によってD DurなのでAが良く出てくる。そしてピストンなのにさっぱり当たらない。
 そんでもってディナーミクが思うようにいかない。もっと音量差があったと思っていたのに。
 それで何が起きるかというと、pppでAが当たらない、それどころかその下のあたりの音も当たらないという困ったことになるわけで。

 原因はなんとなく分かっている。体に力が入っていることと、ソルフェージュがなってないから頭に音がないということ。端的に言うなら練習不足だということ。
 いや、もう少し吹く時間があればなんて言い訳してても仕方ないし、合奏のときも弦楽器中心になるのはシベリウスだから当たり前だし、けど楽器も唇も冷え切ってより当たらなくなってくるし。
 挙げ句の果てに「命中率が悪い」といわれて、とほほ。
 そんなことでパートを降ろされるのは癪だけど、自分の最近の状況を考えるとどうにも、と思いつつ。
 しばらくすれば落ち着いてくるかな……。

 愚痴でした。