ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

国家の独立を守るためや、出動命令断ったら死刑!っちゅうことでヨロシク!by自民党戦争オタク爺連盟

2013年07月16日 | 日本とわたし
ここまではっきり発言してんねん。
自民党を支持する人は、自衛隊の人らに、こんなことを押し付けてもええと思てるんやな。

わたしはいやや。
やっと、50を過ぎてからやっと、わたしが知らん間に押し付けてた不条理の数々を知ったから。
そんなん、その人自身が選んでやってるんやから。
そんなん、その人がたまたまそこに住んでたんが不運やってんから。

ちゃうやろ!!
ちゃうねん!!

なにもかもは、その人以外の、わたしらみたいな人間が、無関心を装うて、自分さえよかったら、な生き方してきたから、
そやからその人らは、どうしようもなく、あるいは、必死で反抗して、あるいはもうしんど過ぎやから同調して、
その不条理にまみれた世界で生きてはるねん。

すべてはつながってる。

憲法をちゃんと学べんように仕組まれた世界で、憲法をちゃんと知らんとちゃらんぽらんに生きてきて、
今、ほんまにとんでもない社会が、ぱっくり口開けて待ってるっちゅうのに、
それでもまだ、もうしゃあないねんと、なんも考えん、なんも調べん、なんも想像せん、なんも行動せん、
子どもらにとったら、生きてるだけで意味のない、大人面してるだけのかっこ悪い人間が、なんでこんねん多いねん!!

こんなおぞましいこと、テレビカメラの前で言える人間を、絶対に政治の世界に留まらせたらあかん。

ぜったいにあかん!!



平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言



自民党は、同党の改憲草案で、憲法九条を変更して、自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。
それに伴い、国防軍に、「審判所」という、現行憲法では禁じられている、軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。
防衛相の経験もある同党の石破茂幹事長は、4月に出演したテレビ番組で、審判所設置に強い意気込みを見せた。
「死刑」「懲役300年」など、不穏な単語も飛び出した石破氏の発言とは-。
(小倉貞俊)


石破自民党幹事長もくろむ『軍法会議』

BS番組で、九条改憲後の設置力説

「軍事法廷とは何か。すべて、軍の規律を維持するためのものです」

4月21日放映の、「週刊BS-TBS報道部」。
憲法改正を問う、というテーマで招かれた石破氏は、持論を展開した。
国防軍になると、具体的に何が変わるのか、と問われた石破氏はまず、

「(改憲草案に)軍事裁判所的なものを、創設する規定がある」と述べた。

改憲草案9条2の5項には、
「軍人、その他の公務員が、職務の実施に伴う罪か、国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、国防軍に審判所を置く」とある。

続けて石破氏は、現在の自衛隊で、隊員が上官の命令に従わない場合は、自衛隊法で、最高でも懲役7年が上限であることを説明し、こう語った。

「『これは、国家の独立を守るためだ。出動せよ』と言われたときに、いや、行くと死ぬかもしれないし、行きたくないなと思う人がいないという保証はどこにもない。
だから、(国防軍になったときに)それに従えと。
それに従わなければ、その国における最高刑に、死刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら300年。
そんな目に遭うぐらいなら、出動命令に従おうっていう。
人を信じないのかと言われるけれど、やっぱり、人間性の本質から目を背けちゃいけない」


こうした重罰を科すために、審判所は必要で、石破氏は、「公開の法廷ではない」と付け加えた。

自民党のホームページにある「日本国憲法改正草案Q&A」でも、国防軍審判所を「いわゆる軍法会議のこと」と説明、
設置理由を、「軍事機密を保護する必要があり、迅速な裁判の実施が望まれるため」と解説する。
裁判官や検察、弁護側を、軍人から選ぶことを想定。
審判所が一審制か二審制なのかは「立法政策による」と記され、上訴ができるか否かは不透明だ。

この発言について、山口大の纐纈(こうけつ)厚教授(歴史学)は、
「戦前の、軍隊のあり方自体を否定することから、戦後日本は出発し、現行憲法がつくられた。
石破発言は、平和国家日本のありようを根底から覆して、戦前と同様の、軍事組織の立ち上げを意図している。
歴史の教訓をほごにするもの
」と話す。

早稲田大の水島朝穂教授(憲法学)も、
戦争体験世代の政治家にあった、抑制は皆無。戦前の反省はどこへいったのか」と批判し、「審判所」という表現に注目する。

「現行憲法も自民改憲草案も、76条2項で、『特別裁判所』の設置を禁じている。
軍法会議は、この特別裁判所にあたるため、通常の行政機関を装った『審判所』、という名にしたのではないか」

軍法会議は、現在も、米英をはじめ、多くの国で制度が存在する。
自国の軍人や軍属を裁くのが目的だが、戒厳下などでは、民間人も対象になる

旧日本軍では、陸海軍にそれぞれ置かれ、一審の場合には、5人の裁判官のうち軍人4人、法曹資格を持つ文官1人(後に全員が軍人)で構成されていた。
平時では公開されて、被告の上訴権もあり、弁護人も付いたが、戦地や戒厳下で開かれる特設の軍法会議では、それらが認められなかった。

「2・26事件(1936年発生のクーデター未遂事件)では、一審、非公開、弁護人なしの過酷な密室審理のもと、
青年将校や民間人が、密室審理のまま、銃殺刑になった」(纐纈教授)

「戦場の軍法会議」の共著がある、大阪経済法科大の北博昭客員教授(日本近代史)は、
軍法会議の目的は、軍隊を維持することにある。だから、軍から裁判に干渉が入り、不当判決が起きるケースは少なくなかった」と語る。

北教授が、法曹資格を持つ当事者の裁判官から聞き取った、不当判決の事例がある。
フィリピンで、1945年2月に開かれた軍法会議で、食料調達のため、部隊を抜け出した海軍の兵士が、死刑になった。
海軍刑法では、交戦中の敵前逃亡罪は、最高で死刑だが、このケースは戦闘中ではなかった。

「この兵は、英語が上手だったので、もし敵に捕まった際に、軍の内情が知られないよう、見せしめに処刑されたようだ。
裁判官は、軍上層部から圧力を受けていたとみられ、『(兵には)かわいそうなことをした』と言っていた」(北教授)

ちなみに、自衛隊の内部問題への対処は、現状でも危うさがちらつく。

航空自衛隊小松基地に所属していた池田久夫一等空尉(50)は、2009年5月、
「基地の情報が入ったUSBメモリーを盗んだ」という窃盗の容疑で、20日間にわたり、警務隊から取り調べを受け、自白を強要された。

池田氏にはアリバイがあった。
だが、それは黙殺され、警務隊は、自白以外に証拠もないまま、金沢地検に書類送検。
10年10月に、不起訴の決定が出たものの、いまだ、名誉回復はされていない。

池田氏の支援団体は、
当時の上司に意見したことで煙たがられており、ぬれぎぬを着せられたのでは」と推測する。

自衛隊員の裁判に取り組んできた佐藤博文弁護士は、
「警務隊員も、身分は自衛官で、上司の指示に従う立場。公平性、客観性が担保されていない」と言う。
佐藤氏が担当した、女性自衛官の事件では、強姦(ごうかん)未遂に匹敵する被害だったのに、それより軽微な、強制わいせつで処理された。
捜査に当たった警務隊員は、女性に、「上司の命令には逆らえない」と弁明したという。

佐藤弁護士は、
国防軍審判所ができれば、組織防衛のために、原告の訴え自体が認められなかったり、人身御供にされたりする危険も生まれる」と案じる。
自衛隊員やその家族こそ、9条によって人権を守られている

纐纈教授は、
国防軍審判所ができたら、すでにある有事法制に加え、戦前の、『国防保安法』『軍機保護法』のような法律が、整備される可能性が出てくる」と指摘する。

水島教授もこう訴えた。
法に基づいて判断する普通裁判所と違い、絶対的な上意下達のシステムの下、機密保持や、軍の閉鎖的な論理が、優先されかねない。
戦前の、恐怖支配の足音が聞こえる



[デスクメモ]
遠い昔、銃を手にした警官らが街をうろつく光景に、ファシズムを重ねた。
でも、想像力を欠いていた、と確信する。
お笑い番組と監視カメラ好戦的な政治家の暴言と無関心にあふれた日常
もうすでに、一線を越えていないか。
そういえば、故田中清玄氏は、軍国主義は、ささいな弾みで戻る、と警告していた。

2013年7月16日 東京新聞:こちら特報部

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6 コメント

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ありがとうございます。 (okan)
2013-07-17 00:23:01
いつも貴重な情報をありがとうございます。
日本国内にいて海外の方から情報を教えていただいている状況に、いささか情けなく思っている次第です。
今日の東京新聞の記事も、ツイッターで知り慌ててコンビニをまわり、ゲットしました。
何を考えているのか・・・
で、先日の2013 参院選を大切にしたい有志のイラストを使いたいと思ってメールをしたのですがエラーで戻ってきてしまいました。
まうみさんはどこかに断ったのでしょうか?
ハガキで住所録を元に投票に行くように出そうかと思っています。
アラ還の私はこの世の最期のご奉公とばかりに足掻いています(笑)
色々足掻いているのですが、他の人にとっては「変な人」としか思われないのだろうな・・・と思いつつ、今生で後悔はなるべくしたくないから♪
今後も色々な情報を期待しております。
返信する
okanさんへ (まうみ)
2013-07-17 05:31:12
わたしもアラ還のひとりとして、足掻いております。
この世の最期のご奉公やなんて、そんな、まだまだ花の黄金期が控えてるのにもったいない!
これからですよ、人生は!

新聞を買いに走ってくださったんですね。
よかったです。
実際に印刷されたものを読むとまた、感じるものが違ってくると思います。

先日のイラストの件ですが、あのイラストはツィッターで見つけ、出所元を辿ってコピーさせていただきました。
それ以降、イラストを書いた作家の方とお話したりしましたが、詳しいことはわかりません。

パソコンからプリントアウトする、ということでも良いのではないでしょうか?
なぜかというと、あのイラストは、出来る限り沢山の方々に見てもらいたいと、おっしゃっていたのですから。

すみません、確かな情報をお伝えできなくて……。
返信する
ありがとうございました。 (okan)
2013-07-17 07:23:41
早速のお返事をありがとうございました。
今できることは友人たちにハガキを出すことかな?と思い、行動しようかと思っています。
うざい!!と思われようが・・・今なすべきことと、自分の心が呟くのです。

いつも本当にありがとうございます♪
返信する
中日新聞は今日、17日に掲載 (ミキコ)
2013-07-17 08:01:57
中日新聞では1日遅れで今日17日の朝刊に掲載されています。愛知県、岐阜県、三重県、そして静岡県の西部の方々、是非読んで欲しいです。
返信する
okanさんへ (まうみ)
2013-07-17 09:55:06
友から直接送られてくるハガキは、とても意味があると思います。
今なすべきこと。
そうokanさんが思われること、そしてそれを行動に移されること、
それらすべてが、いい方向につながっていくと信じています。

こちらこそ、ありがとうございます!
返信する
ミキコさんへ (まうみ)
2013-07-17 09:57:45
中日新聞の情報を教えてくださり、ありがとうございます!
たしか、東京新聞の親会社ですよね、中日は。
この東京新聞は、あの事故以来、本当に孤高に頑張ってくださっていて、わたしは何度励まされ、助けられてきたか、もうそれは数えきれないほどです。

できたら、日本中の方々の目に届いて欲しいと、これは大げさではなく思っています。
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