母校のOB会で講演した内容の続きです。
現在のワイントレンドとして
自然派
ライト化
スパークリング
和風
トレサビリティ
などを紹介しました。
昨日の「アルゼンチンワイン」 は 「自然派+ライト化+トレサビリティ」でしょう。
「ライト化+スパークリング+和風+トレサビリティ」だと思うのが、
日本のワイン、特に「甲州」種のワインです。
ここ数年の間で、日本のワインがかなりの注目を浴びるようになってきました。
若手生産者の成長や新規参入などもあり、うす甘い観光土産用ワインをつくっていた頃と比べると、ワイン自体に大きな変化が起きています。
日本のワインを盛り上げようという動きも後押しし、日本のワインを置くショップやレストランも多くなってきました。
空前の日本ワインブームかもしれません。
せっかくのいい機会ですので、色々なワインを試し、これは!と思うものをぜひ見つけてください。
今回の講演会では、
甲州ワインに45年の歴史のあるマンズワイン から下記2アイテムをチョイスしました。
キッコーマンのS先輩からご提供いただけるということでしたので、
迷わず甲州を選ばせていただきました。(S先輩、ありがとうございました)
マンズ 甲州 酵母の泡 NV (左)
マンズ 甲州 シュル・リー2006 (右)
発酵後にオリと接触させながら熟成を行う「シュル・リー」製法でつくるワインは旨味が乗り、甲州ワインの中では私の一番のお気に入りです。
辛口ですがシャープ過ぎないので、幅広い料理に対応できます。
ちらし寿司などのご飯モノとの組み合わせも違和感がありません。
しかし、気になる新たなアイテムが出現しました。
それが「酵母の泡」です。
「酵母の泡」は、山梨産甲州100%の辛口スパークリングワインです。
世間のスパークリングワイン人気を受け、甲州のスパークリングの生産を始めるメーカーがここ2、3年で増えてきました。
甲州種のことを全く知らない人でも、おいしいスパークリングワインなら飲むキッカケの入り口になってくれるはずですし、元々の甲州ファンなら、甲州のバラエティが増えるのは大歓迎ですよね。
実は、このワインをチョイスして先輩にお願いをした後日、友人たちとのいつものブラインドワイン会で、この「酵母の泡」を持ってきた友人がいました。
ブラインドで出され、これは何者?と少し悩みましたが、シャンパーニュではなく日本のワインだと睨んだ通りの結果でした。
それよりも、私が講演会用に選んでいたワインだったので、心の中で密かに驚いていました(笑)。
目の利く人は注目している、ということですね。
ブラインド会の時の写真 ―フレンチの店でも見劣りしないルックスです
ここのワインバーのソムリエ氏は、
「魚介系をはじめ、幅広い料理に合わせられるし、価格もリーズナブルなので(1,500円)お客様に勧めやすい」と言っていました。
私もまったく同感です。
講演会でも、女性はもちろん、男性参加者も幅広い年齢層で(若手から年配の方まで)このスパークリングを気に入ったようで、早速キッコーマンに注文を入れたとか?(笑)
S先輩が追加で出してくださった長期熟成甘口 ―これも好きです♪
甲州種は、スパークリングから辛口~甘口まで幅広い味わいのタイプが出ているので、好みや料理、状況に合わせて使い分けができるのがいいですね。
甲州種をはじめ、日本の各地のワインとその土地の食材を組み合わせたマリアージュの提案などは、今後はお店でもどんどん積極的にしていただけると嬉しいですね。
現在のワイントレンドとして
自然派
ライト化
スパークリング
和風
トレサビリティ
などを紹介しました。
昨日の「アルゼンチンワイン」 は 「自然派+ライト化+トレサビリティ」でしょう。
「ライト化+スパークリング+和風+トレサビリティ」だと思うのが、
日本のワイン、特に「甲州」種のワインです。
ここ数年の間で、日本のワインがかなりの注目を浴びるようになってきました。
若手生産者の成長や新規参入などもあり、うす甘い観光土産用ワインをつくっていた頃と比べると、ワイン自体に大きな変化が起きています。
日本のワインを盛り上げようという動きも後押しし、日本のワインを置くショップやレストランも多くなってきました。
空前の日本ワインブームかもしれません。
せっかくのいい機会ですので、色々なワインを試し、これは!と思うものをぜひ見つけてください。
今回の講演会では、
甲州ワインに45年の歴史のあるマンズワイン から下記2アイテムをチョイスしました。
キッコーマンのS先輩からご提供いただけるということでしたので、
迷わず甲州を選ばせていただきました。(S先輩、ありがとうございました)
マンズ 甲州 酵母の泡 NV (左)
マンズ 甲州 シュル・リー2006 (右)
発酵後にオリと接触させながら熟成を行う「シュル・リー」製法でつくるワインは旨味が乗り、甲州ワインの中では私の一番のお気に入りです。
辛口ですがシャープ過ぎないので、幅広い料理に対応できます。
ちらし寿司などのご飯モノとの組み合わせも違和感がありません。
しかし、気になる新たなアイテムが出現しました。
それが「酵母の泡」です。
「酵母の泡」は、山梨産甲州100%の辛口スパークリングワインです。
世間のスパークリングワイン人気を受け、甲州のスパークリングの生産を始めるメーカーがここ2、3年で増えてきました。
甲州種のことを全く知らない人でも、おいしいスパークリングワインなら飲むキッカケの入り口になってくれるはずですし、元々の甲州ファンなら、甲州のバラエティが増えるのは大歓迎ですよね。
実は、このワインをチョイスして先輩にお願いをした後日、友人たちとのいつものブラインドワイン会で、この「酵母の泡」を持ってきた友人がいました。
ブラインドで出され、これは何者?と少し悩みましたが、シャンパーニュではなく日本のワインだと睨んだ通りの結果でした。
それよりも、私が講演会用に選んでいたワインだったので、心の中で密かに驚いていました(笑)。
目の利く人は注目している、ということですね。
ブラインド会の時の写真 ―フレンチの店でも見劣りしないルックスです
ここのワインバーのソムリエ氏は、
「魚介系をはじめ、幅広い料理に合わせられるし、価格もリーズナブルなので(1,500円)お客様に勧めやすい」と言っていました。
私もまったく同感です。
講演会でも、女性はもちろん、男性参加者も幅広い年齢層で(若手から年配の方まで)このスパークリングを気に入ったようで、早速キッコーマンに注文を入れたとか?(笑)
S先輩が追加で出してくださった長期熟成甘口 ―これも好きです♪
甲州種は、スパークリングから辛口~甘口まで幅広い味わいのタイプが出ているので、好みや料理、状況に合わせて使い分けができるのがいいですね。
甲州種をはじめ、日本の各地のワインとその土地の食材を組み合わせたマリアージュの提案などは、今後はお店でもどんどん積極的にしていただけると嬉しいですね。
「和風」ということで日本産ワインの紹介は大変良い事と思いますが、ご指摘のようにその地方の食材や料理との相性や連関はどうなのでしょう?やはりそうした食文化が育たない限りワイン文化も熟成しないかと思われます。「シャンペンに代わる手軽なスパークリングワイン」程度の市場戦略ならば態々語る必要もないでしょうが。
その点からも「スパークリング」という方向性は将来的な可能性があるのか、それとも口当たりがよくして酒質を隠した販促でしかないのか、些か疑問に思われます。
日本の風土や食生活や日本人の多くの好みからすると日本製スパークリングワインは正しい方向なのでしょうか?
写真のもそうですけれど、
昔に比べて、ラベルがお洒落になったというのも、売れるようになった原因のような気がします。
スタイリッシュというか。
味もそうですけれど、見た目も考えられているなって思います☆
コメントありがとうございます。
食文化、ワイン文化に関するご意見、ごもっともだと思います。
だからこそ、ワインになじみのない人が入りやすくなるような工夫を、生産者、流通、料飲店などの各所でしていくと良いと思いますし、日本のスパークリングワインがそうした役割を担うひとつになっても良いのではと思います。
甲州種については、ここ30年の間で、樽を使って発酵したり熟成させたり、シュール・リー、逆浸透膜、凍結、グリワインetc...と、さまざまな試みが行われてきました。
甲州種のスパークリングに関しては、機山のように早くから着手していた生産者もありますが、ここ2、3年ほどで(甲州種以外でも)グンと増えましたよね。
たしかに「ブーム」に乗っているだけのところもあるかもしれませんが、甲州の可能性の模索として真剣に取り組んでいるところもあると思いますので、見守っていければ、と思っています。
>たむねこさん
売る側も、中身は同じなんだから外側はなんだってかまわない、と思わず、
飲む人を楽しませてくれるような遊び心があると嬉しいですよね。
「酵母の泡」は一流料亭のお座敷でも通用する優雅な気品がありますし、
家庭の食卓も華やかに引き立ててくれそうです。