かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

棚田と原城と祈りの海

2011年04月14日 | 日記
今日は4月14日 木曜日 天候は晴れ。
すがすがしい春の青空が広がっています。
今日は、バイクで久しぶりに遠出をすることにしました。いつもの通り、あてのない撮影ボイント探し。
どこでどう道を間違えたのか、雲仙普賢岳がよく見える皆目見当のつかない場所に出てしまい、それでも
気楽に走っていたら、南有馬の白木野小学校前に出てしまいましたよ。
 ここまで来たらしょうがないと思いつつ、近くの谷水棚田に行ってみることにしました。
膝にガクン、ガクンと来る急な坂道を登り、見晴らしの良いところに出ました。
一瞬、ハッとするような海の色。道に迷った甲斐がありましたよ。棚田の風景は、そっちのけで、海の色
ばかりを眺めていましたよ。世界遺産暫定登録の原城跡も見えています。
 しばらく眺めていると、ふと頭に浮かんだのが、長崎市の「出津文化村」の一角にある遠藤周作の「沈黙」
の文学碑の碑文でした。

 人間がこんなに哀しいのに 主よ海があまりに 碧いのです

 幕府軍の原城の総攻撃があり、1638年の2月28日落城。一揆軍の切支丹信者は、十字架を握りしめ
主の姿、マリアの姿を、この海に見つけたのだろうか。