RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

特別展 写楽

2011-06-02 22:00:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館 平成館

会期は2011年5月1日から2011年6月12日。

震災の影響で会期は予定より後ろ倒しに。
また当初予定されていた作品が展示されない……
ま、いつも通りか、と思っていたら以外と海外から来ていました
ありがとう
ホノルル美術館から来た作品、ガラスケースに入ってる率高いって思ったのは気のせいなのか(笑)

ドイツの美術研究家ユリウス・クルトはレンブラント、ベラスケスと並び世界三大肖像画家と激賞。

ある日突然豪華な役者大首絵を発表し一躍人気絵師に。
にも関わらず忽然と姿を消した写楽。
生涯不明で「謎の絵師」とも呼ばれ、そのミステリアスな存在感で今なお惹き付ける写楽ですが。
やっぱり作品ですよ

今回は写楽のミステリアスな面を敢えて(!??)抑えて、
絵師としての写楽が分かりやすく展示されていました。
写楽の作品が世界中から集められほぼ全てが見られるというのもすばらしい

写楽の活動は約10ヶ月。
約145点の錦絵を出版しました。
「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
お馴染みの作品はデビュー時に発表されたもの。
迫力あるー!!
突然、こんなの見せられたら
「えっ!??誰??次の作品は??」
となるわけですよ。
ただ勢いがあったのは最初だけ。
だんだんデビュー時の迫力がなくなっていっちゃうんです
そしてそのまま消えていく……

会場、すごく人が多かったのですが、後半はいい感じにばらけてました。
やはりお馴染みの作品が前半に多いってことも影響してるんでしょうか。
写楽作品の後半って見たことなかったのでそれはそれでおもしろかった。
こんなの描いてたんだなーって。

最初と最後で作風が違うから別人が描いていたのでは、
などこれまたミステリアスエピソード。

こうゆうのは知りたい反面、謎のままがいつまでも楽しいと思ってしまう。
「写楽の招待は江戸、日本橋に住んでいた山田さんです」
とか言われたら、
そーなんだ、としか思わないだろうし。
現在、斎藤十郎兵衛説が有力だそうですが、候補として、
歌川豊国、葛飾北斎、喜多川歌麿、司馬江漢、谷文晁、円山応挙などの画家から作家の十返舎一九まで……。
多すぎっ!!


純粋に写楽を楽しめる、最高の展示でした
今年の上位、くるかもね!!



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