RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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胸中の山水 細川護熙 油彩と書、茶陶の世界

2011-11-01 23:30:00 | 美術
見てきました

菊池寛実記念 智美術館

会期は2011年10月9日から2012年1月9日。

細川護熙氏……
どこかで聞いたことあるよな~、と。
永青文庫の理事長さんです。
肥後熊本藩主だった肥後細川家の第18代当主。
「細川家の至宝展」見に行きました。
最近だと、羽田空港内のディスカバリーミュージアム
ここは永青文庫の所蔵品を貸し出しているのです。
そして第79代内閣総理大臣でもあります。
細川連立内閣ってよく聞く、あの細川。
当時8歳とか9歳か、私。
1998年、還暦を機に政界を引退。
引退後は神奈川県湯河原町の「不東庵」に居を移し、作陶や書にいそしんでいるそうです。

今回の展覧会のタイトル「胸中の山水」は細川氏が若い頃から愛唱してきた漢詩の世界のこと。
作陶は10年ほど前からされているそうですが、油彩は2009年から。
今回はその油彩が初めて美術館において本格的に展示されるとのことです。

最初っからやられました。
東日本大震災の被災地を訪れ感じたことを描いたという「鎮魂」
油彩2年でこんなにできるのか、と。
ごめんなさい、正直
"まぁ、引退後の趣味程度だろうな~"
って気持ちで見に行きました。
趣味の域を超えて芸術でした。
色味を抑えて描かれた壊れた町並みは胸に迫るものがあります。

「山水寒山」
展示の仕方もすっごく素敵でしたが。
もう、こうゆうの大好き。
銀箔に油彩で静かなる景色が。
ちょっと琳派っぽいかな。
遠くから見ても輝いていてとにかく素敵でした。

私は漢詩などまったく分からないのですが。
佇む空気と壮大な時間の流れが伝わってきて漢詩の世界を伝えています。

と、いうか。
油彩はとにかく私が好きな感じのテーマだったり、色使いだったり。
私はこれからも見に行き続けるんだろうな~と。

小さいころから漢詩や論語にたしなみ、、、
ってどこの平安貴族だよ!!って思いましたが。
関ヶ原の戦いなどで活躍した戦国大名・細川幽斎の子孫。
世が世ならお殿様です。
その世界観と表現力にはただひたすら感心するばかり。
色眼鏡なしに見ても表現された世界は素晴らしく、楽しい展示でした。



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