弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

各種大会壮行及び昇段・昇格祝賀射会に参加してきました

2006-09-20 00:44:27 | Weblog
平成18年9月17日、宇都宮市弓道場で実施された各種大会壮行及び昇段・昇格祝賀射会に参加してきました。これは来月行われる国体を始めとする各種大会に参加する選手と、称号、六段以上の段位を新たに認許された射手の方々を壮行、祝賀するために年に一回実施される大会です。当初この大会は指名のあった射手のみが参加するものと思っていたのですが、中央支部の支部長から参加出来ると言うことを直前に教えて頂き、折角なので参加させて頂くことにしました。
開会は9:00からであったため、自宅を出たのは8:20頃、開場に到着したのは8:45頃でした。開場で受付をすませて弓具を出していたところ、中央支部でお世話になっている方から「悪いけど的前係やってくれない?」とご依頼があったので、急遽的前係を担当することになりました。自分としてはただ何もせずに待っているよりは矢取りや看的をしていた方が楽ですし、むしろこの仕事があって良かったくらいでした。ただ的前係を担当する人が近い立に集中してしまい、このやりくりが多少大変でした。大変というか、自分が控えで呼び出しをされているのに看的を離れられないということがあり、呼び出し係の方にご迷惑を掛けてしまいました・・・

ただ、控えはかなり早めに呼び出しがあったこともあり、行射には充分間に合いました。この日は3人立ち3射場の競技で、坐射1手、4つ矢1立の計6射でした。昨年は4つ矢が2立で10射だったとのことでしたが、本年は参加人数が多いため矢数を減らした模様でした。自分の立は申込の関係で2人になりました。もう一人の方は大会でいつもお世話になっている栃木支部の若手の方でした。

この日の行射で注意していたことは、会で弓を身体に引きつけるようにし、肩根を開くように伸び合うこと、離れで弓手親指を的に向かって伸ばすようにすることでした。これは前日の練習でこういう意識で行射したときに割と良い感じで離れが出た事を踏まえての注意点でした。的中はおそらく3割程度で良くなかったのですが、良い感じで離れたときはいつもより矢飛びが良かったように思ったので、これで頑張ろうと思っていました。
それで坐射ですが、甲矢は離れで若干緩んでしまい、11頃に大きく抜けました。これを踏まえて乙矢は妻手肩を開くと言うことに注意をして身体に引きつけるようにして行射しました。離れは良い感じで出たと思い、離れの瞬間自分では的中したと思ったのですが、矢が的の直前で失速して(というかフォークボールのような落ち方をして)4時頃に抜けました。

「ん????」

続く立射、1本目はまたもや11時頃に抜けました。これも自覚しなかったですが緩んだかもしれません。続く2本目は8時頃にギリギリ的中しました。

「やっと中ったし・・・」

とりあえず同じような感じで行射しようと思ったのですが、3本目は離れで弓手が完全に負けて手首が折れてしまい、12時頃に抜けました。

「うおっと!上押し掛けないと・・・」

そして最後の矢は、感触としてはそんなに悪い感じでは無かったのですが、結局3時頃に抜けてしまい、この日は6射1中しか出来ませんでした。(|××|×○××|1)

「最悪だ・・・悔しい・・・まぁ昨日から的中出来ていなかったしな・・・」

後から顧みて考えれば、緩み離れになったり的中したと思った矢が下に抜けたり、弓手が弱いことが原因の様な気がしています。この日は13:00過ぎには大会が終了し、そのまま道場が使用できたため多少残って練習をすることにしました。この際に弓道連盟の会長からご指導を頂くことが出来ました。そこでご指摘を頂いたのは、

「妻手肘が落ちている。妻手肘を落とさずに張りを保つんだ。」
「引き分けで弓手が遅れている。」
「たまに離れで緩んでいる。後ろに外れることがないか?」

ということでした。これらはいずれも以前からご指摘を頂いていた内容です。やはり治っていなかったですね。結局あこれらのことを一つ一つ修正していかなければなりません。

とにかく、この日は良くなかったです。(「この日は」というか実力通りですが(汗))折角栃木支部の的中に強い方と一緒の立になったのですが、自分がペースを乱してしまったのも申し訳なかったと思います。ただ会長からご指導を頂くこともできましたし、こういった大会で看的係が出来たのも貴重な体験でした。(お弁当を頂き、また日当で2千円頂きました。参加料500円払ってもプラってるし☆)とりあえず結果は良くなかったですが、少しでも次に繋げられるように頑張りたいと思います。また、大会の趣旨を思えば、選抜された選手の方々には本当に頑張って頂きたいと思います。特に県体育館で毎晩練習をされている国体選手の方や宮原弓道場で毎日練習をされている先生などお世話になっている方もいらっしゃいますので、いつも通りの実力が発揮されることを期待したいと思います。