ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ラリヴェ=オー=ブリオンのブルーノ氏来日

2008-12-23 11:19:59 | ワイン&酒
約1ヶ月前、ボルドーから92のシャトーが来日した大きな試飲会がありました。

ボルドーには 「ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー」という生産者団体があり、131のシャトーが加盟しています。

そのうち92シャトーが、アジアツアーの皮切りとして来日し、
ボルドーの2005年という偉大なヴィンテージの披露を行いました。



その中で、2日間に渡って会い、話を聞いたシャトーがいくつかありました。



Bruno Lemoine 氏 / Ch. Larrivet-Haut-Brion (ペサック・レオニャン)

ブルーノさんは、レオニャン村のシャトー・ラリヴェ=オー=ブリオンでManaging Director をしています。

ここは白も赤もつくっています。
まずテイスティングさせていただいたのは、2006年の白と赤。



Ch. Larrivet-Haut-Brion Blanc 2006
樽のきいた、しっかりしたボディの白。
「ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを新樽のバリックで発酵も熟成も行っています」とブルーノさんが言うように、1996年にあのミッシェル・ローランがコンサルタントになって以来、新樽で発酵&熟成させるようになり、白ワインのクオリティがグンと上がりました。


Ch. Larrivet-Haut-Brion Rouge 2006
赤は、フルーツの感じをできるだけしっかり出すよう、長時間のマセラシオンを行っています。
このワインは4時間前に抜栓したそうですが、2006年なのでまだまだ若くて硬いと感じました。熟成に時間がかかるタイプですね。
カベルネの比率は60%、残りがメルロ。



ブルーノさんによると、
「当シャトーはペサック・レオニャンの南に位置し、ボルドーの空港から15分です。

我々のワインは女性的ワインで、エレガントで繊細で、食事と合わせて楽しめるものになっています。

2006年は、赤はまだ若いですが、白はフレッシュで爽やかなワインです」とのこと。




翌日の試飲会では2005年をテイスティング。
白はセミヨンとソーヴィニヨン・ブランが50%ずつ。
さすがに2005年は、白も赤も素晴らしい!

ペサック・レオニャンのワインは、樽を使っていても、慎ましやかでエレガントな味わいがあり、個人的にはメドックのものよりも好みかな・・・




「ワイン村」(キャッチ The 生産者 第53回)で紹介した
http://www.jsa-winemura.jp/

シャトー・ダッソーのローランスさんと一緒に、はい、パチリ


ブルーノさん、ありがとうございました~


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