ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ズブズブの仲をズブズブの仲と言って何が悪い!攻めて攻めて攻めまくれ!

2017年05月31日 | 日本とわたし
安倍政権という病巣は、わたしたちが認識している以上に膨らんでしまっているようです。
取り返しのつかないところにまで堕ちてしまう前に、この病巣をえぐり取り、きちんと消毒をしないといけません。






上の写真(人物紹介の文字は無し)は、2015年のクリスマスイヴの日に、安倍昭恵氏が、自分のフェイスブックに掲載し、そのタイトルとして『男たちの悪巧み』と書いたものです。

この日にちと写真が、とても臭うのです。

2015年というと、加計学園の獣医学部新設の実行が、ものすごく加速された年だからです。

6月4日
愛媛県・今治市が、「国際戦略特区」での「国際水準の獣医学教育特区」を提案

6月30日
獣医学部新設の方針を閣議決定

12月15日
安倍総理が、議長の国家戦略特別区域諮問会議で、今治市を国家戦略特区に指定

12月24日
加計学園理事長と安倍総理が、ワインで乾杯


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「総理は言えないから私が言う」獣医学部新設、首相補佐官から要請
【東京新聞】2017年5月31日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201705/CK2017053102000124.html



安倍晋三首相の友人が理事長を務める、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡り、
前川喜平・文部科学省前事務次官が、在職中の昨年9月、和泉洋人(いずみひろと)首相補佐官から、学部新設の対応を急ぐよう、直接要請されていたことを、30日に明らかにした。
和泉氏からは、「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」との趣旨の発言もあったとしている。
 
国家戦略特区を担当する内閣府が、文科省担当課に、学部の早期開設を迫った文書に続き、
安倍首相の側近によるハイレベルな働き掛けを、前川氏が認めたことで、同氏の証人喚問など、徹底解明を求める野党の声が強まりそうだ。
 
前川氏が、30日に、弁護士を通じて報道各社に送ったコメントによると、昨年9月上旬、和泉氏に呼ばれて、官邸内の和泉氏の執務室で面会した。
獣医学部設置の特例について、「文科省の対応を早くしてほしい」と求められ、前川氏は了承した。
担当する文科省専門教育課に、面会の趣旨を伝える一方、松野博一文科相には報告しなかった。
さらに、昨年10月半ばに、再び和泉氏に呼ばれ、官邸で面会
学部新設に向けた状況について質問があり、「引き続き検討中」と答えたという。
 
国家戦略特区による獣医学部新設を巡っては、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること」などとして、
内閣府が、慎重姿勢の文科省に対し、早期開設を迫っていた文書の存在が浮上。
前川氏は、今月25日の記者会見で、昨年9~10月に、
「担当の専門教育課から報告を受けた際に、示された文書。確実に存在していた」
「行政がゆがめられた」、と証言した。
     
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
菅義偉(すがよしひで)官房長官は会見で、「前川さんが勝手に言われていること」として、調査する考えがないことを明らかにした。
また、松野博一文科相は、会見で、和泉氏の要請を把握していない、と述べた。


◆和泉補佐官は発言否定
 
和泉洋人首相補佐官は30日、共同通信などの取材に応じ、前川喜平前事務次官のコメントに対し、
「そんなことを言った覚えはない。総理からの指示もない」と述べた。
前川氏との面会については、「会ったことはあるが、記録が残っていないので確認できない」と述べた。

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この人たちがどう誤魔化そうが、官邸と加計学園がズブズブの仲で、やりたい放題やってたことは明らか。

情報速報ドットコムさんの記事に掲載されていた、ツイッターの情報写真を拝借させていただきます。

【加計学園問題】
加計孝太郎氏と握手、安倍昭恵夫人が署名式に!
加計の姉妹校に安倍夫妻が…。

【情報速報ドットコム】2017年5月29日
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-16982.html



















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2014年の5月に、安倍内閣が発足させた内閣人事局。
これが今の、怖いもの知らずのやりたい放題を加速させた原因の一つです。

「行政のタテ割りは完全に払拭される」などという、清さをイメージさせておいて、実は官僚幹部の人事権を内閣が握り、政権の意に沿わない官僚を、要職から追放できるようになったのです。
いわば、我々の方針に従う政策をする者は幹部にしてやるが、そうでなければ痛い目に遭うぞと、常時脅しをかけられるようになった、ということです。

そんな中、前川前文部科学省事務次官が、公の場で真実を語り、国会での証人喚問にも出頭すると発言したことに対し、政権は頑なに拒否。
「なぜ証人喚問の必要が無いのか」と記者から聞かれた、自民党の竹下国会対策委員長の答がこれ。







こういうふざけた、実社会では通用しない答えを、堂々と口にする議員がやたらと多くありませんか?
それはともかく、その答えを受けた記者が、「そんな答えは答えにならない。ちゃんと説明しなさい」と、その場で質せないまま記事にしている例も多すぎます。

さて、加計学園問題について、地元の今治市ではどうだったんでしょうか?
これまで目にしたことがない書類や、今治市の隠匿態勢を、詳しく書いてくださった記事を紹介します。

「総理の意向」加計学園問題が急展開(上) ― 今治市の隠蔽姿勢
【HUNTER Investigative Journalism】2017年5月18日
http://hunter-investigate.jp/news/2017/05/post-1035.html

17日、朝日新聞が、安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が、国家戦略特区の指定を受けた愛媛県今治市に、獣医学部を新設する計画をめぐり、
特区を担当する内閣府が、文部科学省に、「総理のご意向だと聞いている」「官邸の最高レベルが言っている」などと伝えた時の記録が、文書として残っていたことを報じた。
 
政府・自民党が、安倍昭恵首相夫人の国会での証言を回避し、森友学園問題に幕引きを図ろうとしていた矢先の疑惑発覚。
国家戦略特区を利用し、37億7,500万円の土地と、96億円もの補助金が学園側へ渡ることになった、不可解極まりない事業経過を検証した。


■関連文書非開示の実態 
 
加計学園が、特区を利用し、愛媛県今治市「いこいの丘」に建設中の、岡山理科大学獣医学部。
約16.8ヘクタール、評価額36億7500万円の広大な土地が、今治市から加計学園に無償譲渡され、
県と市からは、さらに施設整備費として、96億円という莫大な補助金まで支給される計画
だ。
今治市議会で、土地の譲渡と補助金支給が決まったのは、今年3月。
疑惑が囁かれる中、わずか数日の審議で、結論を出していた

加計学園疑惑の焦点は、特区申請から獣医学部新設許可に至る過程に、「安倍晋三総理」の介在があったか否か。
朝日のスクープは、「加計に獣医学部を開設させろ」という、首相本人の指示があったことを示唆しており、
夫人の関与が疑われている森友学園問題とは、事の大きさが違う。
特区に関して交わされた、政府内部におけるやり取りの解明が待たれるが、じつは、獣医学部用地を無償譲渡した、今治市と加計学園側とのやり取りも、不明な部分が多い

HUNTERは今年3月、今治市に対し、同市と加計学園側との間で交わされた、契約や両者の協議過程などに関する文書の開示を請求。
開示決定期限延長の末、5月初旬になって、ようやく一部の文書を入手していた。
下が、関連文書の内容と、開示、部分非開示、非開示の一覧。
呆れたことに、大半が非開示だった。
開示決定通知には、
「(関係者との)率直な意見交換が不当に害される」
「関係機関との信頼関係を失う」といった理由が書いてあるが、
要は、情報公開条例の、恣意的な運用による隠蔽。
今治市の隠蔽姿勢は、異常と言うほかない



計22件の文書のうち、開示されたのは、今治市と加計学園との間で結ばれた「解除条件付土地無償譲渡契約書」、
及び土地の無償譲渡と補助金支給を約した「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」、
同市職員が、獣医学部誘致への対応を相談するため、有識者を訪問した時の復命書、及び当該有識輩が発したメッセージ文書の4件だけ。
開示請求に対しては、ゼロ回答に等しい内容だった。
(*下は、「解除条件付土地無償譲渡契約書」と「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」の表紙部分)






■応援メッセージは文科省関係者
 
気になるのは、今治市の職員が、獣医学部誘致に向けた相談のために訪問した有識者。
いずれも、文科省が設置している「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」の元、現委員で、同省の獣医学行政に、影響力のある人物だった。
二人とも製薬会社出身。
竹中登一氏は、元アステラス製薬の会長で、「製薬産業政治連盟」の会長も務めていた、製薬業界の大物。
同連盟は、安倍首相の政治団体をはじめ、多数の国会議員に、政治資金を提供していることが分かっている。


市職員が訪ねた協力者会議の関係者二人が、そろって、愛知県知事と今治市長に「応援メッセージ」を寄せた形になっているが、前段部分はまったく同じ文章(*下がそのメッセージ。赤い囲みはHUNTER編集部)。
様式も同じで、あたかも役所が用意した文書に、署名しただけの形となっていた。
獣医学部の新設に慎重だった、文科省への圧力に利用した可能性は、否定できない。






■首相夫妻と加計学園の深い関係
 
今治市と加計学園側の協議過程でさえ、これだけ怪しいことだらけ。
国家戦略特区の中で、加計学園の獣医学部新設構想が選ばれるまでの過程は、さらに不可解なことが起きていた。
背景にあるのは、首相夫妻と加計学園グループとの深い関係。
首相と加計の総帥・加計孝太郎氏との縁は濃く、海外留学時代からの「腹心の友」。
森友問題で注目を集める昭恵夫人も、加計グループと密接な関係があることが分かっている。
昭恵夫人は、加計学園が運営している、認可外保育施設の「御影インターナショナルこども園」の名誉校長。
さらに、系列の教育施設に、当時の文科大臣夫人とともに、次のような挨拶文を寄せていた。



森友学園問題と同じような構図。
その裏で、岡山理科大獣医学部が、どのような経緯で新設を認められたのか――。


議事録に残っていた総理の「ご意向」
「総理の意向」加計学園問題が急展開(下)

【HUNTER Investigative Journalism】2017年5月19日
http://hunter-investigate.jp/news/2017/05/post-1048.html

正式に残された政府の記録に、“総理のご意向”が明記されていた。
「法改正を要しないものは直ちに、法改正を要するものは次期国会への法案提出を視野に、それぞれ実現に向けた議論を加速してまいります」――。
これは、国家戦略特別区域諮問会議(議長:安倍首相)の席上、安倍首相自身が発した言葉だ。
「法改正を要しないもの」の中に、加計学園が狙う獣医学部新設が含まれていたことは、言うまでもない。
 
“ご意向”が示された後、愛媛県今治市と加計学園が申請した、岡山理科大学獣医学部の新設が、あっという間に決まる。
 

■出来レース
 
国家戦略特別区域諮問会議は、平成27年12月に、「広島県と今治市」を特区に認定。
28年11月には、文部科学省が、過去50年以上認めていなかった獣医学部の新設を、特例で認める告示を出していた。
この動きを受けた今治市は、今年3月、市が所有する評価額37億7,500万円の土地を、加計学園に無償譲渡し、96億円もの補助金支給まで決めている。

結論から先に述べるが、加計学園・岡山理科大学獣医学部新設を決めた、国家戦略特区の協議過程は、明らかな出来レース。
「加計ありき」の証拠が、政府の正式な記録の中に残っていた。

国家戦略特区を利用した、獣医学部の新設を希望していたのは、加計学園と京都産業大学。
政府は、国家戦略特別区域諮問会議、同会議ワーキンググループ、区域会議分科会などで、各個の特区申請について議論していたが、この段階で、京産大の申請は、袖にされていた。

今治市(加計学園)の申請については、ワーキンググループの会議で2回議論されているが、京産大の申請については1回のみ。
区域会議分科会では、「今治分科会」を設置し、加計学園の計画を2度議論。
一方、京産大の申請内容については、一顧だにされていなかった。

下は、加計学園と京産大の申請について議論された会議を、一覧表にしたもの。
京産大が、いかに軽く扱われているか分かる。
表中の「八田」は、国家戦略特区諮問会議有識者議員でワーキンググループの座長を務めた、八田達夫アジア成長研究所所長。
「山本」は、山本幸三特区担当大臣である。
「安倍」は、もちろん“ご意向”を発した総理本人だ。



官邸のホームページ上に公表された議事録から、八田氏、安倍首相、山本大臣の、各会議での発言をたどってみると、
加計学園に対する、特別な配慮が働いていたことが分かる。
平成27年6月5日に開かれた、ワーキンググループにおける今治市からのヒアリング。
座長の八田氏は、むしろ獣医学部新設に消極的で、公務員獣医師が不足する現状を訴える愛媛県側に対し、
「獣医師を集めたいなら、奨学金を出して、愛媛県に就職してもらえばいい、それで大部分の問題は解決する」といった趣旨の発言を行っていた。
12月10日の第2回ヒアリングでは、ダンマリ
ところが、28年9月21日の「今治分科会」では、「私はこれは、ぜひ推進していくべきだと思っております」と豹変していた。

 
平成28年10月4日の、国家戦略特別区域諮問会議。
八田氏は、次のように、熱弁を振るっている。

――最後に、先ほど、今治市の分科会での話が出ましたので、ちょっとそれについて、この民間人ペーパーから離れますが、私の意見を申し述べさせていただきたいと思います。
今治市は、獣医系の学部の新設を、要望しています。
「動物のみを対象にするのではなくて、ヒトをゴールにした創薬」の先端研究が、日本では非常に弱いという状況下で、
この新設学部は、この研究を、日本でも本格的に行うということを、目指しています。
さらに、獣医系の学部が、四国には全くないのです。
このため、人畜共通感染症の水際対策にかかわる、獣医系人材の四国における育成も必要です。
したがって、獣医系学部の新設のために必要な、関係告示の改正を、直ちに行うべきではないかと考えております。



■議事録に残された「総理のご意向」
 
ワーキングチームの座長である八田氏が、今治市=加計学園の計画を、強烈に後押しした格好。
この時点で結論が出たようなものだったが、これを受ける形で安倍首相は、遠回しながら、
「法改正を要しないものは直ちに、法改正を要するものは次期国会への法案提出を視野に、それぞれ実現に向けた議論を加速してまいります」と発言していた。

11月9日の同会議では、山本特区担当大臣が、総理の“ご意向”を確認している。

――前回の会議で、重点課題につきましては、法改正を要しないものは、直ちに実現に向けた措置を行うよう、総理から御指示をいただきましたので、
今般、関係各省と合意が得られたものを、早速、本諮問会議の案として、とりまとめたものであります。
内容といたしましては、先端ライフサイエンス研究や、地域における感染症対策など、新たなニーズに対応する獣医学部の設置、農家民宿等の宿泊事業者による、旅行商品の企画・提供の解禁となっております。


「直ちに」行うべきものが、
≪先端ライフサイエンス研究や、地域における感染症対策など、新たなニーズに対応する獣医学部の設置≫と明言しており、
これは、加計学園が目指すとしていた、獣医学部の設置目的
わざわざ総理の“ご意向”の内容を説明し、加計の事業を後押しした形となっていた。
昨年の10月以降、加計学園による獣医学部設置計画が急速に進んだのは、明らかに、国家戦略特別区域諮問会議での総理発言が起点。
“ご意向”は、役人が忖度したものではなく、総理自らが口にしたものだったということになる。
安倍総理が、お友達のために、一線を越えたのは確かだ。

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ズブズブどころか、一国の総理大臣が、自分のオトモダチのために、自分自らが積極的に働きかけたことじゃないですか。
それがここまで証明されているんです。
報道してください!
報道して、知らしめてください!
ふざけた答え方をしてきたら、それが大臣であろうが首相であろうが、その場できっぱり窘め、まともな文言を口にするまで問い詰めてください!

国民には知る権利があります。
知ろうとしていない人にも、同じく知る権利があります。
だから野党も報道も、頑張ってください!
わたしたちは応援します!

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2 コメント

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説明責任 (あんのうん)
2017-06-03 13:20:14
 私はいわゆる無党派層でありますが、今回の森友学園、加計学園の問題については、国民として大きな関心を持っています。

 次々と出てくる証言や資料、状況からして、安倍首相やその関係者が、いずれの問題にも大きく関わっていることは間違いないと思います。
しかしながら、それらの証言や資料が真実であったとして、そこから違法性の証明をするのは、現時点では厳しいとも考えています。
もちろん「違法性はありません」「調査の必要もありません」では、感情として納得できない部分があることも確かです。

 一方、野党、特に民進党でも、辻元議員、玉木議員、山尾議員のように、それぞれの政治活動で違法性を指摘されることがありながら、いまだ説明責任を果たしていないことがあります。

 真実はどこにあるのか。
与党、野党に関わらず、まずは国民が納得出来るような説明責任を果たすことが必要と考えます。


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あんのうんさんへ (まうみ)
2017-06-22 02:05:55
与党野党に関わらず、議員の政治活動においての問題は、わたしたちが知らないだけで、たくさん横たわっているのではないかと思っています。

けれども今、この森友・加計学園によって発覚した、安倍内閣の国有財産と税金の私物化問題は、これはこれとして、しっかりと追求して行かねばならないものだと思います。

政治家個々の説明責任はもちろんありますし、果たしてもらわねばならない事柄だと思いますが、
現政権の奢りと責任の無さは、これまでよりも突出したものです。
放置していると、日本が進むべき方向が歪められるような気がします。
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