ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

はたけとパン泥棒と温かい湯船と

2015年02月26日 | ひとりごと


二週間だか三週間だか、もう忘れてしまいましたが、
眉間のちょっと右目寄りのところがとても痒くなって、ポリポリと掻いていたら、
細かくて薄い皮がハラハラと落ちてきました。

あれれ?はたけ?

アレルギー体質だったわたしは、耳鼻科通いは日常茶飯事、一週間に一回、近くの外科でアレルギー用?の注射を打ってもらってたような子どもでした。
皮膚は乾燥しがちだし、なので冬になるとよく、はたけができて、掻いてはいけないと言われても痒いので、ついつい掻いてしまい、
その時にハラハラと落ちる細かい皮膚と、今のがそっくりなので、還暦近くになってもはたけができるのか…と、感心したりしていました。

でも…今回のはちょっと、様子が違うようです。

会う人会う人みんなに、「それ、どうしたの?」と聞かれるぐらいに赤みがさしたその部分のサイズは、縦1センチ、横5ミリの、小判形。
毎朝起きると、別に膿がでたわけでもないのに、分厚いかさぶたのような皮が一面にできていて、それが顔を洗うたびに柔らかくなって剥がれます。
剥がれたからといって別に痛くもないし、今はもう強い痒みもありません。
かさぶたの下はとても乾燥していて、何度も皮ができては剥がれ、またできては剥がれして、どんどん頑丈になってきました。

別に隆起してもいないし、傷があるわけでもありません。
なので、とりあえず軟膏を塗って様子を見ていましたが、状態が全く変わらず、さすがに少し気味が悪くなってきました。

ということで、なぜさっさと皮膚科に行って診てもらわないの?と、疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
どうしてか…。
健康保険のせいなんです。
アメリカの医療保険のバカバカしさは、ここでも何度も書きました。
まず、掛け捨ての掛け金がとんでもなく高いし、保険会社の指定内の病院と医者にしかかかれないという、ものすごく不便なシステムで、
さらに、病院は良くても、働いている医者によっては使えなかったりして、診てもらう前に確認しなければならないことが多すぎるのです。
だから、入ろうにも入れない人が多勢いるし、保険に入っていても、病院や医者を探すのが億劫になって、病院に行かない人も多勢います。
バカバカしいとは思いつつ、高額の健康保険の掛け金(もちろん掛け捨て)をずっと我慢して払ってきたのですが、
オバマケアのシステムが、共和党やティーパーティの執拗な邪魔を乗り越えて、やっとのやっと使えるようになったということで、よっしゃ~とばかりに手続きの作業を始めたのですが…、
ネイティヴの人でさえ、こんなゴチャゴチャややこしい、まるで迷路に入り込んでしまったような気分になる説明や手続きを、延々と読んだり書いたりしているうちに嫌気がさしてしまい、
もういいや、今までのと一緒で、とあきらめるように、わざと仕組んでるんじゃないか?みたいな保険だったのでした。
なので一向に事が進まず、これまでもずっと、月に12万円という、とんでもない額を延々と支払っていたのですが、
やっぱり絶対にアホくさい!と、もう一度奮起して(わたしは横で見てるだけでしたが…)、とうとう、ついに、晴れてオバマケアの利用者になれそうなのです。
で、オバマケアというのは、収入によっては今までより高くなる人もいるので、なかなかの不評(特に共和党の人たち)なのですが、
高くなる人はもちろん、もともと収入も高い人なのであって、だから我々のような中の下の所得者には、大いにありがたく、納得のいく保険なわけです。
もしかしたら(まだ確実にという自信が持てない…とほほ)、5万円ぐらい安くなって、7万円ぐらいになるかもしれません。
もちろん、夫とわたしのふたりっきりのための保険額です。
ただ、今までの保険と同様、病院も医者も、保険会社が指定したところや人でないと、保険が効きません。
日本の国保と比べたら、まだまだ不便です。

というわけで、多分3月に入ったら大丈夫だというので、あと2日待とうと思います。
待てるからいいけれど、こんな時にもし、去年のような腎臓結石の発作が出た日にゃ~…、
(あの時は使える保険があったにもかかわらず、救急車を呼ぶのも、救急扱いされるのも、どちらも支払いが恐ろしくて迷いまくりました…七転八倒の痛みの中で…)
なのでこの2日は、なんとしても無事に過ごさねば!



さて、これはいったい何でしょう?


次男くんたちが、サンドイッチを作ろうと買ってきたパンです。


キッチンカウンターにピョンと飛べるようになった海くんのいたずらでした。
でも、こんなおっきなパンを咥えてって、自分のお気に入りの場所まで運び込み、中でバラバラにするだなんて…なんか犬っぽい…。


あ~、ボクちゃん、黙秘いたします。


空ちゃんはいつも、真っ直ぐに伸びて眠ります。
なので、頭がいつもはみ出していて、よくまあ血が上らないこと、と思っているのですが、


海ちゃんにチャイチャイされてずり落ちてしまいました。
もちろん、海ちゃんはちゃっかり交代しています。


仲がいいんだか悪いんだか…。



今夜は初めて、我が家のお風呂に、歩美ちゃんが入りに来てくれました。
彼女のアパートのお風呂は琺瑯で、なかなか温かくならず、しかも出てくるお湯の温度がぬるいのだそうで、
こんな寒い冬なのだから、ぜひぜひうちのお風呂であったまってくれたまえ!と、ずっとお誘いしていたのでした。
といっても、予定の3倍以上も日にちがかかったので、すっかり待たせてしまったのですが…。

「まうみさん、それはもしかして、第三の目かも…」
「え?それはそれでちょっと不気味…でも、楽譜がもっと読めるかも…」

モヤモヤした心配が、ちょっと楽しくなったのでした。

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8 コメント

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お久~ ♪ (美代子)
2015-02-27 21:40:16
 まうみちゃんお久し振りです。ブログはいつも拝読してます。いつもご苦労様です。ところで、その顔のガサガサ。私も既に経験済みです。何をしても治らないとのことですが、気功か漢方か何かの健康法をしてます?
 だとしたら、体の毒が出る好転反応かもしれないよ。私も、アレルギー体質が辛くてね。遠隔気功を受けていたら、まあ、穴という穴が痒くなってね。アトピーでガサガサ。何を塗っても治らない。で、そういう場合は毒出しである可能性が強いと聞いて、ほったらかしておいたのよ。結構一年位は掛かったのだけど、皮膚が治ってきたら、体が軽く楽になってきたの。まうみちゃん、その皮膚からの毒が出終わるころには体が楽になるよ。きっと。無理に薬で抑えないほうがいいよ。って、いつも大して役に立たないこと書いてるけどね。笑)http://blog-imgs-74.fc2.com/f/a/i/fairy21123/miyo2.gif
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美代子さんへ (まうみ)
2015-02-28 00:02:18
美代子さぁ~ん!!!お久しぶりでぇ~す!!!
わたしね、美代子さんとこうして直接お話ししてないけれども、事ある毎に、美代子さん名言集から引っ張り出してきて、ニヤニヤ笑ったりしてるんですよぉ~!!!
もう声だって知ってるんだから…へへへ。

美代子さんのコメントを読んでハッと気づいたのだけども、もしかしたら気功を中断したからかもしれない…。となると、美代子さんの症状の真逆になってしまうのだけども…。
とても悩んだのですが、どうしても譲れない問題があって、2月のはじめから気功と瞑想のクラスに行かなくなりました。第三の目のところが赤くなってきたことも気になってたし、ちょっとその方面から調べてみます。
気づきをありがとう~美代子さん!

それにしても美代子さん、穴という穴って…美代子節、見事に健在!大笑いしました。
それと、めっちゃちっちゃい写真をありがとう!ますます若くて素敵!

とりあえず何もつけずに、太極気功18式をまず再開してみます。
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Unknown (tumugi)
2015-02-28 00:49:55
こんばんは。
検索してみたら似た症状が書かれていました。

「症例の90パーセントを占める尋常性乾癬の場合、
皮膚の再生、循環速度が異常に早くなることで症状が現れだします。
日々の不摂生や、過度なストレスによって自律神経が乱れると、
体の各器官異常が生じ、当然肌にも悪影響があります。
乾癬になった場合、角質層の奥で新しい表皮を作るスピードが、通常の十数倍にまでなります。
この表皮を作る際の細胞分裂のペースは、がん細胞の分裂ペースをも凌ぐほどです。
表皮の生産ペースが非常に早いため、表皮の剥離も
通常の10倍以上の速度で行われ、皮膚がかさつき、落屑が発生してしまいます。」
http://kansenkokuhuku.info/entry26.html
とのことです。
顔にできることは殆どないようなので、全くの見当違いだったらごめんなさい。
治療方法は、、、書かれてないみたい?(>_<)
それにしてもブログを読んで、国保のありがたさをしみじみ感じました。(TPP怖いです。)
第三の目が早く治りますように。
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tumugiさんへ (まうみ)
2015-02-28 04:08:00
ありがとうございますtumugiさん!
さっそくサイトを覗いてみました。
あ~ショック!でもこれ、ものすごく症状が似ています。
わたしの場合は顔で、しかも小さな小判型のままで止まってくれているので、よくある症例からは少し外れてはいるのですが…。

原因が日々の不摂生に過度なストレス…いやもう、大反省!
また性懲りもなくやってるのか!とお叱りを受けそうですが、寝不足が続いていることは事実だし、かなりストレスフルな日が続いていたことも確かなので…。

それに、疲れているからか、甘いものを調子に乗って食べ過ぎていたかもしれません。
う~ん、だめだな~…。

食事や睡眠、それから嗜好物にも気をつけて、内側の掃除をまずやってみようと思います。
治療方法は調べてみたらガンガン出てきましたが、どれもちょっと気が進まないので、お抱え鍼灸師に相談してみることにします。
それから多分、漢方の煎じ薬などもまた、再開してみようと思っています。

すご~く参考になりました。ありがとう!
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Unknown (tumugi)
2015-03-01 00:13:20
そうでした。
まうみさんには頼りになるお抱え鍼灸師さんが^▽^

原発事故のあと、みんな頑張りすぎてるのかも。(岩上さんも…。)
ブログを次々と読むことができて嬉しいですが、くれぐれもご無理なさいませんように。

それにしても空ちゃん海ちゃんの元気っぷりがたまりません♪


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ビオチン療法 (ミキコ)
2015-03-01 10:37:00
似たような症状を手のひら限定でなったことがあります。皮膚科にかかってもなかなか治らなくて、ビオチン療法を自己流で試してみたら効果がありました。ビオチンとミヤリサンとビタミンCをこまめにとるというものです。検索してみればいろいろでてくると思います。
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tumugiさんへ (まうみ)
2015-03-02 14:46:42
頼りにはなるんですが、やっぱり夫婦だとなかなか…ついつい後回しになったりして…。
でも、昨日はちょっと画期的(本人曰く)な実験治療をしてもらいました。
色がみるみる薄くなったような気がします。

また、ぼちぼちと、真面目に治療を受けることにします。いつも心配してくださり、本当にありがとうございま~す!
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ミキコさんへ (まうみ)
2015-03-02 14:55:32
ビオチン療法、早速検索してみました。
教えてくださり、ありがとうございました。
掌蹠膿疱症は以前、友人がかかり、とても大変な思いをしていたのを知っています。その時は、このビオチンのことは全く耳にしていなかったような気がします。
明日、夫に聞いてみようと思います。こちらではポピュラーな治療のようですね。
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