似非フリークライマーのクライミング日記

いつまで経っても上手くならない管理人のクライミング日記を綴る。

術後4年

2023年05月04日 | 怪我
毎年GWを迎えると、膝の手術を受けたことを思い出します。
2018年9月にジムで膝を故障。そのシーズンは御前岩でだましだまし登っていたのですが、半年経っても治る兆しがなく、病院へ行ってMRIで膝を撮影したら、専門医を紹介され、あれよあれよという間に手術が決まり、平成最後の日に人生初の手術を受けたのでした。

あれから4年の月日が経ちました。
膝の状態は、受傷前の健常な状態を100点とすると、現在は70点くらいでしょうか?メスを入れた膝は残念ながら完全に治らないです。半月板を切除した影響が大きいと個人的には感じています。しかし、クライミングでは、5.13台の課題をトライできているのだから、良しと考えなければいけませんね。

2023年はハイキングを復活させようと考えています。先日、リハビリとして、正丸峠〜伊豆ヶ岳〜子の権現を歩いてみたのですが、やはり無理のできる膝ではないことを痛感しました。膝に痛みを覚えることはありません。しかし、違和感を覚え、重たい荷物で連日の登下降を続けると、間違いなく壊れるだろうと確信しました。
まずは日帰り装備で1日をフル活動できるくらいにまで筋力をつけるところからスタートですね。関東近郊の日帰りの山でリハビリに励もうと思います。

最後に膝に違和感を覚えている方へ。
膝の怪我は甘くみない方が良いです。MRIで半月板や靭帯の確認を速やかにした方が良いですよ。足腰の故障は健康寿命を確実に削り取っていきます。健康に長生きをしたいならば、放置せずに、病院へ行きましょう。

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術後2年

2021年06月10日 | 怪我
気が付けば、膝の手術を受け、2年が経っていました。平成最後の日に手術。令和が始まっても、しばらく入院生活が続いたことを懐かしく思い出します。
術後4ヶ月くらいまでは、膝に溜まった水が退かず、リハビリが思うように進みませんでしたが、水が退いてからは膝の回復は順調でした。しかし、コロナによる緊急事態宣言が余計でしたね。折角、動くようになってきた膝は、在宅勤務により、固くなってしまい、その後、低調な状態が続いている。
最近は、これ以上に膝の状態は良くならないだろうと諦め、現状を受け入れている。再建した前十字靭帯よりも、ズタボロで半分近く切除した半月板の影響が大きいと感じている。
「たら」、「れば」を言ったらキリがないが、今、思い返せば、完全に膝が破綻する前に、その予兆を感じていた。その時に適切な処置を行っていれば、違った結果になっていたのかもしれない。
膝に違和感を覚える、クライマーの皆さん。膝は本当に大切にした方が良いですよ!

梅雨入り間近となり、クライミングシーズンは終了です。今年はハイキングを少しずつ再開し、足の筋力を取り戻していこうと思っています。いきなり負荷を上げると、膝が悲鳴を上げてしまうので、少しずつ歩く距離、高低差を長く、大きくしていきたい。長期的な視野で筋力回復を図っていこう。

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術後1年7ヶ月経過

2020年12月10日 | 怪我
再建術後1年7ヶ月、抜釘手術後5ヶ月が過ぎました。
リハビリ期間も終了し、病院通いから解放されました。一応、1月に抜釘手術半年後の経過観察の診察が予定されていて、正式には来月で完全卒業になるのではないかと思っています。

怪我前の状態を100点とし、現在の状態を点数付けするとしたら…。
日常生活 70点
クライミング 50点
山登り 未知数
こんな感じでしょうか?

日常生活では大きな不便を感じていません。ただ、機敏な動きには怖さを感じます。階段を小走りで降りるという行為。例えば、駆け込み乗車するような行動はとても行う気がおきません。そして、正座も厳しい。膝が温まった状態でゆっくりと曲げていけばできますが、膝に窮屈感を覚え、長時間はできません。正座をして洗濯物をたたむという行為がとても難しいのです。膝の柔軟性を取り戻せていないのです。

クライミングに関しては、今までも書いていますが、『できないムーブ』が幾つかあります。『できないムーブ』を求められる課題に直面すると、もはや敗退するしかありません。ハイステップで乗り込んでいくムーブは禁忌ですね…。ボルダーも厳禁。終了点から飛び降りる行為は自殺行為です。最近のジムはライン設定が多く、終了点から降りることが難しいため、ボルダー専門のジムには積極的に行けなくなりました。

山登りは未知数です。現状では、外岩クライミングのアプローチがギリギリという感じ。長時間の山歩きを試したいという気持ちが沸き上がってきません。こちらは軽い荷物で3~4時間程度のハイキングからスタートして、どこまでできるのかを確認しながらステップアップかな…。テント担いで、縦走できるようにまで取り戻したいけど、難しいでしょうね。

前十字靭帯の再建よりも、半月板損傷による後遺症に苦しんでいる感じです。足腰は日常生活を送る上で重要なパーツです。足腰が弱れば、あっという間に寝たきりになってしまいますので、老後のことを考えると、無理ができません。
クライミングは関節に高負荷のかかるスポーツですので、コンディショニングをしっかりして登ることを強くお奨めします。

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術後1年5ヶ月 まだまだリハビリは続く!

2020年09月28日 | 怪我
抜釘手術から2.5ヶ月経ちました。
8月までは危険物の勉強が忙しく、リハビリが疎かになっていたのですが、9月からはリハビリをメインにして、4日間/週で筋トレを実施しました。そのお陰もあり、先月までは膝が暖まるまで膝に覚えていた痛みが随分と軽減しました。しかし、ハイキング等で長い山道の下りでは膝を痛める予感がプンプンしますので、まだまだという感じかな。膝への負担を軽減するためには筋力の回復が欠かせません。大腿四頭筋と半腱様筋の衰えが著しいため、スクワットをベースに一生懸命筋トレを実施しています。筋トレだけではモチベーションを維持できないので、ランニングマシーンや自転車を使って、有酸素運動も同時に実施しています。
自転車で負荷を上げてトレーニングするのが自分に合っているのですが、会社のトレーニングジムにはエアロバイクがなく、週末、市のトレーニング施設に出向いて、一生懸命に自転車を漕いでいる。市の施設は安くて良いね!
クライミングは基本的に土曜日にグラビティで登るだけですが、徐々に感覚を取り戻し始め、屋内で5.12+~5.13-クラスのルートを登れるようになってきました。現状、持久力の落ち込みが激しいので、5.12台の課題を中心に、何度も何度も登り直して、持久力の回復を図っています。ただ、正直、週1回のクライミングでは現状維持がやっと。平日の夜にジムへ行きたいと感じつつも、今はリハビリを優先させています。
9月は季節が秋へと移ろい、10月からはいよいよクライミングシーズンの始まりです。土曜日に外岩、日曜日にライトなハイキングで筋力トレーニングという感じで週末を過ごし、週中の夜にジムへ行ければ良いなと思っています。

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術後1年4ヶ月 足踏み状態

2020年08月28日 | 怪我
抜釘手術から1.5ヶ月が経ちました。
膝の腫れはなく、見た目は良い感じなのですが、膝が暖まるまでの間、膝に荷重がかかると弱い痛みと違和感を覚えます。お皿の動きが鈍いらしく、現在、筋トレに励み、積極的に膝を動かしています。そして、再発防止を目的に、股関節、骨盤の可動域を改善させるためのストレッチにも励んでいます。

クライミングは8月から再開。ボルダリングを避け、リードクライミングでのんびりと楽しんでいます。極端に膝の屈曲を求められなければ、違和感なく、登れますが、ハイステップで乗り込むムーブや膝を屈曲させつつ、股関節を開いて、腰を壁に寄せる動きをするのは難しいです。

8月中旬までは様子見でクライミングを週一に留めています。難しい課題を根詰めると膝への負担が大きくなってしまうので、ボルダー要素の少ない持久力的な要素を求められる課題を中心に登っています。5.12台位の課題が程よく、ジムで順番に登りこみました。登る課題が無くなると、既登の課題を復習し、短いインターバルで何度も登るようにして、持久力の回復に励んでいます。

ただ、週一のペースでは物足りない!夏休み明けから平日の夜にZeroへ通い出しました。旧知の常連と会うのは数ヶ月ぶりでしょうか? 皆さんから背中が一回り小さくなったと言われてしまいました。確かにボルダー力の低下は著しく、3級を登るのもやっとな状況です。最近流行りのライン設定の課題を登ると、完登後、降りるのが困難です。膝に爆弾を抱えた人にボルダーは厳しいなあ~!

9月中旬から週末は外岩に通い始めようと思っています。二子or御前岩に行ってみようかと…。

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術後1年3ヶ月 抜釘手術終了

2020年07月23日 | 怪我
7月中旬、抜釘手術を受けました。
コロナ禍の影響で、4月から在宅勤務が続き、ほとんど歩かなくなったため、膝の状態が悪くなりました。今回の手術では、抜釘するだけでなく、膝に関節鏡を入れて、半月板、移植した靭帯の状態を確認し、必要があれば処置を行う手術でした。
結論から書くと、移植した靭帯や半月板にダメージはなく、抜釘のみとなりました。しかし、この3か月で筋力を失ってしまい、リハビリを再び行うことになりました。1年前に逆戻りです。また地道に積み上げていきましょう。

主治医によると、私の半月板は40%切除され、無理の利かない膝なのだそうです。膝関節に負荷をかけないために、太腿の筋力を回復させることが肝要とのこと。無理をすると、将来的に変形性膝関節症を発症する可能性が高いと脅されました。
年老いてから歩けなくなると、寝たきりになってしまい、あっという間に健康寿命が尽きてしまいます。従って、少しでも若い内に筋力を回復させると共に、膝に負担をかけ過ぎるような遊びからは撤退する。具体的には重たい荷物を担いでの幕営山行や日帰り強行軍のハイキングを止めることにしました。
私にとって、山登りはスポーツクライミングよりも大切な遊びなので、かなり凹みました。スポーツクライミングor山登りのどちらかを奪われるならば、スポーツクライミングを奪ってほしかった…。神は無慈悲ですね。

さて、抜釘手術ですが、昨年の手術の負荷を10とすれば、2くらいでした。背中から麻酔を入れず、腕からの全身麻酔だったので、身体の負担も少なく、手術自体も抜釘だけでしたので、3泊4日の入院。退院後は自分の足で歩いて帰りました。
昨年は膝の腫れに悩まされ続きましたが、今回は腫れも数日で治まりました。費用は11万円程。健康保険組合から7万円程戻ってきそうなので、実質的な負担額は4万円くらいになりそうです。健康保険制度は素晴らしいなぁ~!

次回の診察は半年後の年明け。それまでに太腿の筋肉がどれくらい回復させることができるでしょうか?定期的に太腿のサイズを測って、筋トレの成果を確認していきたいと思っています。

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術後1年2ヶ月 抜釘手術の術前検査

2020年06月23日 | 怪我
本日、病院へ行って、術前検査を受けてきました。
血液、心電図の検査を行い、その後、患部のレントゲン撮影。そして、主治医から手術の説明がありました。
移植した腱を止めていたスクリューを抜く。ついでに膝に関節鏡を入れて、半月板、靱帯の状態を観察。必要に応じて、半月板の切除or縫合をするとのこと。
半月板の処置次第になるが、何もなければ、3泊4日の入院で普通に歩いて帰れる。半月板の縫合になると、免荷期間が必要になるので少し病院に足止めになるようです。術後のリハビリも半月板の処置次第らしい。
昨年の手術負荷を10とすれば、今回の手術は2~3位のイメージになるそうですが、今回も全身麻酔で行うと言われたのは想定外でした。次週、もう一度通院し、リハビリ外来で膝の筋力測定等を行います。3月末から膝の状態が大幅に後退しているので、PTさんに合わす顔がないな…。

ところで、新型のコロナウィルスの影響で、入院中は家族ですら面会できないそうです。入院中は暇を持て余しそうです。危険物の勉強をして、時間を潰しましょう。

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術後1年1ヶ月 抜釘手術に向けて

2020年05月26日 | 怪我
ようやく緊急事態宣言が解除されましたね!
4月に宣言されてから在宅勤務がスタートし、行動形態が大きく変わりました。ほとんど歩くことがなくなり、1日中、座ったままで仕事をしているので、膝が固まり、膝の状態が芳しくありません。嫌な痛みを覚えるので、GWが明けたら、すぐに主治医に相談に行ってきました。
移植した靱帯は問題ないとのことで一安心。ただ、膝の曲げ伸ばし時に痛みとともに、半月板の引っ掛かり感を覚えるので、半月板に何らかのダメージがあるようです。主治医と相談した結果、抜釘時に関節鏡を入れて、膝の中を診て、必要があれば、半月板の処置(切除)を行うことになりました。当初、8月に実施する予定だった手術を1ヶ月前倒しする。6月末に術前検査をして、7月中旬に手術です。今回は1週間くらいの入院となりそうです。本当はすぐにでも手術を受けたいのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、待てる手術は待ってほしいみたい…。

その後、しばらく安静&適度に運動をしたら、20日頃から歩行や自転車ならば痛みを感じることが無くなりました。ただ、スクワットでは痛みを覚えるかな…。
まだまだ膝の治療が続きます。

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術後1年経過

2020年04月30日 | 怪我
術後1年が経過した。思えば、山あり谷ありの1年だった。
2~3週間で済むだろうと思っていた入院生活は1か月にも及び、退院後も膝に溜まった水がなかなか退かず、本当に治るのだろうかと鬱になりかけていたことを懐かしく思い出します。
9月位からようやく膝の腫れも収まり、クライミングを再開。11月からは二子に通いだした。そして、まさかFirmamentをRPするまで回復するとは思いもしなかった。
順風満帆に回復していると周りの人は思っているだろうが、本人的には術後の回復に満足していない。膝の可動域不足、ハムストリングスの筋力低下は、クライミングだけでなく、日常生活にも影響している。
最近、問題になりつつあるのが半月板の状態。おそらく縫合した部位が再損傷していると思われる。コロナの影響で外出自粛が続き、自宅で筋トレとストレッチを必要以上に行い、膝に負荷をかけ過ぎたことが原因だろう。膝の曲げ伸ばし時に引っ掛かり感を覚えるし、階段を下りると痛みを感じることもある。ここ1週間は自宅でおとなしくしている。
6月上旬の診察で担当医に相談してみよう。8月の抜釘手術では膝の状態を内視鏡で見ることになるので、切除することになるかもしれないなと思っています。

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術後11ヶ月。通院から卒業、そして、抜釘手術へ向けて

2020年04月09日 | 怪我
3/31をもって、病院から完全卒業となりました。
前十字靭帯の再建は主治医の執刀技術も重要ですが、それ以上に重要なのは、術後のリハビリです。このリハビリを支えてくれるのが理学療法士の皆さん。私のリハビリには2名の理学療法士が担当してくれ、約1年間、厳しく、楽しく、指導して頂きました。特に昨年の6~7月は膝に溜まった水が退かず、心が何度も折れかけましたが、そんな私を腐らせずに導いてくれました。本当にありがとうございます。

そして、次のステップは抜釘手術です。
医学的には抜釘する必要はないそうで、私の主治医も抜釘には消極的です。しかし、抜釘した知り合いの皆さんからは、膝の可動域が改善した、ようやく自分の膝に戻った感覚を覚える、抜釘を強く奨めるという声を数多く聞きます。
再び、膝にメスを入れることに躊躇を覚えますが、移植した靱帯や縫合した半月板の状態を内視鏡で確認して頂く。そして、問題があれば、処置して頂くというメリットの方が大きいかなと感じているため、抜釘手術をお願いしてきました。
8月初旬に手術を受け、そのまま夏休みに突入。秋のクライミングシーズンには間に合わせたいと思っています。術後は更なる筋力低下が懸念されるので、手術前に筋力を取り戻すため、積極的にハイキングで脚力を鍛えなおす予定です。
ただ、コロナウィルス騒ぎで医療崩壊が起こりつつあるため、6月初旬にもう一度、来院し、8月初旬の抜釘手術可否を判断することになりました。

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