RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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毛利家の至宝 大名文化の精粋

2012-05-24 21:30:00 | 美術
見てきました

サントリー美術館

会期は2012年4月14日から2012年5月27日。

今回の展示は
「毛利家の至宝 大名文化の精粋
国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開」
というタイトルになっております。

楽しみで楽しみで
作品が国宝になっている画家って雪舟以外には
狩野永徳、長谷川等伯、円山応挙、与謝蕪村、渡辺崋山、、、
って何人かは名前があがるのですが。
国宝登録件数、一番多いのって雪舟じゃないかな。
そんな気がする。
国宝見れるってだけでテンション上がる不思議。

さて。
雪舟も楽しみですが、毛利家の至宝です。
毛利家といえば毛利元就。
安芸の小規模な領土から中国地方のほぼ全域を支配化に置くまでに勢力拡大。
用意周到で合理的な策略や駆け引きは「戦国最高の知将」とまで評されるように。
毛利博物館は国宝4件、重文9件を含む約2万点もの毛利家縁の品を所蔵していますが、今回、そこから約130点の展示です。

さっそくメインについて。
雪舟の「四季山水図」は毛利家で永く大切にされてきたもの。
雪舟の代表作であり、日本絵画史上の傑作のひとつとされています。
16mもの画面に四季の移ろいが描かれています。
長い巻物作品、といったら「清明上河図」を思い出しましたが、こちらは並ぶこともなくスムーズに見れました。
とにかく、圧倒されます。
力強い山水があるかと思えば、海原などが繊細な筆遣いで描かれている。
さすが、毛利家。
持っているものが違いすぎます。

さて。
これを見たらだいぶ満足してしまったのですが。

まだまだお宝続きでした。

毛利元就や毛利輝元などの甲冑武具や肖像画は、教科書で見たことある!!ってなるものばかり。
元就の息子、隆元が描いた「枇杷に鷹図」
素晴らしい描写力です。
自画像もありましたが、かなりの腕。
毛利家の歴代の中でも画力に秀でてた人だったようですが、本当に素晴らしかった。

さらにさらに、「古今和歌集」「史記呂后本紀第九」など教科書で出てきた貴重な典籍も所蔵。
元就の詠んだ連歌などもあり、戦国時代といえども雅な文化があったんだなーと。
座敷を飾る絵画たちも豪華すぎて、家にあったら卒倒しそうです。
毛利家の美意識、レベル高すぎ!!

最後、
「毛利家と江戸麻布屋敷 近世から現代へ」
ミッドタウンのあるあたり。
江戸時代は長州藩毛利家の下屋敷があったとのこと。
ミッドタウン建設の際に発見された遺物なども展示されていました。

とても楽しい展示でした。
そして、雪舟。
やっぱりと言うかなんと言うか。
これ見れただけで行った価値あります。
あぁ、毛利美術館ありがとう



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