RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳

2011-06-16 22:00:00 | 美術
見てきました

太田記念美術館

会期は2011年6月1日から6月29日と7月1日から7月29日。
前期と後期に分かれ、ほぼ全ての作品が入れ替えです。
今回は前期。
武者絵や妖怪画からなる【豪快なる武者と妖怪】でございます。

今年、2011年は。
江戸時代後期を代表する浮世絵師、歌川国芳(1797-1861)
が亡くなって150年です。
おめでとー!!
ってあれ!??
まぁ、記念すべき年なのです。


さて。
江戸時代後期……
幕府の財政は切迫。世情は不安定。
社会は閉塞した状況でした。
うん。いつの時代も似たようなもんですね。
不安定さでは現代の勝ちってとこかな★

そんな状況を打破すべく、
パワフルな武者絵やユーモラスな戯画を描いて大衆の人気を集めたのが国芳。
浮世絵といえば「東海道五十三次」などが思い浮かぶのですが。
最近、写楽も見てきた。
ボストン美術館のコレクションも見てきた。
ああゆうかんじじゃないんです。
役者や看板娘が描かれている情緒溢れる……ではないんです。
思っていたのとまったく違う「浮世絵」が。
「破天荒」って言葉が似合うんです。

人物下絵図巻は5m近くにおよぶ人物デッサン。
ところ狭し、ぎっしりと人物が描かれていて。
こんなところからも凄まじいパワーが。

着物の柄のデザインなんかもありました。
気になったのはドクロ柄の着物!!
でも、よく見ると猫が集まってドクロの模様になっているのです。
かわいらしい猫と恐ろしいドクロ、
対極のものを上手く組み合わせているところが、さすがと言わざるをえない。

パワー溢れる作品だらけ。
圧倒されます。
そして人も多くて。
とにかく作品からのパワーと人の混雑っぷりからかなり疲れます(笑)

そして最初と最後に何点か国芳の肖像があるのですが。
キャプションに面白いことが。
「平面顔でひらひらってあだ名だった……」

ひらひら!!
なんてあだ名だよ!!

今後、私もひらひらって呼ぼう(笑)

後期は戯画や洋風画からなる【遊び心と西洋の風】
こっちもおもしろそう。
てか、こっちのほうが「ザ・ひらひら」って作品が見れると思う。
会期が1ヶ月弱と短いのでお早めに。



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