cello + hidamari

チェロのことをはじめ、好きなこと、日々の中での出来事を
日記のかわりに、つらつらと綴っていきます。

メモリアルコンサート

2013-06-03 23:19:32 | Cello

ちょうど1年前に遠いところへ旅立たれたチェロの恩師を偲ぶ
メモリアルコンサートが昨日、青山で開催されました。
R先生のことを慕う縁ある方々ばかりで集い、開かれた演奏会。
心がフワッと軽くなったような、穏やかな空気に包まれました。

仲間たちと一緒にチェロのアンサンブルで思い出の曲を3曲、
最後に合同演奏で1曲を、先生のことを想いながら弾きました。

雲の上にいらっしゃる先生もきっと聴いてくださっていたはず。。
いつもやさしかった先生
「ほほぅ。。」って、にこにこ笑って
喜んでもらえていますように。。




第3回「チェロの日」閉幕

2013-02-12 23:09:28 | Cello
毎年恒例の日本チェロ協会によるビッグイベント、「チェロの日」が昨日で幕を閉じました。
2月9日~11日の3日間、たっぷりとチェロ漬けです。
毎日盛りだくさんのプログラム。 
毎朝早起きして(平日と変わらない。。)チェロを担いで、「行ってきます~」と
家を出るときの嬉しさと言ったら、まるで学生気分!
だって会場に行けば、昨日会った仲間たちとまた「おはよう~」って1日が
始まるんだもの。 ちょっとした音楽学校ですよ。

ひとつ、ひとつのプログラムに思い出ができましたが、思いつくいくつかを。。
1日めに堤先生、倉田先生、堀先生によるお話会があり、
(スケジュール表には記載されていなかったので、サプライズでした)
先代の師匠たちとのエピソードをいろいろと楽しく聞かせてもらいました。
聴講者の私たちは、まるで絵本を読んでくれる大人に
次のお話をせがっている子供のように、ワクワクしながら聴いてたなぁ。
温かいお人柄が伝わってくるお話に、こちらまで幸せな気持ちに包まれました。

プロによる演奏は、いつももちろん素晴らしいのですが、個性も大切ですね。
誰一人として、「似ている」演奏はないように思いました。
音色の好みもあるし、演奏家自身の表現に気持ちが寄り添うこともあるし。
今回、上村昇さんの演奏を初めて聴きました、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番。
上村の奏でる優しい音色に、一瞬、心がどこかにワープしてしまったみたい。
私にとってそれは、「慈悲」を感じさせるものでもあり、涙がこぼれました。
何かあたたかいものに、思いがけずフッと触れてしまったような。
自分でも、そんな突然の無防備な反応におどろいたのだけど。。

2日め、ジュニアによる演奏にも感動をもらいました。
特に小学校低学年の子たち。
彼らの純粋な気持ち、チェロを弾くことが嬉しくってしょうがない、って
全身で音楽を表現していた。
そこに理屈も心配もない、頭でっかちにあれこれ余計なこと考えてもない。
大人は見習わなくてはいけないな。

3日め、いよいよ本番当日。
ずっとメインで練習をしてきたヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第1番」は
当日になり、演奏の早さがピークになりました(苦笑)。
1楽章、1番パートのdiv.で下を弾いていた私、途中、ある箇所にきたら
もう尋常でなくなりました、正気では弾けない~!
ジェットコースターに乗って高速で駆け抜けて行った感じでした(笑)。
その代わり、「ブラジル風」以外の曲では、気持ちをこめて
雰囲気を味わいながら演奏をすることができました。
(シベリウスのアンダンテ・フェスティーボ、テレマンのアリア、
ショスタコービッチのセカンドワルツ)
聴きに来てくれてた知り合いからも、「とても気持ち良さそうに弾いていたね」
と言われましたが、はい、実際、今までで一番楽しく弾けました。
これはウレシカッタな。
最後のアンコールには、バッハの無伴奏6番からサラバンド。
大好きなこの曲が最後を飾ってくれて、とても嬉しかった。
いろいろなこと、この日まで無事にたどり着いたこと、一緒に演奏する仲間たち、
この会を支えているスタッフの方々、そんな様々な出来事や、出会いに
想いを馳せて、演奏をしました。
(また涙腺弱くなりそうになりました。。)

今年もこの素晴らしいチェロのイベントに参加させてもらえて幸せでした。
感謝の気持ちでいっぱいです。。
今後も、このイベントが続いていくことを心より願っています。
どうもありがとうございました。


「チェロの日」の練習会 (晴れの日)

2013-01-26 23:08:00 | Cello
土曜日の朝、今日も行ってまいりました、「チェロの日」の練習会へ。
前回参加して以来、2週間経っているので、練習成果も。。。
と言いたいのだけれど、実は、ここのところ腰痛が再発してしまい
自分の楽器を触るのも今日、10日間ぶりくらいでした。
カレンダーを見ると、本番まであと2週間あまり。
もうそろそろ仕上げができていないと。。。のはずなのに
すっかり停滞してしまった。。。 

そして、今日は本番当日の指揮者でもある山本祐ノ介先生が
練習指導に見えました。
「どの曲からやりたいの?」とみんなに向かって質問。
やりたい、というか。。。絶対やっておかなければならない。。。ので
ブラジル風バッハから練習は始まりました。
実際の早さをある程度予想して練習していたはずだけど、
祐ノ介先生のテンポは、は、早かった。。
1楽章も容赦ありませんでした。。。 

時折ジョークを飛ばして、会場を和ませてくれるのですが
タクトを持つと、一瞬で表情も変わって、プロの指導を受けているんだ、という
緊張感でピリピリ、こちらももちろん真剣になります。
「みんなの心が一つになる瞬間」 を大切に、ともおっしゃっていました。
アンサンブルの要ですものね。
そのかけがえのない瞬間を経験できる醍醐味、
本番でしっかりと味わえるように、残された日々、仕上げに向けて練習しなくては。

(メモ: どんな速度でもついていけるように、もう1度、細かい点を確認しよう。。
弓の使い方の配分、速度、角度、向き、など、とくに。。)

「チェロの日」の練習会 (雪の日)

2013-01-15 23:07:41 | Cello
今日は朝からチェロの日の練習会でした。
行くときはみぞれ程度だったけれど、練習中やがて雪に変わり
あっという間に、窓の外に見るいつもの景色は、真っ白雪景色に。

それでも、悪天候にかかわらず?結構集まった方ではないのかしらん。
20人くらい、参加していたかな。

久しぶりに参加した練習、「ブラジル風バッハ」が早くなっていました(!)。
そっか、本番ではこのくらいで弾かなくちゃいけないんだな。
テンポに遅れないように、16分音符のとこは真剣!!
他のパートの音ももっと聞きたいけれど、まだヨユウ無し。。
音の粒をもっと合わせるように、とか小さい課題はまだいくつもあるけれど
アップテンポの流れに乗って弾くのが楽しくなってきたぞ。

帰る頃には雪は真正面から吹きつけてきて
チェロ持って、傘をさして、足元を注意して。。。タイヘンでしたが
何とか、すってんころりんの一幕を披露しなくてすみました。

みんなも、無事に帰れたかな。



贈りもの

2013-01-13 23:37:27 | 日々のこと
ピンポン、とドアベルが鳴って、郵便屋さんからのお届けもの。
それはカナダに住む友人からの、誕生日プレゼントでした。
お互いに1月生まれということもあり、毎年贈りものを交換。
今年は絵を送ったよと聞いて、とても楽しみにしていたんだ。

それは、彼女が描いてくれた「メイの似顔絵」。
わ~、写真みたい。。
ホンモノそっくりの愛くるしさで描いてくれました。
うれしいなぁ。
本人(犬)も、とっても大満足に違いない。

彼女の人柄が現れるような、メイがとてもやさしい雰囲気に包まれています。
Mちゃん、ココロのこもった贈りものをどうもありがとう♪

今年もお互いに、実り多き、ステキな1年にしようね。