2007.11/8掲載
冷凍庫や電子レンジの普及によって調理法が急速に進歩し、食の外部化が
進む現代の食生活。
簡便化は手軽さや時間短縮による「楽」を生み出すものの、心の「楽しさ」
につながることなのでしょうか。
文明の進歩と共に家庭の食生活で失われたものも多い現在。食事とは、健康
生活とは、家族とは…。ちょっと立ち止まって、生きる原点を考えてみませんか。
「家食(いえしょく)」って、なに…?
家食は家で食べる食事、すべてのことを言います。暮らしに欠かせない「衣・
食・住」の中でも、何よりも重要なものは人の命を育む「食」…食べること。
インスタントでも出来合いのお惣菜であっても、家族が家で食べる食事の時間
はかけがえがない一家団らんのひととき。
長野県から発信する“家食”は、家族でつくるわが家の食文化の大切さを願う
ことばです。

「家食パラダイス」
詳しくは⇒
信濃毎日新聞社発刊
栄養の「バランス」と「コントロール」は家食で…
家族それぞれの生活環境によって家庭外で食べる食事はまちまち。そして、
性別、年齢、労働量、代謝吸収能力によっても必要なエネルギーと栄養素には
個人差があります。また、料理の材料や食べ合わせによっても変化しますので、
あまり数字にとらわれず、緩やかに受け止めることも必要です。
「何をどの位食べているか」その結果として「今の体調はどうか」、個人差
のある人間の健康管理は、日々の観察から感じ取るもの。自分の食事は自分で
管理することが基本です。
“ゆるく”しかし、いつも観察していることが体の変化をキャッチする力に
なります。
「食育」は健全な人生を送るための食べ方教育でもあります。家族のコミュ
ニケーションによって、一日の中で足りない栄養を伝え合い、家食でしっかり
補えるようにしましょう。
■外食、中食の問題点
外食、中食(テークアウト、デリバリー等)が多くなるのは仕方がなくても、
そのリスクを知っている事が大切です。
・野菜、豆類、乳製品が不足しがち……ビタミン、ミネラルの不足
・高カロリーに……肉の脂身、揚げ物の衣、ドレッシング等に注意
・塩分過剰……麺類の汁、漬物、濃い味付けに注意
■食品の機能性
食品には様々な機能があり、いろいろな食品を食べることでその機能を生か
せます。家食で一日の栄養バランスの調整をしましょう。
・1次機能……エネルギー供給源
・2次機能……健康の維持回復に働く生態調整機能
・3次機能……自然と人間の関わりで発揮される機能(病気の予防・回復、
体内リズムの調整、老化防止、免疫強化)
■一日3食の必要性
脳の栄養となるブドウ糖の供給が円滑になり、体内機能が安定します。欠食
すると、食間が長くなることによる生理的脂肪の蓄積、一度の摂取量が増える
ことによる糖尿病の因子、脂肪の増加などの弊害が現れます。
⇒「食べることは生きること」につづく
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もくじ
かんたんクッキングEX
地産地消と特産品を訪ねて
ブログ}春夏秋冬いつもそよ風
冷凍庫や電子レンジの普及によって調理法が急速に進歩し、食の外部化が
進む現代の食生活。
簡便化は手軽さや時間短縮による「楽」を生み出すものの、心の「楽しさ」
につながることなのでしょうか。
文明の進歩と共に家庭の食生活で失われたものも多い現在。食事とは、健康
生活とは、家族とは…。ちょっと立ち止まって、生きる原点を考えてみませんか。
「家食(いえしょく)」って、なに…?
家食は家で食べる食事、すべてのことを言います。暮らしに欠かせない「衣・
食・住」の中でも、何よりも重要なものは人の命を育む「食」…食べること。
インスタントでも出来合いのお惣菜であっても、家族が家で食べる食事の時間
はかけがえがない一家団らんのひととき。
長野県から発信する“家食”は、家族でつくるわが家の食文化の大切さを願う
ことばです。

「家食パラダイス」
詳しくは⇒
信濃毎日新聞社発刊
栄養の「バランス」と「コントロール」は家食で…
家族それぞれの生活環境によって家庭外で食べる食事はまちまち。そして、
性別、年齢、労働量、代謝吸収能力によっても必要なエネルギーと栄養素には
個人差があります。また、料理の材料や食べ合わせによっても変化しますので、
あまり数字にとらわれず、緩やかに受け止めることも必要です。
「何をどの位食べているか」その結果として「今の体調はどうか」、個人差
のある人間の健康管理は、日々の観察から感じ取るもの。自分の食事は自分で
管理することが基本です。
“ゆるく”しかし、いつも観察していることが体の変化をキャッチする力に
なります。
「食育」は健全な人生を送るための食べ方教育でもあります。家族のコミュ
ニケーションによって、一日の中で足りない栄養を伝え合い、家食でしっかり
補えるようにしましょう。
■外食、中食の問題点
外食、中食(テークアウト、デリバリー等)が多くなるのは仕方がなくても、
そのリスクを知っている事が大切です。
・野菜、豆類、乳製品が不足しがち……ビタミン、ミネラルの不足
・高カロリーに……肉の脂身、揚げ物の衣、ドレッシング等に注意
・塩分過剰……麺類の汁、漬物、濃い味付けに注意
■食品の機能性
食品には様々な機能があり、いろいろな食品を食べることでその機能を生か
せます。家食で一日の栄養バランスの調整をしましょう。
・1次機能……エネルギー供給源
・2次機能……健康の維持回復に働く生態調整機能
・3次機能……自然と人間の関わりで発揮される機能(病気の予防・回復、
体内リズムの調整、老化防止、免疫強化)
■一日3食の必要性
脳の栄養となるブドウ糖の供給が円滑になり、体内機能が安定します。欠食
すると、食間が長くなることによる生理的脂肪の蓄積、一度の摂取量が増える
ことによる糖尿病の因子、脂肪の増加などの弊害が現れます。
⇒「食べることは生きること」につづく
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もくじ


