ラッパ吹きの私的つぶやき

沼津交響楽団Tpパートリーダの華麗でも素敵でも詩的でもない私的な音楽的手記。

のだめなこと2

2006年12月26日 01時16分59秒 | Weblog
 そんなわけで。のだめ一段落。オープニングのベト7のラッパのAが低く感じて気持ち悪かったのはわたしだけ?
 つくづくラッパ泣かせのプログラムだなあと。でもやるならベト7は嬉しいかも。吹いても怒られないベートーヴェン。ベト7の冒頭のオーボエがとても某Mさんの音で笑ってしまったり。
 よくできてました。原作もますます読んでみたくなったけど、やっぱりちょっと悔しかったり。
 やっぱり音楽は楽しいものなんですねえ。ほろり。

ブラームスなこと

2006年12月23日 01時11分49秒 | クラシック
 モーツァルトとブラームスは絶対にトランペットが嫌いだったんじゃないかと思う今日この頃。ブラームスの曲にトランペットの聴かせどころといわれても、思いつくのは交響曲第2番の末尾くらい。それだってトロンボーンの方が有名だし。
 モーツァルトの時代はちょうどヴィルトーゾトランペッターが絶滅した時代で、仕方ないのかなあと思われつつ、父親が協奏曲を書いてるのになあと寂しかった今年はモーツァルトイヤー。
 ブラームスのはよく分からないなあ。ヴァーグナへの対抗意識なのか当時のピストンの音がよほど悪かったのか……。まあ確かに現代のトランペットの音は本来のトランペットの音じゃないらしいけど。
 次の定期演奏会はそんな二人の曲を取り上げるプログラム。ホルンはおいしいのです。トロンボーンもおいしいのです。木管は言うに及ばず、ティンパニにも見せ場がある。
 ……トランペットの見せ場はどこなんでしょう。非常に難しくて外すとモロバレの割に当てていても報われない曲。悲劇的とはトランペットのための形容詞ですか。
 トランペット吹きにしか分かってもらえないんだろうなあ。演奏会全編を通じて、下のレとファが出てこなくてラが1音というのが2回続(以下略)
 そんな曲の足をひっぱるのは癪に障るので、今回も苦手な上のAの練習をするのであった。何せうちのロータリは上のAがなぜか非常に苦手だったり。マウスピースを変えてようやくきれいに当たるようになったという……。相性?

 ちなみにその間に来るベートーヴェン、シューマンはトランペットが割と好きだったんじゃないかと推測。シューマンはその前にホルン好きですけどね。さらにいうならシューベルトは論外。
 どうでもいいけどSオケもR☆Sオケもラッパ泣かせのプログラムが続きますね。これがオケラッパの真実?

のだめなこと

2006年12月20日 00時47分41秒 | クラシック
 たまには明るい話題(?)。
 この頃クラシックブームで、その元になっているのがいわゆるのだめ。昔から気にはなっていたのだが、なかなか手を出せないでいるうちに流行ってしまって、今から手を出すとなんだかブームに乗ってるみたいでちょっとむかついてみたり。
 それはとにかく。会社が何とか終わった日には、ドラマを見られるわけですが。つまり、全部見られているわけではないのですが。
 見ていると、よくできているなあとつくづく思ったりする。出てくる人間は変なやつばかりだけど、一番重要な音楽部分に嘘が全くない。曰く、オーボエの指まであっているらしい。流石茂木さん。つくづく感心。やっぱり本物がいちばんやね。
 いや、よくあった音楽青春ものって、どうにもネタの域を出ない演出があったりなんたりかんたりで、知ってる人間が見ると引いてしまう部分があったり。具体名は挙げませんが。実際に演奏してるなんていうならそんな高音出るかいな、とか。いやわかんないけど。
 さすがにピアノの演奏の質までは明るくないですが、つまらない人間はつまらない演奏をしている気がしたり、それもさすがだなあと。
 そんなわけで、ドラマは大いに誇張しているらしいですが、原作も改めてきちんと読んでみたいと思ってみたり。うちのオケの人も大絶賛してることだし。
 そんなこんなで来週は最終回。たぶん見るかな。DVD出たら買うかも。買わないかも。主に資金面の問題で。