ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ドイツで見つけたイースター【後編】仔羊と卵のツリー

2015-03-29 10:00:00 | お出かけ&旅行
【前編】 で紹介したイースター菓子の箱には、ウサギ と共に 仔羊 が描かれていました。

キリスト教では、“神の子羊”イエス=キリストを象徴する仔羊 は、イースターに必ず登場します。
仔羊は春に生まれますからね。

ということから、仔羊の形をした “イースターラム”のケーキ もイースターの定番です。



私もドイツのスーパーで見つけたイースターラムのケーキを買ってきました。
持ってくる時に、ちょっと欠けてしまった鼻がご愛嬌(笑)

ずっしり重さがあるので(400g)、パウンドケーキかもしれません。
食べるのが楽しみです。

仔羊の形のケーキの焼き型があり、自分でケーキを焼き、家族や親せき、友人にプレゼントする人も多いようです。
上のケーキにはパッケージの上部に白い部分があり、ここに贈る相手へのメッセージが書けるようになっています。なかなかスグレモノですね



面白い!と思ったのが、パッケージに描かれている

イースターには柳の花穂を飾る そうですから、日本のネコヤナギに見える絵は、ひとまず納得。

でも、ふわふわの白い毛並の花穂と同じ枝から白い花が出ているのは不思議だと思いませんか?
植物学的にはありえない姿だと思うのですが(笑)




もうひとつ面白いと思ったのが、パッケージの上に書かれている“Frohe Ostern” の言葉。
ドイツ語のFroheは、英語では MerryやHappyと訳されます。 OsternはEasterのこと。

だから、“Merry Christmas!”は、ドイツ語では“Frohe Weihnachten!”
クリスマスとイースターは同じ形容詞を使うんですね。

ということは、英語で“Merry Easter!”と言ってもよさそうな?(笑)
とはいえ、やはり、一般的には“Happy Easter!”でしょうか

でも、ドイツの小さな村で、下のツリーを見た時、はやり イースターってクリスマスと同じように捉えられているのかもしれない、と思ったのです。


教会の前の小さな広場で見つけました



最初はまったく気づきませんでしたが、イースターエッグ で飾られています
なんだか クリスマスツリー に似ていませんか?


教会の前の広場  写真の左手前に、ひっそりとツリーがありました


同じ広場で見つけたオブジェ



ワインで有名な村なので、人々がブドウの房をかついでいます。
この蛇口は水。残念ながらワインは出てきません(笑)
古そうなこの蛇口は、今は使われていないような雰囲気でした。


別の角度から撮ったオブジェ  右端にツリーの一部が写っています

そういえば、デュッセルドルフ市内をバスで通った時も、住宅街の庭先に、クリスマスのイルミネーションの小さな電球と思われるものをからめた低木がありました。
もしかしたら、その電球に見えたものは、イースターエッグだったのかもしれません。


独ラインガウ地方キートリッヒ村のマルクト通りの広場にて



仔羊型ケーキだけではなく、イースターにはラム肉も食べる そうです。
今年は未年ですから、イースターに ラム肉パーティー をするのも面白いかもしれませんね(笑)

その際には、イースターバニーイースターエッグの用意もお忘れなく



これも今回買ってきたイースターバニー&イースターエッグ。
表情がユーモラス


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