高原ロッジの落葉松の黄葉を見せたくて、東京からの友人2人と出かけた。その前に少し遠回りになるが、川上村の知人に約束していたヒイラギナンテンを届けて行くことにした。途中、道路標識に「信州峠」が出ていたので知人宅で聞いてみると、信州峠から増富温泉に出られるという。今頃瑞垣山の恩賜林の紅葉がきれいだともいわれて、予定を変えて信州峠~増富温泉に向かうことにした。友人の1人が、昔何かで信州峠からみた富士山がきれいだったと書いてあったのを思い出したと言う。私は「峠」にロマンを感じているので信州峠も気になっていたが峠はあっけなく過ぎて瑞垣山に向かった。金峰山の隣に見えるこの山は岩が切り立った変わった形をしている。林を抜けて植樹祭があった広場に出ると目の前に切り立った瑞垣山が姿を見せて3人で思わず声を上げた。ちょうど西日が当たって紅葉と常緑樹の緑と岩肌の色合いが何ともいえず美しかった。増富温泉に向かう道中も川沿いの木々の紅葉が美しく、奥入瀬に行かなくてもいいね~などと勝手なことを言いながら秋の日を楽しんだ。
「挽歌」は昭和32年に製作された映画で、いつも雨が降っているような白黒の画面だった。久我美子・高峰三枝子・森雅之・石浜朗・浦辺粂子懐かしい人たちだった。
「ダンシング・チャップリン」はこの映画の出来るまでの過程と二部で構成されていて、才能ある人たちはなんてすごいんだろうと思った。周防監督、振付のローラン・プティ、バレエダンサーのルイジ・ボニーノ、草刈民代・・・・・・・。監督がチャップリンのお墓を訪ねたりチャップリンの四男の父親の思い出などがあって、チャップリンが身近に感じられた。最後に撮影場所に「清里丘の公園」と出てきてびっくり。
「女系家族」は昭和38年製作、山崎豊子原作の船場のお話。中村鴈治郎の大番頭がやはりうまく、北林谷栄が鴈治郎の愛人役でこんな役もやっていたんだと今までのイメージと違っていた。カラー映画はいつごろからだったか覚えていないが、この映画はカラーだった。
朝、家の中の温度計は10度、紅葉し始めたツリバナが急に赤く色ずいてきた。6月の終わりにやってきたヤマボウシも紅葉しはじめた。植えかえたばかりのせいか少し元気なくあまりきれいには色ずいていない。一気に秋がやってきた。昨日はニセアカシヤの木に脚立を立てかけて、しがみついて枝を切った。彼岸花やバラが日陰になって気になっていた。家の中より外のほうが暖かく気持ちの良い日だった。彼岸花が16本も咲いた。もっと咲かせて絨毯まで行かなくともマットぐらいにはしたいと思う。
今年の緑のカーテンも失敗だった。去年よその畑の花豆が緑の葉をいっぱいにつけていたので、これだと思って今年は花豆を緑のカーテンにしたのだが、やはりすかすかでカーテンにはならなかった。それでも豆のさやが出来て開けてみると綺麗な マーブル模様の可愛い豆が2個入っていた。