似非フリークライマーのクライミング日記

いつまで経っても上手くならない管理人のクライミング日記を綴る。

8月のボルダートレーニング

2024年08月31日 | 公開カテ
梅雨明け後、山登りにフォーカスしようと思っていたら、お盆休みは台風の来襲により山登りを自粛。その代わりにジムのパスを購入し、ボルダーに専念したお盆休みでした。
先月に引き続いてI井返し課題にフォーカス。7月で登れそうな課題を登り尽くしてしまい、難しい残存課題にじっくりと取り組もうと思っていたら、MIZOさんの創作意欲が湧いたのでしょうか?新作課題の量産体制に入りました。新たに約30課題程追加され、その対応に追われた8月なのでした。それでも登れていなかった強敵課題も少しずつ登れ、進捗を感じられています。基本的にはジムのクライミングは全力を出し切らず、80%程度に自重しているのだけど、少しリミッターを外したことが進捗を後押ししているようです。

I井返しシリーズは1枚の紙に3課題が設定。『易』、『普通』、『難』とグレーディングされていますが、私の体感では、易=2Q~2Q+、普通=2Q+~1Q、難=1Q~1Q+という感じかな!?今の私の実力では、『普通』課題が簡単には登らせてもらえないけど、トライを重ねていけば登れるという程好い感じです。『難』課題になると、取りこぼすことが多くなります。

ボルダーにフォーカスして、3か月が過ぎましたが、少しは成長しているのでしょうか?あと1ヶ月、ジムでボルダートレーニングを行い、10月位から二子に通い始めようと思っています。

8/30時点での実績 完登数 79/86課題 進捗率92%

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7月のボルダートレーニング

2024年07月26日 | 公開カテ
7月も週2のペースでゼロに通い続け、I井返し課題にフォーカス。易しめの課題は6月に登り尽くしてしまったので、ハードな課題(グレード的には2Q~1Q+位かな…)に対峙した1ヶ月でした。完登のペースは落ちると思っていましたが、意外にも善戦して、継続して完登が続きました。さすがに月末までに登れそうな課題を登り尽くしてしまいましたが…。

残存の課題は悪いホールドからパツパツの距離感でダイナミックに取りに行くムーブを強いられる課題ばかり。私の弱点を克服するには適当な課題で、完登まで最低でも2~3日のトライを必要とする印象です。身体を壊さない程度にセーブして、トライを重ねていこう!

7/26時点での実績 完登数49/59課題 進捗率83%

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登って、勉強するクライマー 高圧ガス製造保安責任者の免状取得を目指してみる。 その1

2024年07月04日 | 勉強するクライマー
資格取得は勉強に費やす時間が長く、山登りやクライミングへのインパクトが大きいため、冷凍機械責任者の免状取得を最後に離れていたのですが、業務命令で高圧ガス製造保安責任者の免状取得を指示されてしまいました。高圧ガス製造保安責任者は、石油化学コンビナート等高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う方に必要な資格で、甲乙丙の3種類が存在し、さらに機械、化学に分類されている。自動車メーカーで必要なレベルは乙種で十分のため、今回は乙種機械の免状取得を目指してみることになりました。

■高圧ガス製造保安責任者の受験資格は?
甲種から丙種まで受験資格は定められていません。学歴、職歴、年齢、性別を問わず、誰でも試験を受けることができます。

■高圧ガス製造保安責任者の難易度は?
合格率は例年25%位を推移しているようです。今まで色々と資格を取得してきましたが、その中では合格率が低い部類となります。高圧ガス保安協会の試験は、危険物や消防設備士、電気工事士などと比較し、難しい傾向にあります。高圧ガスは圧力が高く、扱うガスによっては爆発性、可燃性、毒性、窒息性などの危険があり、不適切な取り扱いをすると、大規模な事故が発生するからでしょう。

■受験科目
受験科目は、学識、保安管理技術と高圧ガス保安法に係る法令の3科目です。法令20問、保安管理技術、学識はそれぞれ15問を解き、全科目60点以上を取れば合格となります。法令を12問、学識、保安管理技術を9問、正答しなければなりません。
問題はマークシート方式による選択問題ですが、高圧ガス製造保安責任者の問題は曲者で、冷凍機械と同様に「選択肢の中から正しいものの組み合わせはどれか?」という問題が主となっています。危険物やボイラー、消防設備士の問題にある、「正しいものを一つ選べ」、「誤っているものを一つ選べ」という問題ではないので、各選択肢の正誤をきちんと理解できていないと、正解に辿りつけない難しさがあります。

■科目免除
高圧ガス製造保安責任者の試験にも科目免除制度があります。技術講習会に参加し、検定試験に合格すると、「学識」と「保安管理技術」が免除され、法令のみ受験すれば良くなるのです。法令の試験は、保安管理技術や学識と比較し、とても易しく、法令のみを受験する人の合格率は約80%となっていますので、何が何でも資格を取らなくてはいけない人は、講習会に参加すると良いと思います。今回は業務命令での資格取得となりましたので、技術講習会を受講し、検定試験を受験することにしました。

■参考書
技術講習会を受講するには、高圧ガス保安協会が指定する参考書が必要となるため、それらを購入し、勉強を進めました。

■試験勉強
今回は検定試験のことを記載したいと思います。技術講習会に申し込むと、4月中旬にオンライン講習の案内が届きました。オンライン講習は、学識、保安管理技術、法令から構成され、すべてを受講すると、検定試験の受験票を入手することができます。オンライン講習は何度でも受講することができるので、理解の追いつかないエリアは何度も受講すると良いでしょう。受講すると分かるのですが、検定試験で出題されるエリアについて『Check』とオンライン講習の画面で記載されます。『Check』と記載された部分については、テキストを何度も何度も読み返すことが重要です。
過去問については、実施した方が良いことは間違いないのですが、それよりも『Check』と記載された部分を重点的に勉強することが優先度としては高いです。何故なら、『Check』と記載されていないエリアは出題されないからです。『Check』と記載された数式は必ず暗記しましょう。可能ならば、その数式を導き出す理屈を理解することができれば完璧です。過去問は、『Check』と記載されたエリアの設問を何度も解き、正誤問題を押さえておきましょう。

■試験
試験会場は白金台にある明治学院大学でした。10時から試験は始まりますので、9時半までには会場に入りましょう。試験は午前中に学識、午後に保安管理技術の問題を回答することになります。マークシートによる選択問題ですが、電卓を使っての計算問題もあります。忘れずに持参しましょう。

先ずは学識から開始。2時間で15問を解くことになります。5問は計算問題が出題されます。この問題は『Check』と記載された数式を覚えておけば確実に解くことができますので、サービス問題です。落としてはいけません。正誤問題については、記述の正しい選択肢は必ずテキストに記載されていますが、テキストを一字一句、暗記はできません。過去問で出題されなかったエリアについては、理屈を考えて解きましょう。

午後は保安管理技術の試験です。こちらは1時間30分で15問を解きます。保安管理技術の問題に計算問題はなく、記述された選択肢の内、正しいものを選ぶ問題が出題されます。学識と同様に、オンライン講習で『Check』と記載されたエリアについて出題されるので、このエリアに関連した過去問を何度も解くこと、テキストを何度も読み、記憶の定着を図ることが肝要です。


■問題と解答の公開
高圧ガス協会の試験は、試験問題を持ち帰ることはできませんが、試験の翌日の試験問題と解答が公開されます。公開された夜に試験問題を見ながら、解答を確認しましたが、学識は13/15問正答、保安管理技術は11/15問正答していたようです。
検定試験はオンライン講習で出題エリアを絞り込んでくれるのですが、過去問と同じ問題がほぼほぼ出題されないので、しっかりと絞り込まれたエリアのテキストを読み込み、記憶することが重要となります。保安技術の正答率が悪かった原因の一つとして、テキストの読み込みが不足していたことが挙げられます。

■合格発表
合格発表は7月上旬でした。事前に合格点を取得していることは分かっていましたが、合格者リストに自分の受験番号を確認できるまでは緊張しますね。検定試験を無事にパスできたので、11月の国試では、学識と保安管理技術の試験は免除され、法令の科目のみを受験すれば良いことになりました。法令の試験については、受験後に書いてみようと思います。

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6月のボルダートレーニング

2024年06月30日 | 公開カテ
久々にパスを購入し、トレーニングモードに!
昨シーズンは乾杯を意識して、程々に悪い長物課題をエンドレスにトライしていましたが、今年は原点に返って、ボルダーを取り組むことにしました。最近の流行りとなっている、コーディション系課題は外岩を登っている限り、必要となる技術ではないので、古典的な保持力を求められる課題にフォーカスすることにする。

二子仲間のMIZOさんが作ってくれる『I井返しシリーズ』。
保持力を求められるだけでなく、体幹をゴリゴリと酷使している課題。トレーニングには最適なのだけど、ちょっとグレード感覚がぶっ飛んでいるから注意が必要。59課題が設定されており、秋までに全完を目指してみることにした。

このI井返しシリーズはSeason 20を迎えているのだから驚きだ。今シーズンは、ハードな課題だけでなく、ライトな課題もあり、徐々にステップアップしていくには程好い感じなので、先ずはライトな課題からトライを始めた。6月末時点でライト課題は1課題を除いてコンプリート。登った感想としては、3Q~2Q+位のグレードの課題。2Q+の課題は難しく、ライト課題を逸脱しているような…。
7月からは通常課題をトライしていくので、完登のペースが落ちていくのだろう。

6/30時点での実績 完登数23/59課題 進捗率39%

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2023年度の二子シーズン終了

2024年05月15日 | 公開カテ
9月からスタートした二子シーズンもGWをもって終了としました。
今シーズンを振り返ると、乾杯に全力投球したシーズンでした。年末にはRPできるだろうと楽観視していましたが、一向にRPできる気配はなく、来シーズンに持ち越しか?と敗戦色が漂う中、GWにRPすることができました。『3年間、ご苦労様でした!』と自分自身を労わりたいと思います。

さて、二子に通い出して17年の月日が経ち、毎週のように通い続ける常連クライマーの中では、古株の一人となりました。最近は年を重ねたこともあり、この素晴らしい岩場を将来のクライマーが永続的に楽しむために、自分自身に何ができるだろう?と考えるようになりました。
駐車場問題、トイレ問題、事故、自然保護などがトリガーとなって、登攀禁止となってしまった岩場は数多く存在します。個人で対応できないことは小鹿野クライミング協会にお任せするとして、個人レベルでできることを実践していきたいと思っています。

その一つがトイレ問題。

3年前、弓状に戻ってきた時、トイレスポットの惨状には閉口でした。トイレットペーパーがあちこちに捨て置かれ、見るに堪えなかった。掃除しても、次々と捨て置かれる状況に耐えきれず、SNSを利用して、問題提起すると共に、地道に掃除を続けました。その結果、シーズンを追う毎に捨て置かれたトイレットペーパーが減っていきました。
一番、嬉しかったことは、トイレ問題に共感してくれた一部の常連クライマーが掃除をしてくれたり、注意喚起の紙を岩場に張り出してくれたこと。
自分たちが楽しむフィールドを自分たちで守っていく。そのようなマインドが醸成されていくと良いですね。このような動きが二子だけでなく、日本各地の岩場に広がっていくことを期待したいです。

最後に、今シーズンは大きな事故が発生せず、常連の皆さんがクライミングを存分に楽しめた、良いシーズンだったと思います。ただ、弓状、広場エリアの一部のルートでは、ボルトの状態が悪く、登るに堪えられないルートが幾つかあります。コンディションの悪いボルトの情報は、小鹿野クライミング協会から注意喚起されていますので、二子でクライミングを楽しむ方は、情報入手をすると良いと思いますし、コンディションの悪いボルトのルートを登ろうとしている方を見かけたら、声がけをしてあげて下さいね。

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術後5年

2024年05月09日 | 怪我
術後5年が経ちました。膝の状態は可もなく不可もなくです。

日常生活
何も支障がありません。
ただ、無意識的に左膝を庇う動きが癖になっています。この癖を何とかしたいです。

クライミング
患足の深いキョンや患足側で乗り込んでいくようなムーブは極力避けていますが、リスクを背負って、これらのムーブを実践することもあります。ボルダージムでは、終了点からの飛び降りを避け、クライムダウンするようにしています。飛び降りることも可能ですが、膝の寿命を延ばすために、今後もクライムダウンするでしょう。

山登り
昨年の5月から山登りを再開。
日帰りからスタートし、少しずつ歩く距離、標高差を増していき、幕営山行まで復帰することができました。久々に北アルプスの稜線を縦走しました。これは本当に嬉しい出来事でした。
ただ、体力が激しく後退しました。加齢と筋力を失った影響と思いますが、昔のようには歩けなくなり、年相応の歩き方をしなければいけないようです。少しずつ太ももの筋力を取り戻していきたい。

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ロープの末端処理は確実に行いましょう!

2024年05月07日 | ヒヤリハット
今シーズン、二子で見かけたヒヤリハット(軽微な事故と言っても良い)を情報共有します。

いつもはトップアウトすることなく、途中で降りるため、短いロープでトライしていたクライマー。ムーブが繋がり始め、核心を突破できたこともあり、トップアウトに成功。降りてくる時にヒヤリハットは発生しました。

短いロープでトップアウト。何が起こったのかは想像できますよね!
ロープの長さが足らず、末端処理をしていなかったため、グランドフォールしたのです。

適正なロープ長さでトライをすること。
ロープの末端処理を確実に行うこと。
これらを怠ったため、起こった事例です。

幸いなことに、良い着地体勢でグランドフォールしたため、大事にはなりませんでしたが、下地が平らではなかったり、着地体勢が悪かったらと考えるとゾッとします。ロープの末端処理は確実に実施して登りましょう!

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即身仏エリアへのアプローチで思うこと

2024年05月06日 | ヒヤリハット
二段岩壁のリボルトが行われた際、即身仏エリアへ取り付くためのフィックスロープが撤去されました。フィックスロープを撤去した背景は、二段岩壁下部に拓かれたルートを登る際、危ないという理由からでした。『即身仏エリアのルートを取り付く際、ロープをつけてアプローチするように!』と小鹿野クライミング協会からアナウスされています。

今シーズン、即身仏エリアのルートをトライするクライマーを観察していましたが、ロープを使わず、残置されたヌンチャクを掴んで、即身仏エリアへ行くことが常態化しています。もちろん、ロープを使ってアプローチするクライマーもいます。割合的には半々でしょうか!?

フィックスロープに対する考え方は色々とあると思いますが、個人的にはフィックスロープについては否定的です。
景観上、美しくないこと。
いつ誰が張ったのか、分からないロープに自分の命を託したくないこと。
この二点が理由です。

ロープを使わずに即身仏エリアへアプローチする姿が常態化している実態を考えると、フィックスロープの撤去は本当に正しい選択肢だったのでしょうか?
人間は『手間』と『安全』を天秤にかけ、『まぁ、大丈夫だろう』と思うと、面倒なことは絶対にやりません。しかし、事故は、『面倒だ、行ってしまえ!』という赤ミソ判断をした時に起こるものです。

交通事故の発生要因なんて、大概がそうでしょう?
「チョッとぐらいルールを無視してもかまわない」という赤ミソ判断と、「いやダメだ。事故をおこすからルール通りにやろう」という白ミソ判断が葛藤し、赤ミソ判断を優先した時に、交通事故は発生するのです。

人間は怠惰な生き物です。白ミソ判断をするようなSolutionを用意することが一見、正しいように見えるのですが、赤ミソ判断されることを想定したSolutionを用意してあげることが大切なのではないかな!?とも感じています。

即身仏エリアへのアプローチのフィックスロープは、どうあるべきなのでしょうか?

個人的には、皆が白ミソ判断をして、面倒だと思ってもロープを出して、即身仏エリアへアプローチして欲しいですね。

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久遠の誓い

2024年05月03日 | 公開カテ
2014年に美しき流れをRPし、二子でのクライミングは卒業と感じていたが、二段岩壁に小澤氏による新たなルートの追加、小鹿野クライミング協会による二子西岳の開拓を機運に二子に再び戻ってきた。
時を同じくして、前十字靭帯再建と半月板切除の手術を行い、そのリハビリのために弓状で既登の課題を一つ一つ登り直したのだが、二子の課題の質の高さを改めて再認識した。5.13台の課題をコンスタントに再登できるまで回復したので、今一度、弓状で自分の限界に挑戦するクライミングに没頭してみたい。5.14というグレードを登ってみたい。そんな欲求にこたえてくれる課題、乾杯に挑戦してみよう。RPできるまで決して諦めない。
久遠の誓いを立て、2021年の秋、不退転の決意で乾杯に対峙した。

1年目のシーズンは、ムーブのバラシが年内に終わり、この課題は登れるという確信を得た時にホールドが欠損する。欠損は4~5ピン間にカチのクロスがあるのだが、右手で保持するカチが欠けてしまった。親指をサイドから添え、クロスを出した時に身体の回旋を抑え込んでいた重要なホールド。この回旋を抑え込んでいた、親指を当てる部分が欠けて無くなってしまう。欠けた後は、身体の回旋を抑え込むために必要とする体幹力が甚大となり、1年目のシーズンはこのムーブの洗練化で終わってしまった。

2年目のシーズンは、先シーズンに欠けたカチのムーブ再構築に目途が付き、繋げることを意識するところからスタートした。本来ならば、9月から通い始めたいところだが、父の急逝、その後の葬儀、相続対応にクライミングどころではなくなってしまい、12月から再開となる。年明けにはムーブが流れ始め、1月下旬にはあと一手まで追い込むことに成功。「暖かさ」という条件が揃えば、RPできるという感触を得ていた。しかし、無情にも4ピン目のクリップホールドが欠損してしまう。この時の心情は今でも言葉で表現することができない。あまりのショックに、このシーズンは乾杯に向き合うことができなかった。

3年目のシーズンは8月末から二子へ。半年の冷却期間を経て、心の落ち着きを取り戻せたので、再び、乾杯に対峙した。欠けてしまった4ピン目のクリップホールドはガストンで保持するのだが、ホールドは小さく、浅くなり、次のムーブを起こすことが困難になってしまったので、ムーブ作りから再スタートとなる。結論としては、左足のスタンスを変更して、今までと同じムーブで対処することになったが、当初はテンションムーブでもこなせることができなかった。3カ月の月日を経て、テンション後、ムーブをコンスタントにこなすことができるようになった。しかし、下から繋げてくると、絶望的に悪く、毎回、4ピン目のクリップした後のムーブで落され続けていた。それでも徐々にムーブは洗練され、最後にはRPできてしまうのだから、人間の適応能力には驚かされる。

クライミングはクライマーと岩との語らいであるのだが、ルートクライミングは安全を担保してくれるビレーヤーとの二人三脚だ。極寒エリアかつグランドフォールの付き纏う乾杯のビレー。厳しいエリアに3シーズンも付き合ってくれた嫁さんに一番感謝したい。そして、乾杯、龍勢、私生活などのルートが交錯する、極寒エリアで一緒に頑張ってきた仲間にも感謝だ!

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春が近づいている。

2024年02月11日 | 公開カテ
気が付けば、2月も半ば。9月から通い始めたので、5カ月強の月日が経った。
当初の予定では、年内にはRPできるだろうと楽観していたのだが、未だにRPできていない。
それどころか昨シーズンの最高到達点にも達していないのだから、先シーズンに欠けてしまったホールドの影響は甚大だ。

4ピン目までは確実に繋げ、フォールした後は3ピン目から再スタートする。
年末年始から3ピン目のクリップホールド(乾杯ホールド)から終了点まで繋げることを意識しているのだが、これがなかなか厳しい。
2月に入ると、ようやく3ピン目のクリップホールドから終了点まで繋げられる確度が上がり、進展を実感できるようになってきた。

これから暖かくなってくるので、いよいよ極寒エリアのシーズンがやってくる。早く春よ、来い!
(今シーズンは暖冬だから、それほど寒さに苦しんではいないのだが…)


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