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わが家の食育…「お家で作ろう! 食べよう!」

家族の健康づくりは、わが家で作る食事から…。信濃毎日新聞発行「週刊さくだいら」「週刊いいだ」特集掲載をまとめます。

栄養のバランスとコントロールは家食で…

2008-02-14 | 家族そろって楽しい「家食」
                           2007.11/8掲載

冷凍庫や電子レンジの普及によって調理法が急速に進歩し、食の外部化が
進む現代の食生活。

簡便化は手軽さや時間短縮による「楽」を生み出すものの、心の「楽しさ」
につながることなのでしょうか。

文明の進歩と共に家庭の食生活で失われたものも多い現在。食事とは、健康
生活とは、家族とは…。ちょっと立ち止まって、生きる原点を考えてみませんか。

「家食(いえしょく)」って、なに…?
  
家食は家で食べる食事、すべてのことを言います。暮らしに欠かせない「衣・
食・住」の中でも、何よりも重要なものは人の命を育む「食」…食べること。

インスタントでも出来合いのお惣菜であっても、家族が家で食べる食事の時間
はかけがえがない一家団らんのひととき。

長野県から発信する“家食”は、家族でつくるわが家の食文化の大切さを願う
ことばです。


「家食パラダイス」 
詳しくは⇒
信濃毎日新聞社発刊


栄養の「バランス」と「コントロール」は家食で…
  
家族それぞれの生活環境によって家庭外で食べる食事はまちまち。そして、
性別、年齢、労働量、代謝吸収能力によっても必要なエネルギーと栄養素には
個人差があります。また、料理の材料や食べ合わせによっても変化しますので、
あまり数字にとらわれず、緩やかに受け止めることも必要です。

「何をどの位食べているか」その結果として「今の体調はどうか」、個人差
のある人間の健康管理は、日々の観察から感じ取るもの。自分の食事は自分で
管理することが基本です。

“ゆるく”しかし、いつも観察していることが体の変化をキャッチする力に
なります。

「食育」は健全な人生を送るための食べ方教育でもあります。家族のコミュ
ニケーションによって、一日の中で足りない栄養を伝え合い、家食でしっかり
補えるようにしましょう。

■外食、中食の問題点  
外食、中食(テークアウト、デリバリー等)が多くなるのは仕方がなくても、
そのリスクを知っている事が大切です。

・野菜、豆類、乳製品が不足しがち……ビタミン、ミネラルの不足
・高カロリーに……肉の脂身、揚げ物の衣、ドレッシング等に注意
・塩分過剰……麺類の汁、漬物、濃い味付けに注意

■食品の機能性  
食品には様々な機能があり、いろいろな食品を食べることでその機能を生か
せます。家食で一日の栄養バランスの調整をしましょう。

 ・1次機能……エネルギー供給源
 ・2次機能……健康の維持回復に働く生態調整機能
 ・3次機能……自然と人間の関わりで発揮される機能(病気の予防・回復、
体内リズムの調整、老化防止、免疫強化)
  
■一日3食の必要性  
脳の栄養となるブドウ糖の供給が円滑になり、体内機能が安定します。欠食
すると、食間が長くなることによる生理的脂肪の蓄積、一度の摂取量が増える
ことによる糖尿病の因子、脂肪の増加などの弊害が現れます。

                  ⇒「食べることは生きること」につづく


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かんたんクッキングEX         地産地消と特産品を訪ねて    

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食べることは生きること……家族で守る健康生活

2008-02-14 | 家族そろって楽しい「家食」
 食育基本法の制定から、食べることの大切さに焦点が向けられています。
 食べ物を作る“作り手”の心は、おいしさと健康を願うもの。安心と満足は
人を大切に思う祈りの心から生まれます。

 食べ物が生きている姿に接することは自然の営みに触れること。何気なく
食べている毎日の食事から、命への感謝の気持ちが生まれます。

 料理に行き詰ったとき
 「料理をつくる時間がない」「好みがいろいろ」「レパートリーが少ない」
など、メニューに行き詰る理由は人それぞれ。原因による対処法を見つけて
みましょう。

  ●時間がない……
      作り置きや下処理をしておく。食事の片付けをしながら次の準備
      をするなど、計画的な「…しながら」作業で効率よく。
  ●年代の違い、好き嫌い……
      量を加減し、品数を増やして対応。洋食は出来合いで用意しても、
      和食づくりには力を注ぎ、得意料理を増やしましょう。
  ●料理を知らない……
      料理本や料理番組でいろいろな料理を知ることから始めます。

メニューづくりのヒント
 料理は何度もつくってみることで得意料理になります。
 基本はレシピ通りにつくり、味を確かめながらわが家好みの味に変えて
いきます。一つの材料から数種のメニュー展開を知ったら、材料をまず主菜
に使い、残りは翌日副菜メニューに取り入れて上手な消費を。

  ●旬……
      旬の食材で食卓に季節感を
  ●行事や記念日、郷土食……
      わが家の味をつくり、わが家の食文化に。
      誕生日は本人の大好物を
  ●和洋中華のバリエーション……      飽きさせないための基本
  ●温かく、冷たく、香り高く……
      五感で食欲増進を
  ●彩り……
      食材の色を彩りよく取り合わせます。栄養学では色と栄養価は
      何らかの関係があるといわれ、赤、黄、白、緑の「4色運動」
      や陰陽学を取り入れ黒を加えた「5色バランス健康法」があり
      ます。見た目にもおいしい色の彩りは、栄養バランスの大まか
      な目安にもなりそうです。
  

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「家食パラダイス」

2008-02-14 | 家族そろって楽しい「家食」
「家食パラダイス」    詳しくは⇒  
  松本大学人間健康学部教授 広田直子 監修
  信濃毎日新聞社出版部編
  B5版/120ページオールカラー
  定価1575円(税込み・本体価格1500円)

家庭に一冊! 食事を見直すキッカケに
 「日々の食事をなんとかしたい…」「今のままでいいのかしら?」
 毎日食事をつくりながら迷いや悩み、不満を抱えている方も多いのでは。
 解決する一歩は、まず広い視野で考えることから。

 家食ステップアップの5つの鍵、写真で見せる県内の我が家の朝食100食
・夕食100食、家食Q&Aと盛り沢山の内容です。食卓を垣間見ること、
人の悩みを知ること、アドバイスやヒントを得ることから新たな発想が浮かぶ
はず。
“家の食事”のあり方の基礎作りに役立ちます。

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消費で応援! 地産地消で旬を食べよう

2008-02-14 | 家族そろって楽しい「家食」
消費が生産を変える………安全・安心はみんなでつくるもの
エコの時代 
 消費型の時代は終わり、次世代へつなぐための生産型の時代がやってきま
した。エコロジー(環境)とエコノミー(経済)、ふたつのエコは、循環と
再生産による持続を求めています。

 食品の大幅値上げや様々な経費の値上げが経済を圧迫し、食生活を根底
から見直す時期がきました。
 安全な食事、経済的な食生活は家食が決め手になります。

 よい商品を選ぶ目と価値観を持ち、必要な物を選択することが、本当の
「得(徳)」。手づくり料理に時間を割くことは経済的で、目に見えない心
の栄養も生み出します。


農業の多面的機能と地産地消
 後継者不足、農業所得の低迷等々で農地の荒廃が増えています。耕さなけ
れば畑で無くなる…。

 国内の食料自給率が40%を割り、食料確保への危機感や流通の矛盾等を
抱えながら農業の振興が望まれています。農地の大切さは、洪水の予防、
土砂の流出防止、地下水の涵養(かんよう)、気温の上昇緩和、自然環境の
保全、景観形成、文化の継承などの多面的機能にも現れます。

 農業生産は消費することで守られます。地産地消は産地づくりの原点。
地域の生産物に愛着を持ち、生産の意欲と生産力を支えることから日本の
農業を守りましょう。


消費で応援! 地産地消で旬を食べよう

休耕地の活用のために農林水産省が推奨した野菜が、直売所中心に緩やか
に消費拡大されています。
知名度の低いマイナー野菜は、食べ方が知られていないのが残念なこと。
地元で採れた旬の味覚に興味を持ち、消費することで定番野菜に育てま
しょう。

マコモタケ
 休耕田での栽培が推奨されているイネ科の多年草。甘みとタケノコのような
 食感が持ち味で、生食、てんぷら、焼き物、炒め物に。



ヤーコン
  ⇒ヤーコン 
 サツマイモのような外観でナシのような食感、フラクトオリゴ糖が豊富な
 機能性食品です。
 いため物、和え物、お菓子づくり等々、アイデア次第です。
 葉はヤーコン茶に。

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