ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ギリシャワインはもはや常識

2018-02-19 11:08:13 | ワイン&酒
ひと昔前まではそれほど注目されていなかったギリシャワインですが、今や、ワイン業界の権威やマスターオブワインたちが絶賛するワインがあります。

それは、ギリシャの白ブドウ品種“アシルティコ”の白ワインです。

繊細でミネラル感があり、酸もしっかりあり、近年好まれるワインのテイストと一致するばかりでなく、樹齢が高いブドウをバスケット仕立てで栽培する、といった、唯一無二の個性もあります。

世界のクールな和食店、寿司店にはギリシャのアシルティコが置かれるようになっています。

ギリシャのアシルティコはサントリーニ島で栽培されていますが、そのサントリーニ島とペロポネソス半島のネメアの2カ所でワイナリーを展開するのが、「GAIA(イエア)」です。

先週、ギリシャのワイナリーGAIA(イエア)の共同オーナーであるヤニスさんが、娘さんと共に来日しました


Dr. Yanis Paraskevopoulos & his daughter

ヤニスさんは何度も来日され、その都度会っていますが、娘さんは初来日。
日本語をマンガで学び、「ちょっとだけ喋れる」という25歳。
父ヤニスさんの跡を継ぎたい、とのこと。




Gaiaのアシルティコは、ミネラル感とフレッシュさを生かした「GAIA THALASSITIS」(サラティティス)(左)と、樽を使った「GAIA ASSYRTIKO Wild Ferment」(右)があります。

ワイルドファーメントの方は、半分をステンレスタンク、半分を樽で熟成させていますが、樽は1/3がフレンチオーク、1/3がアメリカンオーク、1/3がアカシア樽(南フランス産)。
「アカシアは、樽の風味が出ず、ワインにほどよいタンニン分を複雑味を与える」とヤニスさん。




私はミネラルがキリリとしたサラティティスが大好き。
インポーターであるヴァンドリーヴのスヘイルさんによると、日本ではワイルドファーメントが人気だそうです。

上の写真の奥に見えているロゼワインは、ペロポネソス半島のアギオルギティコというブドウ品種を使った「GAIA 14-18h」
果皮を14~18時間漬け込み、色と香りを出しています。



このロゼはLOVE ROSEにもエントリーしてるワインですが、料理によく合う万能選手。
甘辛くてスパイシーなタレのアジアンテイストの肉にバッチリ合いました。





「NOTIOS」(ノティオス)はネメアで造っている白ワインで、モスホフィエロとロディテイスをブレンド。

アシルティコよりもソフトで、親しみやすいタイプ。価格もカジュアルなので、幅広い食事に合わせて楽しめると思います。ノティオスは赤ワインもあります。



ギリシャのワインは、ここ2、3年の日本でのプロモーションが成功し、品質の高いギリシャワインが紹介、輸入されるようになってきました。
特に、サントリーニ島のアシルティコ。
これを知らずして、世界のワインは語れません。

興味がある方は、ぜひ飲んでみてください

※輸入元:ヴァンドリーヴ  https://vinsdolive.com/


[参考]

■ヤニスさん2017年2月来日の際のリポート → コチラ

■ギリシャINDEX → コチラ




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ギリシャ-INDEX

2018-02-19 11:00:00 | お出かけ&旅行
ギリシャ取材リポートを色々とお届けしましたが、すぐに探せるよう、インデックスを作りました。
適宜、追加、アップしていきます。
※リンクはすべて別窓で開きます



[&GP]

【トラベル体験記】赤・白・ビオから松ヤニまで?ギリシャで満喫ワイン旅行!
https://www.goodspress.jp/reports/46279/

【トラベル体験記】地中海式食生活と山海の幸を楽しめるギリシャのおいしい旅!
https://www.goodspress.jp/reports/54018/

New 低カロリーな発酵食品、ギリシャヨーグルト!本場のモノは激ウマだった!
https://www.goodspress.jp/reports/58807/


[公式Blog]

松ヤニ風味のワイン“レッツィーナ”

http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/437dd3365f3afffd3e977b365edae834

世界でここだけ?!サントリーニ島のブドウ栽培>
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/92791357eefead10a1d840edc11a1c72

サントリーニ島のワイン
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/a8168141399cc507a68c2fc256fbf5b6

ギリシャの朝ごはん
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/011bde145947bdc10b8db2d62bdc5cea

サントリーニ島での朝食
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/13926aa0abd9d7ba79b7517852849f36

海あり、山あり@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/f4ff2bc98f67ff13ee7e9391321dca9a

アクロポリスの昼と夜
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/c78600bcb13861487587997f69a54405

美味「ムサカ」@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/dffb16f8c604fc762b759f7c84efad5f

ギリシャの猫@サントリーニ島
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/705dbd23ebc652047f9ca572498ae692

ギリシャの猫@アテネ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/e831fbb3ab57c7539c5b33c7f474498e

東京のギリシャ料理店「スピローズ」
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/dbb5ab09256bc69e2501928dee4bbe41

日本で飲めるギリシャワインGAIA
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/dd8b11d2fcec51fa6cb61522df70d07e

ギリシャワイン試飲会&セミナー@東京
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/3341a2a997705820c2d74217eec1c9c1

本場のギリシャヨーグルトに魅せられて@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/89a05796eae5ef0ad2155b9777a0baf1


ギリシャのパンいろいろ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/2f2ffb8a8d15cb0eae60de678a1118c4

ギリシャ伝統菓子@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/5840ad0ab6ae8b25df2e2b12cb9a3fc4

ギリシャ菓子もうひとつ―ギリシャ人はチョコ好き?
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/7b5cebd0b0826921a3988ea5bbfef33d

食事と楽しむギリシャワインのススメ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/bb48f38c1f0188a9c872615d7481f43d


世界が注目するギリシャの白ワイン品種アシルティコ@Gaia
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/858445a478930f965491bced019c77c5

ギリシャワインと和食のマッチングディナー
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/ae20830f7c3cd579c9e0dc8deb442361

New ギリシャワインはもはや常識
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/c24fff1cbb7ed237a60369df0a32aa06



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赤ワイン風味の「小枝」チョコレート

2018-02-18 15:41:42 | 甘いもん
先週は原稿締切に追われていましたが、無事に提出し、この週末はちょっとひといき。
今日は、中途半端になっていた、家のキウイ&ブドウ棚の修理と剪定の続きをしました。

壊れている支柱を外したり、新しいのを設置したり、枝を大きく刈り込んだり、という肉体労働で、剪定した枝がごっそり出ました。

今は、紅茶を淹れ、「小枝」チョコレートで一服中。


小枝 PREMIUM 赤ワイン 森永製菓

午前中に買い物に行った時に、赤ワイン風味の「小枝」を発見。
カベルネ・ソーヴィニヨン85%使用ですって?



アルコール分2.8%で、運転時は食べないように、という注意書きがあります。



小枝は9本のみ。一袋48gということなので、1本5gほど。
レギュラー小枝よりも、ちょっと太目?

食べてみると、赤ワインよりも、中に入っているという糖漬けイチゴの果肉の方が目立ち、甘酸っぱくてフルーティーです。
カベルネはほとんど感じません。
これなら酔わないとは思いますけれど。

アールグレイの紅茶には合いました。
ワインなら、ロゼのスパークリングなどに合いそうな気がします。

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15年前の機内食@パリ便

2018-02-17 12:33:00 | 機内食
画像フォルダーを探していたら、古い機内食の写真が出てきました。
15年前の東京→パリ便で、キャリアはおそらくJAL



鶏の照り焼きがメインで、和食の小鉢が付いているので、JALに違いないと思います。
ワインのミニボトルはボルドー。





こちらは、写真のデータ日付から見て、同じ便の2食めのようです。
パスタにいなりずしが付いていて、炭水化物尽くし(笑)
ドレッシングが日本語なので、やっぱりこれはJAL便です。



現在、&GP の方で機内食の連載を書いていますが、昔から機内食は写真に収めていたことがわかります

&GPの機内食連載は今後も続けていきますので、引き続き、ご愛読よろしくお願いします。


※ページ右側のカテゴリから[機内食]を選んでご覧ください

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ブルゴーニュワイン委員会クロード会長インタビュー

2018-02-16 17:19:18 | ワイン&酒
今週はブルゴーニュワインの話題をお届けしてきました。

本日は、昨年来日したブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の会長に単独インタビューした時の話を紹介します。


Claude Chevalier  BIVB President

クロードさんは、Domaine Chevalier の当主でもあります。


会長への単独インタビューのお話をいただいた時、私には色々言いたいことがありました。
とはいえ、気難しい人だったらどうしよう…という懸念はあったのですが、クロード会長に挨拶した際に、この方なら聞いてくれそう、と思いました。

実は、BIVBの会長は12年前から2人体制だそうです。会長の任期は4年。
ネゴシアンから一人、栽培者から一人の会長を出すことで、偏らない判断、運営ができ、両者がうまく共存できているとのこと。これは納得ですね。


さて、まずは、会長から、ブルゴーニュの現状の話がありました。

ブロゴーニュの畑は非常に価格高騰しているため、新たに畑を購入することが非常に難しくなってきています。
これはすでに今週の2つのリポートでも紹介しています。
ただし、外国の投資家が何人か入ってきているところもあるようです。
外国の投資家というと、ボルドーの例を思い出してしまいますが…

なにかと話題になる「ネゴシアン」ですが、かつてはネゴシアンはマーケットでは難しかったのですが(ワインの品質が良くないと思われていた)、今週のリポート記事でも書いたように、ドメーヌのネゴシアン部門が増え、品質の高いネゴシアンワインが市場に出てくるようになり、ネゴシアンのポジション、イメージも変わってきています。

「日本では、ブルゴーニュの有名なアペラシオンは人気だが、小さなアペラシオンまでもっと深く知ってもらい、もっとコストパフォーマンスのいいワインだってブルゴーニュにはあるよ、ということを伝えたい」と、会長。

“もっとコストパフォーマンスのいいワイン”の中には、ネゴシアンのワインや協同組合(コーペラティブ)のワインも入ってきますね。

私は、常々、日本でのブルゴーニュワインの扱いに疑問を感じてきました。
ロマネ・コンティを頂点に、グランクリュ信仰や特定の生産者信仰が強く、とにかく名前の知られたアペラシオンや畑、生産者のワインにこだわり、追い求めます。
マイナーなアペラシオンには見向きもせず、そうしたワインを買う、飲むのは論外、と考える人もいます。



昨年、久しぶりにブルゴーニュを訪問した際、ヴォーヌ・ロマネの“ロマネ・コンティ”の畑では、ワゴンカーでやってきていた外国からの観光客グループが写真を撮っていました。やっぱり、記念撮影必須スポットですかね。

しかし、著名ワインは、ほんの一握りです。
価格だって、とんでもない値段が付けられています。
素晴らしいワインには違いないと思いますが、それって、本当にブルゴーニュらしいブルゴーニュワインを飲んでいるといえるんでしょうか?

それぞれの地元でつくられ、地元の人の普段の生活の中で楽しまれているワインを、私なら飲みたいなぁと思います。
そのテーブルには、どんな料理が載っているでしょうか?

ワイン初心者の人や、ブルゴーニュワインを普段からあまり飲まないような人だと、
ブルゴーニュワインは高い、知らないとバカにされそうで怖い、と、敬遠してしまうかもしれません。

でも、ブルゴーニュには、気軽に楽しめる魅力的なワインがたくさんあります。
たとえば、ラドワ Ladoix



クロード会長のドメーヌ・シュヴァリエは、このラドワにあります。

「ラドワは、有名なアペラシオン(アロース・コルトン)の傍なのに、知られていない」と会長。



アペラシオンの半分がグラン・クリュというAloxe-Cortonを象徴する“コルトンの丘”。
我々は、どうしても、そのグラン・クリュに目が行きがちですが、この丘の周辺のアペラシオンは、超狙い目です。

他にも、ブルゴーニュには知られざるアペラシオンが色々あります。
昨年、ブルゴーニュのマイナーアペラシオンを回ってきたのですが、試飲しておいしいと思い、値段を聞くと、え?そんなに安くていいんですか?
もちろん、グランクリュではありません。単なる村名ワインだったり、AOCブルゴーニュだったりします。でも、おいしいし、何本も買いたくなる値段です。

ブルゴーニュワイン全体の品質が向上しているので、今まで知られていなかったワインも知られるようになってくるはず。無名なアペラシオンは、いい意味でおお互いに競い合い、いい村、いいアペラシオンになるよう、切磋琢磨してほしい」。

個人的には、マイナーアペラシオンはヒミツにしておきたい、というのが本音です(笑)
ですが、その魅力を伝えることが私の仕事でもあります。

会長曰く「ブルゴーニュワインは飲みやすく、何杯飲んでもまだ飲みたくなるワイン
だから飲みすぎるけれど(笑)
おいしくて、バランスが取れ、コスパがよく、皆で飲むことを楽しむ、シェアすることが楽しいワインですよ」




「シンプルな料理によく合い、アジアの料理にもオススメ。
花見に、ピクニックに、アウトドアに。暑い時は冷やして。どんなシーンにも合わせられるワイン」と会長。

普段からよく飲んでいる人の発言ですね(笑)



名前の知られていないところに珠玉のブルゴーニュワインが隠れています

皆さんも、ぜひ、隠れたお宝ブルゴーニュを探してみてください。

私はまた来月、ブルゴーニュに行く予定なので、お宝探しをしてきたいと思います。
新AOC Vezelay のテイスティングもできるかもしれないので、色々楽しみです。




クロード会長、ありがとうございました


[参考]

■ 大橋MWが語るブルゴーニュワインの現状 → コチラ

■ ブルゴーニュ2016年ヴィンテージのバレルテイスティング&現況 → コチラ

■ ピュアなChablisを楽しもう@ブルゴーニュワイン → コチラ



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ピュアなChablisを楽しもう@ブルゴーニュワイン

2018-02-15 17:27:51 | ワイン&酒
今週は、ブルゴーニュワインをテーマにリポートしています。

本日のテーマは、ブルゴーニュ北部に位置する Chablis シャブリ

シャルドネからつくられる白ワインの産地です。



遅ればせながら、昨年、シャブリのワークショップが、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の主催により都内で開催されましたので、リポートします。



ガイド役は、ソムリエでワインテイスターの大越基裕さん



会場内は、青いロングカーペットをシャブリを流れるセラン川に見立て、右岸と左岸のそれぞれの位置にシャブリの1級畑、特級畑の写真を置いています。



写真の向きがあちこちなのは、畑の向きと合わせているからです。



特級畑は1か所に固まって存在しています


シャブリ委員会のベルナール・レグナンさん



シャブリといえば、フランスのブルゴーニュ地方の北部の白ワインの産地です。
その名前はあまりにも有名となり、アメリカで「カリフォルニア・シャブリ」と名付けられたワインが堂々と登場し、その後、原産地呼称保護の動きが起こることになるわけです。

今回は、シャブリ1級の個性&魅力を探ることがテーマでした。

シャブリの1級畑は40もあります。
それらを分類し、統括すると、それでも17にもなります。
さすがに、そこまで細かくは紹介しきれませんので、代表的ないくつかに絞って紹介されました。




まず、川の右岸、左岸によって大きく分けられます。

右岸は少し粘土質が多い土壌で、、ワインに豊かさと力強さを与えてくれます。
南向き、南西向きの畑が多いので、ブドウの熟度が上がりやすくなります。

左岸は東、北向きの畑が多くなりますが、斜面の角度によってさまざまな方向を向きます。

斜度の強さによって表土の薄い厚いがあったり、風の通り道がどうなっているか、など、さまざまな条件により、右岸の中でも、左岸の中でも、さまざまなテロワールがあり、シャブリ1級の畑は非常に複雑だなぁと思います。




シャブリで特徴的な土壌は“キンメリジャン土壌”です。

約1億5千万年前のジュラ紀後期に遡る地層で、かつて海だったところに堆積物がたまってできました。灰色の泥灰土の土壌が石灰層と交互に現れ、小さな牡蠣などの化石が見られることがあります。
キンメリジャン土壌は、ワインにピュアな味わい、ミネラル感、フィネスを与えるといわれます。




さて、いよいよテイスティング。




【左岸】 Vaillons 2015 / Montmains 2015

ヴァイヨンモンマンは東西にほぼ隣り合う1級畑です。
西側のヴァイヨンは南東向きの丘陵にあり、少し暖かいテロワールで、表土は粘土質。
東側のモンマンは南東から北東に伸びる地形で、北風を受ける涼しいテロワールになり、浅い粘土質の表土の下にキンメリジャンの泥灰土があります。

飲んでみると、ヴァイヨンの方がフルーツのリッチさがあり、モンマンの方が軽快で繊細、洗練された感じがあります。
どちらも2015年と若いので、酸がフレッシュで、イキイキとしていますが、暖かい畑と冷涼な畑の違いがよくわかりました。



【左岸】 Beauroy 2015 / Vau de Vey 2014

ボーロワは左岸の一番北の南東向き急斜面にあり、乾燥した東風を受け、表土もやせて乾燥していますが、日照に恵まれるため、少し暖かいテロワールです。
ヴォー・ド・ヴェイも南東向きで、朝の日照を受けますが、涼しい風が吹き、厚いキンメリジャン土壌であることから、涼しい気候になります。

ボーロワは、キリリとしたミネラルの厚み、塩気、石のニュアンスを強く感じました。ボディはかなり骨太に感じます。
ヴォー・ド・ヴェイは、本来は繊細でエレガントな味わいだと思いますが、この時に飲んだワインはゴマのような独特の風味があり、果実の豊かさ、ほわっとした印象がありました。年の違いなのか、生産者の個性なのか、なかなか興味深かったです。




【右岸】 Fourchaume 2015 / Vaupulent 2015

右岸を代表する1級畑のひとつがフルショーム。右岸北部に位置し、スラン川に向けて斜面が開けている明るい畑で、午後の光をよく浴びます。土壌は、小石の少ない厚い粘土質。
ヴォーピュランはグランクリュのプレリューズと隣り合う位置にあり、南西向き斜面です。表土は粘土石灰質が主で、その下にキンメリジャンの泥灰岩。

フルショームは、フローラル系やカリンなどのアロマが華やか。味わいはふくらしているが、とても繊細でキレイな味わいで、上品です。バランスよく、おいしい。さすがです。
ヴォーピュランは、桃っぽいふっくらした甘みがあります。フルーツの厚みとミネラルの引き締まりが心地よく、これもおいしい。

このヴォーピュランと、次に登場するヴォーロラン(Vaulorent)は、フルショームのグループに入ります。
上の右のエチケットをよく見ると、下の方にFOURCHAUMEと大きく書かれていて、真ん中にLes Vaulorentと書かれています。
同じグループなので、知名度の高いフルショームの名前を出してもOKなんです。

こうしたグループは、傾向の近いワインということなので、お店であれば、同じグループのワインをワインリストに載せるのではなく、別のものをオンリストする方が幅が広がります。
逆に、個人ベースで楽しむなら、同じグループのシャブリを並べて飲み比べる、というのは、なかなか面白いかもしれません。




【右岸】 Vaulorent 2015 / Montte de Tonnerre 2014

フルショームグループのヴォーロランは、グランクリュの集まる丘の続き、つまり、グランクリュのはしっこにあります。白い泥灰岩とキンメリジャン土壌で、水はけよく、豊かさと引き締まった感じを併せ持つワインになります。
モンテ・ド・トネールは西向きの畑で、表土は深くなく、土壌はキンメリジャンの泥灰質石灰層になります。シャブリの典型的なクリマで、ミネラル感とリッチさを併せ持つワインになりますが、フルショームほどはリッチではありません。

ヴォーロランを飲むと、繊細で線の細さを感じますが、果実味はよく熟しています。少し冷たさのあるミネラルも感じました。
モンテ・ド・トネールは、透明感があり、洗練されていて、クールでエレガント。バランスいいです。



キリリとした酸を特徴とするシャブリは、若いうちにイキイキとしたフレッシュ感を楽しむのもいいですが、1級や特級クラスのものは、熟成させて楽しむのもオススメです。食事との素晴らしいマリアージュも楽しめるはずです。

この時は、2010年と2008年ヴィンテージが紹介されました。



【左岸】 Cote de Lechet 2010  【右岸】 Vaillon 2008

熟成した1級は、なめらかさ、クリーミーさが現れ、若いシャブリと違った個性を見せてくれます。
ヴァイヨンは2015年のものと比べると、キャラメルやカフェオレのニュアンスが出てきて、うまみ、複雑味が乗り、余韻も長い~

右岸、左岸、さらにはそれぞれのクリマの違い、熟成の度合いと、シャブリ1級ワインは、かなり色々な楽しみ方ができそうです。



シャブリの輸出先NO.1はイギリス(30%)。いかにもイギリス人が好みそうなスタイル。
第2位は8%の日本、同率でスウェーデン、アメリカ。
日本はシャブリにとって重要な市場なんですね。

日本では、40、50年前のレストランのワインリストの白ワインのコーナーには、必ずやシャブリが載っていたと思います。
その頃は、シャブリはワインリストの主役のひとつでした。
しかし、世界各国から数多のワインが集まってくる現代では、「とりあえず、シャブリはどれかひとつ載せておけばいいか…」みたいな選ばれ方をしていそうです。

ですから、今の若い世代の人にとっては、シャブリは、名前は知っているけれど、実はあまり飲んだことがないワインかもしれません。
もはや、シャブリは、ノスタルジーを感じさせるワインかもしれませんが、フランスの伝統産地ブルゴーニュのひとつという、重要な存在です。

せっかくですから、これを機に、シャブリのワインを思い出してみませんか?




中央は、ブルゴーニュワイン委員会 マーケティング・コミュニケーション責任者フランソワーズ・ルールさん。
最後にブルゴーニュ伝統の歌と踊りを披露してくれました。



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ブルゴーニュ2016年ヴィンテージのバレルテイスティング&現況

2018-02-14 17:19:29 | ワイン&酒
今週はブルゴーニュワインの話題を取り上げていきます。

先週、ブルゴーニュのルイ・ジャド社より、輸出部長のオリヴィエ・マスモンデ氏が来日し、恒例となったブルゴーニュワインの最新ヴィンテージ2016年の紹介を、バレルテイスティングを通して行ないました。



その中で、ブルゴーニュワインの現在についても言及されました。
これについては、昨日の記事でも取り上げましたが(大橋健一MWによるセミナー)、ブルゴーニュの生産者自身の話は非常に需要ですので、重なっている部分もありますが、紹介したいと思います。



ブルゴーニュのワインは、特に1級やグランクリュを中心に高止まりが続いており、すべての注文に応えられない状況にある、といいます。

それは、大橋MWの話にもありましたし、ワイン業界の人間なら誰もが感じていることで、最大の元凶は、ブルゴーニュの収穫が少ない状況がずっと続いているからです。

2011年から2016年まで、6年間収穫の少ない状況が続き、2017年はようやく順調な収穫ができた、ということですから、2017年ヴィンテージは量的には期待できます。

しかし、6年間の不作はワインの価格に影響を与え、また、対日本への輸出においては、円安が続く為替状況があり(この1年で15%円安だとか)、こうした経済の影響も大きいため、2016年ヴィンテージのブルゴーニュワインは、ルイ・ジャド社では、これまでより少しだけ値上がっているものもある、とのこと。

他のブルゴーニュの生産者においても、不作と経済の影響で、20~30%の値上げを余儀なくされているところもあるようですが、ルイ・ジャド社としては、まだ値上げ幅を抑えられているかもしれない、とマスモンデ氏は言っていました。
ルイ・ジャドは大手ですから、小規模生産者よりは、価格コントロールの余裕があるからだと思います。

そんな中、2017年の収穫が順調だった、というのは、嬉しいニュースですね。




ブルゴーニュの新しいAOCの紹介もありました。
これは、すでに昨日のリポートで取り上げましたので、そちらをご覧ください。

AOC Bourgogne Cote d’Or (AOCブルゴーニュ・コート・ドール)
AOC Vezelay (AOCヴェズレイ)は村名クラスのヴィラージュワインになります




3番目の話題として、「ネゴシアン」が取り上げられました。

ブドウやワインを買い、自社ラベルで瓶詰めして販売するのがネゴシアンですが、
「ブルゴーニュのネゴシアンは悪く見られるが、シャンパーニュのドンペリニヨンなどもネゴシアンなのに、誰も悪いイメージを持たない」と、マスモンデ氏。

ネゴシアンについても、昨日のリポートで紹介しましたが、この時のマスモンデ氏も
「少量の年が続いたことで、ブルゴーニュのブドウも畑も価格が高騰し、クレイジーな状態。高すぎて購入できない、手が届かないレベル。だから、今、ブルゴーニュのドメーヌの80%はネゴシアン業も行なっている。ブドウを買い付ける方が、投資として少なくて済み、消費者にとっても、高過ぎるワインを買わなくて済む」と言っていました。

よって、2012年から2017年の間に、ブルゴーニュのでは新しいネゴシアンが23%増えたそうです。
特に、小さな組織のネゴシアンが誕生していて、その一方、有名なドメーヌもネゴシアン業を始めているといいます。

それに伴い、ブルゴーニュのワインビジネスの75%はネゴシアンとしての買い付けの仕事だとか。
ただし、良い畑を持っていても良いワインが造れない人がいるように、ネゴシアンの能力がない人もいるので、良い畑はもちろん大事だが、誰がやるのか?、“人”が大事、といいます。

マスモンデ氏は、フェラーリが好きでも、自分だと乗りこなせない、と例を挙げていました。

ルイ・ジャド社も、自社畑(コート・ドールに140ha、クリュ・ボジョレに87ha、プイイ・フイィッセに18ha)を持つドメーヌであり、ブドウを買うネゴシアンで、大手生産者ですが、「ブドウ畑&醸造に対して最低限しか介入しないという哲学の下、ワイン造りを行なっている」と、マスモンデ氏。

彼の話で、ブルゴーニュのネゴシアンに対する見方が変わった方もいるでしょうか?



さて、いよいよ ブルゴーニュ2016年ヴィンテージ です。



マスモンデ氏曰く「色々なことが起きた年」

前年の12月から1月はとても暖かかったものの、2月、3月は寒さがあり、それでも普通の年と変わらない程度でした。

4月に入ると、ブドウの木の成長は3週間ほど早く進み、2015年と似ている状況でした。

しかし、4月の最終週、非常に冷たい空気が流れ込み、3日間、夜中の気温がマイナスになり、小さな芽がマイナス気温の影響で凍ってしまいました。
とはいえ、この程度では、まだそれほど深刻なダメージではありませんでした。

ところが、朝になり、強い太陽の光が凍った芽に当たり、わずか3分で黒く焼け焦げてしまい、畑に“黒い霜”が降りたような状況になり、一目見て、もうダメだと思ったそうです。

ブルゴーニュの北から南まで被害があり、白ワインの村でも被害を受けました。

この後、2、3週間で新しい芽が出てくれたものの、50%は葉になる可能性があるけれど、残り50%は果実になるのでは…という期待をしたそうですが、サヴィニー・レ・ボーヌやペルナン・ベルジュレスなど、95%を失った村もあり、北のシャブリでも被害を受けました。
しかし、マコネやボジョレは霜は降りませんでした。

5月、6月はかなり涼しく、雨もありました。
しかし、冷気が病気の広がりを妨げ、畑を助けました。
また、冷気は植物の生育サイクルをゆっくりにしました。
が、村によっては、雹害を受けたところもあったようです。

7月、8月、9月の夏は素晴らしく、暑く、雨が降らず、9月に水不足となり、水分ストレスを受けながら、9月27日から収穫が始まりました。

ルイ・ジャドでは、収穫は10日間で終わりました。
「霜から生き延びたブドウ、畑を大事に扱った」と、マスモンデ氏。


2016年ヴィンテージのワインの特徴は、

夏の暑さから来るまろやかさがあり、エレガントさもある
赤は、暑さと霜の影響から来るきっちりとしたタンニンがあり、1年のうちで寒さも暑さもあったため、バランスの取れたものになった。

2015年ヴィンテージは、タンニンが多く、硬く、ストラクチャーがしっかりして、白でもタンニンを感じ(デカンタしてもOK)、あたたかみがあり、アルコール度数が高め。白も赤も長期熟成でき、特に赤は完全に長熟タイプ。

2016年ヴィンテージは2015年の対極にあり、繊細でエレガントで、消費者が好むスタイル

キレイな酸がしっかり存在し、ダイナミックなワインになったので、

2016年の白ワインは、ある程度長熟する2015年の白ワインよりも優れている、
2016年の赤ワインは2015年よりも飲む喜びを感じる。

ルイ・ジャド社では、ほぼ100%天然酵母で発酵させ、白ワインにおいては、リンゴ酸を残すために、マロラクティック発酵(MLF)を途中で止め、ミネラルに富むワインになるようにしています。
2016年は、白も赤もMLFがとてもゆっくり進み、白ワインはMLFの進行を80%でブロックしたため、ワインの中の酸を自然な形で残すことができました。
リンゴ酸は、ミネラル感だけでなく、より垂直に広がる、よりダイナミックで、より長熟な、よりイキイキしたワインになるのに欠かせないものだからです。

結果、2016年はアクセスしやすく、口の中に入れた時に、おいしいという喜びを感じる、バランスの取れたワイン、とのこと。

イメージ湧いてきたでしょうか?



という話を聞いた後で、2016年ヴィンテージバレルテイスティングを行ないました。


オリヴィエ・マスモンデ氏  ルイ・ジャド社 輸出部長


バレルとは樽のこと。昨年7月に、マスモンデ氏と醸造長らで熟成途中の1樽を選び、9月にもう一度チェックし、10月に瓶詰めしたボトルを持ってきたそうです。
まだ完成品ではないものの、およそ80%という状態なので、それなりの特徴がわかります。



白は2016年と2015年の比較(Beaune 1er Greves Le Clos Blanc Domaine Gagey)
赤は2016年と2014年の比較(Bourgogne Le Chapitre Domaine Gagey)

マスモンデさんの話の通り、白の2015年は骨格がしっかりとして太く、果実の厚みもあり、わかりやすいワインだと思いました。
2016年は、熟した果実の香りがありますが、若々しい酸があり、繊細でエレガント。フィネスを感じさせます。

赤の2016年も繊細なタッチで、デリケートな果実味と酸があり、軽やかですが、すでに複雑味もあり、長い余韻があります。
2014年はより熟したフルーツ感が濃厚で、ほんのりとしたタンニンも感じます。まだまだ若さがあり、清々しく、チャーミングなワインだと感じました。

2014年ヴィンテージに関しては、「とても寒かった年ということもあり、寒かった年は好まれない傾向にあるため、各誌の評価は高くなかったものの、酸がしっかり存在し、ピュアでクリスタル感のあるワイン」とマスモンデ氏の談。

2014年は酸がより固い状態にある。熟成の仕方が違ってくるだけで、後は各自の好み、と言っていましたが、まさにその通り。

ブルゴーニュは、誰がどう造っているか?が一番大事
次はテロワール、3番目がヴィンテージ、だそうです。

難しい年でも、いいワインを造る人はいる。
いい畑、醸造設備を持っていても、能力のない人のワインはダメ、そういうことですね。





この後、いくつかの2016年を試飲しましたが、白ワインはすでに完成形に近いものが多く、マイナーなアペラシオンのものでも良い出来だと感じました。
コルトン・シャルルマーニュなどは、さすがに別格ですが、同じテロワールなのにお手頃価格のペルナン・ベルジュレスも出来がよく、お買い得だと思います。



赤ワインは、アペラシオンによってかなり状態が違います。
フェミニンなスタイルといわれるアペラシオンは、今からでも飲めそうで、優雅で上品。思わず笑顔になります。



骨太系のアペラシオンは、まだまだ途中段階にあり、将来に期待大です。


ルイ・ジャド社のバレルテイスティングは何回か参加していますが、年それぞれに特徴があり、興味深いです。
過去のリポートのリンクを張りますので、興味がある方は、ぜひご覧ください。


[参考]

■2015年バレルテイスティングリポート → コチラ

■2014年バレルテイスティングリポート → コチラ

■2013年バレルテイスティングリポート → コチラ

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大橋MWが語るブルゴーニュワインの現状

2018-02-13 17:23:24 | ワイン&酒
先週、ワインの権威ある世界的資格であるマスターオブワイン(MW)を保有する大橋健一氏によるセミナーが、都内で開催されました。

今回のテーマは、「アルベール・ビショー マスタークラス」

アルベール・ビショーは、フランスのブルゴーニュ地方の大手ワイン生産者で、自社畑のブドウで造るドメーヌワインのほか、他からの買いブドウなどでワイン造りを行なうネゴシアンとしても知られています。
また、他のドメーヌの買収なども行なっており、有名なところでは、シャブリ地区の「ロン・デ・パキ」、ニュイ・サン・ジョルジュの「ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン」があります。



大橋健一 MW

大橋MWはアルベール・ビショー社のジャパンアンバサダーに就任しています。



今回のセミナーのアジェンダ


最初の話題は、“ブルゴーニュの現状”です。

いわゆる“ドメーヌ”と呼ばれる生産者数は 3901で、アルベール・ビショー社のようなネゴシアンは288コーペラティブ(協同組合)は16です。



この中で、協同組合数は減少傾向にあり、他の2つは増えています。

協同組合は、瓶詰めしない(できない)栽培農家が収穫したブドウを持ち込むところですが、これがブルゴーニュのブドウ生産量の約半分になります。
この協同組合が減り、他が増えているということは、ブドウを持ちこまず、自分でワインを瓶詰めする人が増えてきた、ということです。

また、近年はブルゴーニュの不作続きでワインが高騰し、それに伴ってブドウ畑の価格も高騰してきたことで、ドメーヌが、自社畑を購入するのではなく、ブドウを買ってワインを造ろうというネゴシアン業にも参入し、ネゴシアン部門のあるドメーヌも出てきました。
さらに、大手ネゴシアンによるドメーヌの買収も増えてきています。




ブルゴーニュワインの価格が高騰しているのは、2011年より続く自然災害が大きな原因です。
地球温暖化の影響で、干ばつ、大洪水、雹…と、世界のワイン産地は大きな被害を受けてきていますが、ブルゴーニュも生産量激減となる災害が続いています。

気候変動により、これまでになかったブドウ木の病気被害も出てきました。



自然災害以外では、中国のブルゴーニュワイン需要があります。
中国はボルドーワインを好んできましたが、ブルゴーニュにも目を付け始めました。
生産量が減って売るワインがないにもかかわらず、需要過多という状況ですから、価格高騰は避けられません。

こうした状況を理解した上で、ブルゴーニュワインの価値、価格を見てほしい、と大橋MWは言います。




ブルゴーニュの現状として、大橋MWはワインスタイルの変化も指摘しています。

“ミネラリーで より軽いスタイル”です。

これはブルゴーニュに限らず、他のワイン産地でも見られる傾向ですよね。
アルコール度数も低くなっています。
とはいえ、濃厚でパワフルなものをコンセプトとしている生産者もいますから、生産者次第です。

軽快な発泡ワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」も非常に人気で、ブルゴーニュ以外の産地でも、クレマンの人気は高く、特に国内需要が増えているそうです。
かつてのフランスでは、スパークリングワインといえばシャンパーニュが一番、とされていましたが、今は地元の泡モノの人気が高まっています。


続いてのポイントは、原産地呼称(アペラシオン)の新設です。



AOC Bourgogne Cote d’Or (AOCブルゴーニュ・コート・ドール)

AOC Vezelay (AOCヴェズレイ)

2017年に上記2つのアペラシオンが新設されました。
※2017年ヴィンテージから名乗れます

これについて私も調べましたので、内容を記載します。

ブルゴーニュの地域名ワインとして、AOC Boourgogne (Blanc / Rouge)がありますが、
このAOCを名乗れるのは、コート・ドール地区だけでなく、シャブリ地区やボジョレ地区、マコネ地区など、広義のブルゴーニュ地方のブドウを使ったワインも含まれていました。

“AOCブルゴーニュ・コート・ドール”は、コート・ドール地区のみ、正確にはCôte de Beaune と Côte de Nuitsの40の村限定になります。
よりブドウの産地が明確化された、ということです。

Vezelay は、ヨンヌ県のChablis(シャブリ)=Grand Auxerrois(グラン・オーセロワ)エリアの中にあるテロワールのひとつでしたが、2017年11月にAOC Vezsleyの新設が承認されました。
白ワインのみで、総面積70haのAOCです。


Pouilly-Fuissé 1er Les Cras
南部マコネ地区の“AOCプイィ・フュイッセ”の中で、1級畑が新設される、ということですが、まだブルゴーニュ委員会のサイトには載っていないので、こちらは承認待ちなのかもしれません。

AOC新設や1級昇格となると、これまでの価格から値上がりが予定されそうですね。

また、ブルゴーニュでは、著名ドメーヌの買収話が出てきたりと、価格に影響の出そうな話が色々とありそうです。




セミナーでは、アルベール・ビショーが買収したドメーヌのワインにも触れましたが、長くなりそうなので、また別の記事として紹介したいと思います。



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ブルゴーニュIGPのピノ・ノワール

2018-02-12 17:56:28 | ワイン&酒
昨年秋に購入したブルゴーニュのピノ・ノワールのワイン、よくある普通の AOC Bourgogne Rouge だと思っていたところ、よく見たら、IGPワインでした。


Pinot Noir 2014 Herve Kerlann
(Bourgogne, IGP Sainte Marie la Blanche

エルヴェ・ケルランは、ブルゴーニュの中心地ボーヌ近郊の生産者ですが、このワインに使われたブドウの畑が AOCの規定エリア内になく、IGPサント・マリー・ブランシュのエリアにある、ということなんですね。




この2014年ヴィンテージは、IGPサント・マリー・ブランシュですが、生産者のHPを見ると、IGP St Marie la BlancheとIGP Languedocのブドウを使用した Vin de Paysとなっていましたので、どこかの年からラングドックのピノ・ノワールを加えているようです。
もしくは、年ごとに変えているとか?

味わいは、赤系ベリーの印象がある、軽やかでチャーミングな赤ワインです。
複雑さを楽しむ、というよりも、ピノ・ノワールのフルーティーな魅力を気軽に楽しむタイプ。

価格もライトで、自宅の晩酌にちょうど良かったです

※輸入元:モトックス 希望小売価格:1950円(税抜)


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クールなニューウェーブのカリフォルニアワイン「スクライブ」@Fine オーガニックワイン

2018-02-11 12:47:56 | ワイン&酒
ナチュラルライフを提案するライフスタイル誌「Fine」2018年3月号 (2/10発売)で、私が執筆している連載のオーガニックワイン記事が紹介されています。

今回は、米カリフォルニアの 「スクライブ SCRIBE」です。



今のカリフォルニアワインは、新しい世代がどんどん出てきて、スタイルも変わってきています。
そんな新世代カリフォルニアワインで注目したいのが、若い兄弟のクールなオーガニックワイン「スクライブ」です。



「Fine」 2018年3月号 (2/10発売) 680円 (日之出出版)

※ P28-29をご覧ください




【参考】
vol.1 コノスル@チリコチラ

vol.2 ツィント・フンブレヒト@フランスコチラ

Vol.3 フィーナ@イタリアコチラ

Vol.4 ヨハン・ヴィンヤーズ@アメリカコチラ

Vol.5 ジオ バッファ@イタリアコチラ

Vol.6 ルシャレル@スペインコチラ


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世界の機内食案内[28]Aeroflot Russian Airlines モスクワ〜パリ往復

2018-02-10 14:05:01 | 機内食
機内食ファンの皆さん、お待たせいたしました!

&GP「世界の機内食案内[28]Aeroflot Russian Airlines モスクワ〜パリ往復」 がアップされました。

いろいろトラブルの多かったこの時のアエロフロートですが、モスクワ~パリ往復もすんなりいかず…



▼記事リンク → 世界の機内食案内[28]Aeroflot Russian Airlines モスクワ〜パリ往復


トラブル続きとはいえ、最終的にはなんとかなっているので、ある意味、悪運が強いのかもしれません(笑)



記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/1432009/

&GP
https://www.goodspress.jp/







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乳酸菌入りのバウムクーヘン

2018-02-09 14:35:26 | 甘いもん
久々の バウムクーヘン ネタです(笑)
3連休前なので、ゆる~い話題をお届けします


乳酸菌配合 バウムクーヘン (美松製菓)

シールド乳酸菌®M-1を200億個も配合したバウムクーヘンです。

「シールド乳酸菌®」とは?
今はいろいろな乳酸菌が出ていますが、これは初耳。

乳酸菌の免疫力を高める働きに着目して、森永乳業が持つ数千の菌株から選び抜かれた特別な乳酸菌だそうです。

このバウム自体はスーパーで普通に売られていましたが、カラダにいい乳酸菌が入っているなら…と、ついつい買ってしまいました



最初に食べたときは、しっとりしていて甘さ控えめ、という印象でした。
ですが、また別の時に改めて食べてみると(2個め)、よりしっとり感があり、とてもお上品なお味で、前回よりもおいしく感じました。

体調とか、お腹の空き具合とか、その時によって感じ方が違ってきそうです。

ちなみに、私がおいしいと思った状況は、外出まで時間がない時のランチ代わりに食べた時でした。
食後のデザート、というよりも、おやつタイムがいいかもしれません


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シチリアのオーガニックスパークリングワイン

2018-02-08 16:14:15 | ワイン&酒
私の大好きなシチリアのオーガニックのロゼ“Prato Rose Organic”の生産者Feudo di Santa Teresaから、新しいスパークリングワインが入ってきました。


Vino Spumante Biologico GRILLO Brut NV
Feudo di Santa Teresa
 (Italy, Sicily)

シチリアの地場品種グリッロ100%オーガニックのスパークリングワインです。

グリッロはシチリアの酒精強化ワイン“マルサラ”によく使われた白ブドウ品種ですが、それをスパークリングワインにしてくるところがいいですね。



アルコール度数12.5%。

飲んでみると、よく熟したブドウを使っていることがわかります。
しっとりとした口当たりで、泡は強くないですが、とてもなめらか。
果実の甘みがしっかり感じられる、心地よさがあり、ほっとします。

パチパチ刺激的なスパークリングワインもありますが、これはソフトでやさしいスプマンテ。




最近のトレンドらしい、コロンと丸みを帯びたボトルの形状がクールで、ゴールドのキャプシールがゴージャス。
とてもこのお値段(1800円、税抜)には見えないルックスです。

これは、色々なシーンで活躍してくれそうですね~

※輸入元:スマイル




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リラックスして飲みたいショイレーベ

2018-02-07 17:25:51 | ワイン&酒
今日出かけた試飲会で、へえ〜、と思ったのが、こちらのドイツの白ワイン、ショイレーベ


ガウメンシュピール ショイレーベ 2015 ペーター・メルテス (ドイツ、モーゼル)

ショイ博士によって1916年に誕生した白ブドウ品種です。

私がよく見るドイツのショイレーベは辛口ですが、こちらは、フルーティーな甘みが残っていて、軽やかでチャーミング。

アルコール度数も11.5%とライトで、肩の力を抜いて、ゆるりと飲める脱力系。



楽しげなエチケットも気に入りました。

価格もライトです。

※輸入元:スマイル、 希望小売価格:1,150円(税抜)

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中国の空港ではモバイルバッテリー没収必至

2018-02-06 12:01:01 | お出かけ&旅行
スマホの充電などに便利な携帯用のバッテリー“モバイルバッテリー”ですが、
中国の空港では、機内持ち込み手荷物で持っていても、セキュリティーで没収されるという話をよく聞きます。

バッテリーや電池類は、飛行機の預け荷物には入れられないため、機内持ち込み荷物に入れるしかありません。
私も当然そうしています。



モバイルバッテリーはあまり使わないので、持って出かけることは少ないのですが、出かける場所によっては、1本程度を持っていくこともあります。

今まで通過した世界各国の空港のセキュリティでは何も言われませんでしたが、中国の空港では問答無用で没収される、という話を聞き、うわ~、厳しいのね…と思っていました。

しかし、つい先日、2019年2月から スマホ用モバイルバッテリーが規制対象になる というニュースが流れました。

モバイルバッテリーの発火事故が相次いだため、経済産業省は、
基準を満たさないモバイルバッテリー製品の製造や販売を禁止するというものです。

私は、モバイルバッテリーの発火事故については気に留めていませんでしたが、バッグやリュックの中に入れていたモバイルバッテリーが電車の中で発火して大きな事故になったケースが相次いでいる、と聞いたら、たしかに飛行機に持ち込むのは危険かもしれません。



来年2月以降は規制されますが、それ以前に製造されたものを持っている人は多いと思いますし、私の持っているこの2本もそうです。
規制後は、どう見分けるんでしょうか。

でも、基準を満たした製品でも、中国の空港は、今後もすべて没収かもしれませんね…

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Global Wine Meetings in Taipei (2016.4.19-20)