RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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大倉コレクションの精華1 - 中世・近世の絵画-

2013-04-10 21:30:00 | 美術
見てきました

大倉集古館

会期は2013年4月6日から2013年5月26日。

今回は大倉集古館所蔵品の中から、日本の中世・近世の絵画が中心の展示です。
仏画あり、狩野派あり、琳派あり、文人画ありと様々な分野の作品が展示されています。

まず素敵だ~と思ったのは、宗達派の「扇面流図」
煌びやかで目を惹く作品。
扇の形の中に書き込まれた作品も、背景の屏風もとても美しいです。

椿椿山の「蘭竹図」もよかった。
金地に墨で描かれた竹の力強くもありながら、しなやかで繊細な様が濃淡で見事に表現されていました。
椅子に座って、しばし見入ってしまった作品。

変り種は「虫太平記絵巻」
太平記といえば、南北朝時代を舞台とした軍記物語。
登場人物が虫、、というか頭に虫を乗っけているというなんとも気持ち悪いもの。
かたつむりとか、かまきりとか蜘蛛とか。
これを描いた人にどういった心境で描いたのか、そもそもなぜこんなものを思いついたのか、問い詰めたい作品(笑)

注目は国宝の「随身庭騎絵巻」
随身とは貴族が外出する際に警護にあたった近衛府の官人。
ボディガードとかSPのことです。
ボディガードですもの、屈強な人物がいいよね、と思いきや。
身の安全を守るだけではなく、騎馬の腕前があり、教養があり、和歌なんかもすらすらと詠んじゃう、、、
そういった人が一流の随身だったとか。
そして(私的に)一番重要なのが "イケメンである" ということ。
うぅ、、、求められるレベルが高い。
でも、どうせならイケメンに守られたいよね、うん。
この絵巻物に描かれている随身9人は実在した人とのこと。
ってわけで、イケメンどこ??
この絵巻物の中に見当たらないんだけど。。
みんなずんぐりむっくりに見えるのです。
今と昔で美の定義が違うことは分かっているけど。
それにしてもひどい。。。



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