RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護

2011-03-03 23:54:24 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2011年1月18日から2011年3月6日。


名前が堅苦しいです。
教科書か資料集の見出しみたいです。
平山郁夫は楽しみだけど、
文化財保護って一体何の展示??
と複雑な気持ちで会場へ。


いつも以上に会場作り込まれています。
シルクロードをイメージしたセットにちょっと感心しつつ。
というよりめちゃくちゃテンション上がります
期待膨らむ~

さっそく、シルクロードの旅に出発です


今回、2部構成。
1部は「文化財の保護と継承 ー仏教伝来の道」
平山郁夫の文化財保護活動に焦点をあて、作品が展示されています。
仏教の文化財だらけです。
まずは取材の様子を収めた写真が。
かなりいろいろなところへ行かれてるんですね。
エジプトのムバラク前大統領と写ってる写真なんかも。

一番印象的、と言っても過言ではない作品はバーミアンの石仏を描いたもの。

タリバン政権がバーミアンの石像を破壊してからもう10年近く経つんですね。

右側に在りし日の石仏を描いた
「バーミアン大石仏を偲ぶ」
左側には
「破壊されたバーミアン大石仏」
が展示されています。

平山郁夫が初めてバーミアンを訪れた際には、すでに大石仏の顔はなかったそうです。
ですが、右側の作品では、しっかりとした大石仏の体は残っています。
そしてタリバン政権による石仏の破壊。
左側の作品はかつて大石仏であっただろう石が足元に積もっている作品。
やりきれなさの漂う作品です

2つを並べて展示しているところに文化財を守るということについて色々考えさせられます。

ここで思い出されたのがムバラク前大統領との写真。
反大統領派の大規模デモの最中、何者かによって考古学博物館からツタンカーメン王の副葬品なとが盗難された話は記憶に新しい。
これらが無事に修復されること、なくなったものは戻ってくることを祈るばかりです。

人だかりがすごかったのは
「アンコールワットの月」
もう、ぞくっときます。
一度は行きたい。
常々思います。


そして、第2部。
「文化財保護活動の結実 ー「大唐西城壁画」」
今回の目玉です。
20年の歳月をかけ描き、その文化財保護活動の集大成とも言える本作。
奉納先の薬師寺以外での展示は初めてです。

いよいよご対面~

あ…れ……。
これ。

見たことある……。

去年、奈良行ったときに見た!!
薬師寺行ったら、たまたま公開のタイミングと重なって。
これ、今見なかったらいつ見るんだー!!と。
なんか、チラシ見たときに似てると思ったけど。
似てるに決まってるよ。
同じだもん(笑)
久々の再会です。

チラシにも使われている「明けゆく長安大雁塔・中国」が出迎えてくれます。
大きい。
薬師寺で見たときより近くに見れるのも嬉しい。


平山郁夫の文化財保護活動に対する思い、
またそれを伝えんとする作品の壮大さに胸いっぱいな展示です


私、この展示2回見に行きました。


おまけに。
建設中のスカイツリー見えます




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