どこかでミミの鳴く声がするのでまた閉じ込めたかと思って見ると、小鳥をくわえたミミが変な声で鳴いていた。びっくりして「ミミ！だめだめ離しなさい」と追いかけたがくわえたまま外に行ってしまった。こういう時は叱ってはだめで褒めてやるんだと聞いたことがあったが、とても褒めることなどできない。でもミミがはじめて獲物をとってきた記念すべきことなんだろう。ムムもよく小鳥やモグラやネズミを取ってきていた。納戸を片づけていると干からびたモグラが出てきたりした。そう言えばムムはビッケが死んでからは一度も捕ってきていない。ムムもミミも捕まえてくる小鳥はなぜかヤマガラばかりだ。次の日餌入れのそばに黒いモグラの死体が置いてあった。もう～ミミったら…・
夏には見学者が１万人を超えた映画「西の魔女が死んだ」のロケセットのおばあちゃんの家（西の魔女の家）に行ってきた。近くなのになかなか行けないもので、お客様が行きたいといわれて送って行ったついでに一緒に見学。ロケ用に建てられたので、たくさんの人が中に入る構造になっていないとのことで外からら覗いてみるだけなのだ。映画を見ていない私にはピンとこなかったがお庭も含めて懐かしい部分と住んでみたいと思える家であった。清泉寮と道路を隔てて少し奥に入ったところにあるのだが、ミューと標高が３５０ｍほど違うので、顔や手が冷たくてとても寒かった。夏仕様にしか作ってないので１月４日までの公開で、後は屋根や窓を覆って冬ごもりに入るそうだ。今朝は真っ白に雪、何時頃から降ったのだろう。
月夜に狐が美しく谷口牧場の柵を飛び越えるのを見た人の話を聞いてキツネに会いたいと思っていた。この間高根町の市営グランドの上の抜け道を通っていたら目の前を狐が横切って行った。犬よりほっそりとしてしっぽが長く太かった。そしてまた２～３日前は泉ラインを通っていたら遠慮がちに鹿と思われるのが１頭、前を横切るところだった。車を止めて観ていたらこちらを見て林の中に消えた。色がグレーぽく日本鹿より胴体が太かったのでカモシカと思う。１０月には吐龍の滝から大泉に抜ける道で、水を飲みに行くまだ子供と思われる日本鹿５頭にもあった。人間以外に自然の中で生きている動物に会うとうれしく元気になる。地球の上にみんなで生きているんだよねという気分になる。シカやイノシシに農作物を食べられたりして困っている人たちもいるが、なんとかうまく共存していきたい。いつか月夜に狐が牧場の柵を越える姿が見たいものと思っている。