RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

2012-10-27 21:30:00 | 美術
見てきました

国立新美術館

会期は2012年月日から2012年月日。

「ようこそ、わが宮殿へ」

ずっと招待されていましたが。
や~っと行ってきました!!
今回、聞くうわさ聞くうわさ全てがかなりよく。。
期待していきました
そして、期待通りでした
というより、期待以上でした
すっご~く楽しかった!!
また行きたい

以上。

とはいかないので。
見てきた興奮を忘れないうちに書き留めなければ。

まず、"リヒテンシュタイン"についてですが。
12世紀にはすでにその名が歴史に登場するオーストリアの名門貴族リヒテンシュタイン家。
ハプスブルク家の重臣として1608年に「侯」の爵位を受け、1719年にリヒテンシュタイン侯国の元首となりました。
検索したら「リヒテンシュタイン公国」がでてきて。
うん、今もある国なんですね……
知らなかった。。
西ヨーロッパの中央部に位置する立憲君主制国家。
スイスとオーストリアに囲まれていて、非武装中立政策をとっています。
EFTA(欧州自由貿易連合)加盟国で、タックスヘイブンの地域としても有名です。
リヒテンシュタイン公国は世界で6番目に小さい国、ととても小規模な国家ですが、リヒテンシュタイン家が国外に持つ所有地は公国の何倍もの面積にもなるそう。
リヒテンシュタイン家は、芸術庇護を家訓としてヨーロッパ美術の名品を収集。
その数今では3万点。
英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションです。
今回はそこから139点の展示です。

もうね、本当に行ってよかった
あんな作品たち二度と見れないと思う。
展示方法もすばらしかった。
作品を如何にして美しく魅力的に見せるか、という点まで考えられていることが伝わってきました。
特に素晴らしかったのが"バロック・サロン"
侯爵家の華やかな雰囲気が伝わってきます。
豪華な調度品、巨大なタペストリー、そして今回の目玉。
天井画。
日本の美術展史上初
もうこの空間が素晴らしくって、入った瞬間から出るときまでため息。
この部屋に入ったとき、「この展示、見に来てよかった~」と

そして、こちらも目玉。
世界屈指のルーベンス・コレクションからは、10点が来日。
愛娘を描いた「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」は今回のポスターにも使われているので駅などで見かけた方も多いのでは。

利発そうな表情です。
モデルになったときは5歳。
その7年後、12歳で彼女が亡くなってしまった、という話を知ってショック。。
この後はルーベンスだらけ。
大作も多く、近づいたり離れたり、見上げてみたり。
日本でここまで大きな作品に取り囲まれる展示ってなかなかない。
臨場感があって、日本なのに日本の美術展ではないような錯覚に。

「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女 2歳の肖像」
今回の展示の癒されランキング、ぶっちぎりで1位
ばら色でぷっくりとした頬、くるくるの髪の毛。
人形を手に寝ている少女が描かれています。
よく「子どもは天使」とか言う人いるけど。
そんなものが存在するのなら、これ以上に当てはまるものはない!!
かわいすぎる。
最後のこの作品で顔がにやけてしまう……

どの作品もレベルが高すぎて、印象に残るものばかりで会場をでるときには感動で胸がいっぱい。
一つ一つの作品がとにかく輝いていて、眩しかった。
何年か経っても、「2012年のリヒテンシュタイン展よかったよね」と話題にできる。
本当に質の高い展示でした。
今見れる展示の中で、一番のおすすめです



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