RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

お菓子好き。F1好き。
美術館行くの大好き。
買い物も大好き。
休日に全力で生きるOLの日記(笑)

能面と能装束 -神と幽玄のかたち-

2011-12-02 21:30:00 | 美術
見てきました

三井記念美術館

会期は2011年11月23日から2012年1月29日。

『能』
日本の伝統芸能の一つですが。
残念ながら私は見たことがありません。
一度見てみたい。
演目は"道成寺"で。
それとも初心者ならこれを見たほうがいいよ、って演目とかあるのかな。
あと、オペラ"トゥーランドット"も見てみたい。
劇団四季の"オペラ座の怪人"も見たい。
毎年1回は生で舞台を!!って決めているんだけど。
来年は何を見ようかなぁ。
本当は年1回といわず月1ぐらいで見たいけど。
お値段とかあるので頻繁には見れないのです。
1年に1度ってことにしたら楽しみにもなるしね
色々見て見識を広げていきたい。

さて、話がそれましたが。
タイトルどおり、能面と能装束が展示されています。
最初の展示室には能にまつわるものが。
鼓とか謡本。
「御所車夕顔蒔絵大鼓胴」
美しいです。
夕顔の絡まるような模様も素敵。
鼓の皮の部分は10回程度で新しいものに変えるそうです。
謡本「実盛」
装丁が美しい。
使っている紙もやっぱりいいものなんだろうなーと。

さて、次のお部屋からは能面ずらり。
ガラスケースの中に黒い台。
そこに掛けられた能面たち。
ちょっと幻想的でいつもと違った雰囲気にドキリ。
"ファントム!??"
あながち間違いではないけれど、なんでこんな感想がぽっと出てくるんでしょうか。
なんか、悲しいよ。
もっと知的な感想がね……。

まずは神事の面ということで翁から。
その後、尉面。鬼神面。男面。
面の名前がいちいちかっこいいです(笑)
特に幽玄のかたちとして紹介されている、三日月とか怪士(あやかし)とか。
夢幻の世界を去来するものにはぴったりに感じます。

次の部屋は女面。
若い女性を代表する小面からはじまり、孫次郎、老女。
泥眼からは目に金泥が入り、この世のものではなくなってきます。
そして、般若になり、蛇になる。
蛇ともなると迫力満点です。
大きく見開いた目、口。
ギラギラした目で見つめられたら石になるでしょう。
(それはメデューサ……)
角が生えているのって般若などの女性の面だけだそうです。
思い返すとなるほど。
蛇の面は先程私が見たいとあげた"道成寺"で使われるそうです。
恋した清姫が安珍を追い蛇になる。
"安珍・清姫伝説"ですが。
相手を焼き殺すほどの愛情ってどんなものでしょう。
あれさ、毎回思うけどただ焼いているんじゃない、蒸し焼きだよ。
しかも清姫の一方的な片思い。
恋は盲目で猛毒です。

最後には能装束が。
色鮮やかで豪華絢爛といった雰囲気。
役によって身につけるものがちがうそうなので、覚えられるか……。

能に詳しかったらきっともっとおもしろかっただろうな~。
でも、ぼけーと見ていても能面の表情の違いとかおもしろかったです。
今、出品リストを見返すと"重要文化財"とほぼ全ての作品に書かれてる……。
もっとちゃんと勉強してから見ればよかった!!
ただ、いつもとはちょっと違う、非日常な雅な世界を覗いたことが楽しくて。
今年こそ能を見に行こう!!



ブログランキングよかったらお願いします


最新の画像もっと見る

コメントを投稿