cello + hidamari

チェロのことをはじめ、好きなこと、日々の中での出来事を
日記のかわりに、つらつらと綴っていきます。

「夏のごはん」の献立

2012-07-22 00:19:07 | 日々のこと

友人が主催する料理教室に参加するため、今日は午後から鎌倉へ。
今月は「夏のごはん」というテーマ通り、ちょっとエスニック風なメニュー。
やっぱり夏は、薬味やスパイス効いたものが食べたくなりますねぇ。

・ 玄米ビーフン、夏野菜とピリ辛スープと
・ アボカドとトマトのサラダ
・ 自家製厚揚げのピーナッツ和え
・ 茄子のクミンソテー
・ ジャスミンティーライス(玄米で)
・ 甘酒マンゴージェラート

厚揚げって、案外簡単に作れるんだ、と発見。
お豆腐やさんで買うものだと思っていたけれど、
水気さえきちんと拭いてあれば、粉も何もつけなくても
油ですぐ、こんがりと揚がります。
揚げたては、皮がパリっ、中のお豆腐はやわらかくて美味しい~。
1口サイズで揚げた厚揚げを、ピーナッツソースに絡めました。
ソースは、無糖のピーナッツバターの他、薄口醤油、麦味噌、
にんにくやしょうがのすりおろしたものが入ってます。
ごはんのおかずになるように、味付けはやや濃いめで。

いつもながら、どの献立も簡単においしく出来上がり、
「ごちそうさまでした~」とみんな完食。

こういうバランスの取れた食事をいつもとれていたら
夏バテなんかにはぜったいならないだろうな。。
そう、今年も元気に夏を乗り切らなくては~!


クライドルフの絵本の世界

2012-07-21 14:54:06 | 日々のこと
スイスの絵本画家、エルンスト・クライドルフの原画展に行ってきました。
場所は、渋谷のBunkamura。
開催の広告を冊子で見かけたとき、「これ、絶対に行きたい~!」
と思ってて、やっと、やっと、昨日行くことができました。

彼はスイスでの療養中、アルプスの自然豊かな日々の中で
そこに生息する高山植物や、虫たち、それから妖精や小人の
メルヘン (Märchen) の世界を美しく繊細なタッチで描写しています。
絵本というと子供向けのように思われるけれど
彼の絵本は大人が読んでも十分に楽しめる。

彼の描く、花の化身や妖精たちの様子がそれは楽しい。
Details を発見すると、「ククっ」っと思わず笑ってしまう。
すごく小さいところに、喜びの種がさり気なく蒔いてある。
花たちの表情が、性格がわかるかのようにとても豊か。
小さくたくさん描かれている花の1人が走って転びそうになってたり
また、それを支えようとする花がいたり。。
かと思うと、他の登場人物(?!)のようには擬人化されていない
猫が隅で丸くなって座っていたり、犬が足元で喜んで跳ねていたりも(笑)

彼の作品は、日本語訳されて何冊も絵本の出版があるけれど、
それでもやっぱり原画の素晴らしさにはかなわないと思いました。
100年以上経っても、ホンモノの作品から伝わってくる温もりや優しさを
届けてくれる魅力があります。

つかの間、ファンタジーの世界に誘われて楽しかったな~。
帰りは、Bunkamura の後には必ず立ち寄るカフェでしばらく余韻を楽しんで
そしてVIRONでおいしいパンを買って帰るというお決まりのコース。
これもまたいつものお楽しみなんだ(♪)


*挿絵は「花を棲みかに」より<まま母さん>

オケの本番、無事終了

2012-07-16 23:45:50 | Cello
オケの本番が終わりました (お疲れ様でした~)。
今日1日だけの演奏会のために集まった我らオケのメンバー。
約2ヶ月という短い期間での練習でしたが、
今日の本番の1日も含めて、なんだかあっという間に過ぎていきました。

経験も年齢層もバックグラウンドも全然違う人たちが90人近く集まって
完成を目指して、一歩一歩進んでいく作業はそんな簡単ではなかったりするけれど、
今日、それがほぼ実現に近いかたちになれたのは、
やはり、マエストロ、横島先生の統率力、引率力のおかげだと思います。
もちろん、各パートの先生方のご指導にも深く感謝です。

途中、テンポアップしてきた曲に振り落とされないように必死に着いて行くとき、
なんだかすっかり、ジェットコースターに乗っているようなスリル感!
心の中では、「キャー」と叫んでいたりする (笑)
かと思うと、とくに難しくない箇所なのに、2小節くらい「空白」の間ができて
ふだんだったら起きないような 「!?!」 が出てくるのも本番ならではの現象。。。
(ハー、ため息)

でも、チェロのソロ演奏とも、チェロアンサンブルとも違う、
オーケストラならではの迫力や、臨場感は、とても気持ちよかったなぁ。
人数から言って、ほんと全員集合の「大合奏」だもんね。
全員が同じ意識を持って、呼吸を合わせて、というのは難しいことだけれど、
難しいがゆえに、それが達成されたときの充実感は格別なもの。
こころがひとつになれたような至福の瞬間。

こうやって、どんどんオーケストラの魅力にはまっていくんだろうな~(笑)。

レセプションが終わった帰り道、どうしても「スイカ」が食べたくなっちゃった。
しゃりしゃりした食感がすごく味わいたくなってしまった。
まだ開いていたスーパーに寄って、小玉スイカを一つ、今日のごほうびに。
でも、買ってからちょっと後悔。
わたしの荷物はすでに、チェロケースやら、衣装の入った大きなバッグやら
いただいたお花やら差し入れで、すでにいっぱいだったのでした。
駅から家に辿りつくまでは、苦行でしたが、冷やして食べたスイカはおいしかったです。

(写真は、舞台袖で出番を待つチェロたち。)

オケの練習

2012-07-09 12:55:52 | Cello
もう梅雨明けしたのか、と思うくらい、今日は夏の日差しですね。
朝からまぶしかった。

昨日の午後は、本番1週間前を迎えたオケの練習に参加しました。
もうすぐだなんて、なんだか実感ないけれど、
全体的にだんだんと仕上がって来ましたよ。

梅雨のだるさのせいか、昨日はちょっと体力気力ともに70%くらいだったのですが
それでも、指揮者の横島先生の一生懸命に指導してくださる姿に
がんばらなくちゃ~、と思いました。

初めて、吹奏楽の方々も加わり、アンコール曲も練習しました。
舞台に人が乗り切らず、舞台下にまで、団員が並んで立って演奏します。
総勢200人くらいいるんじゃないかな。 
いったい何種類の楽器が奏でているんだろう。
最初は、もしかして、チェロも立ち弾き??! と噂してましたが
幸い椅子が確保されたのでよかった。。
演奏箇所も修正が入りましたが、なんとか大丈夫そう。
大人数での大合奏、お祭りのようで楽しい~。

さて、梅雨だの、だるいなどとこぼしていないで、
気分をもりあげて、来週月曜日の演奏会にラストスパートしなくちゃ~



七夕チェロの会

2012-07-06 23:31:03 | Cello
昨日は、鎌倉市内の施設にて、「七夕チェロお楽しみ会」が開催されました。
毎年の恒例行事になりつつあるチェロ仲間が集まるイベント。
朝9時から夕方5時まで、たっぷりとチェロ漬けになれる至福の1日でした。

始まりの曲として、月一度鎌倉でアンサンブル練習をしている仲間たちとの
演奏で3曲:
o バッハ: サラバンド(無伴奏組曲第6番より)
o 映画ハウルの動く城より、「世界の約束」「人生のメリーゴーランド」メドレー
o ビートルズ: Please Please Me

それぞれ、まったく雰囲気の違う曲の組み合わせですが、
いちばん練習時間を費やしたのはやはりサラバンドかな。 
誰もが知っているこの美しいハーモニーを壊さないように、各パートの4つの音を
濁さずひとつに響かせる、ということがチーム内の課題でした。
本番では、美しく響いたかな。。
 
今回はソロにも挑戦しました。
大好きなハイドンのチェロコンチェルト1番より第2楽章を。
実は、2010年の年末に開かれた「チェロ望年会」で、同じ曲の1楽章を弾きました。
ほとんど無謀とも思えた挑戦でしたが(笑)、ハチャメチャながらも
あの時、決意して清水の舞台から飛び込んでおいてよかった、と今なら思えます。
1年半ちかく経って、今回は、2楽章を弾いてみたい、と選曲しました。
2楽章はとてもゆったりとしたAdagioで、流れるような優雅さを持つ曲です。
技術的なものもあるけれど、表現力が問われる曲でもあります。
「こうゆうふうに弾きたい」という自分の曲に対する思いに、
なかなかそのとおりに再現できないもどかしさはもちろんあるけれど、
今の自分ができる範囲で最大限に表現できたら。。という想いで望みました。
実際の演奏は。。。う~ん、どうだったかな?
ふだんスラッと弾ける箇所にもつれたり、当日直前に閃いた?運指がうまくいったり、
でしたが(笑)、自分でも驚いたのは、今回はほとんど緊張なく弾けました。
普段とおり、とまでは行きませんでしたが、気持ちは落ち着いてたかな。

演奏後、聴いてくれていたチェロ仲間が、
「なんだか別世界に行って、演奏してたよ~」
「音と対話しているように弾いているようだったよ~」
と、とても嬉しいコメントをくれました。
「(チェロをずっと弾いていく段階で)。。扉があって、そこを開けると、
さらにまた別の楽しい世界があるのよ。。」
と、レッスンのとき、その方の先生は、おっしゃったことがあるそうです。
今回のわたしの演奏がそのように感じた、と伝えてくれました。
う、うれしい。。 (涙)

もちろんまだまだ未熟な部分はたくさんあるのだけれど、少なくとも
本番に 「気持ちよく弾くことができた」ことは、わたしにとって進歩かな。
大好きな曲を演奏できるのだから、嬉しいのはあたり前なんだけれど。。(笑)

最後に全員合奏で弾いた曲は3曲。
o Steven Verhelst : A Song for Japan
o Villa-Lobos : ブラジル風バッハ第1番よりMondinha
o J. Lennon & P. McCartney :  Lady Madonna

リハでは危なっかしいところもあったりしたけれど、本番では何とか成功。
でも、演奏の出来具合を問うよりも、もっと大切なものを感じました。
チェロを愛する30数人の仲間が集まって、想いをひとつにしてみんなで演奏をする
という喜びあふれるひととき。
1曲目のA Song for Japan で、すでにウルッと来てしまった。
今、ここにいて、みんなとチェロを弾けることは、この上なく幸せなことだな、と
気づいたら、とどめなく感謝の気持ちがあふれてきたのです。
わたしのとっては、そんな感動的なフィナーレでもありました。

今回の七夕の会でお世話になった親愛なるみなさま
すてきな1日をどうもありがとうございました!
また年末頃に?!再会、一緒に演奏できることを今から楽しみに
これからも練習に励みます~。