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“マルベック・ワールド・デー Malbec World Day” (MWD) を知っていますか?
今年で3年目を迎える マルベックの記念日 “4月17日” のことです。
世界に向けたアルゼンチンワインのプロモーションを手がけるアルゼンチンワイン協会(Wines of Argentina)は、アルゼンチンの代表的ブドウ品種マルベックの更なる認知度を高めるため、“Malbec World Day on April 17” を2011年に制定しました。
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この日には、アルゼンチンだけでなく、世界各国で70ものさまざまなイベントが開催されます。
イベントはワインに関することだけかと思いきや、文化や芸術などともリンクさせています。
2013年のMWDでは、 “芸術と文化を表現する存在” として マルベック をフィーチャーし、これを “ストリートアート” のコミュニケーション力とつなげよう としています。
例えば、ニューヨーク、サン・パウロ、ロンドン、上海、メンドーサで 落書きアート のアーティストたちにスペースを提供して描いてもらったり、といったイベントなどが行われます。
こうしたことを行うと各地でニュースとして取り上げられ、人々の関心を大いに引きます。
その結果、マルベックがクローズアップされ、認知度が向上する、というわけですね。
実際、過去2年のMWDのイベントにより、ワイン生産国としてのアルゼンチンと、ブドウ品種としてのマルベックの認知度が向上し、アルゼンチンのマルベックワインの輸出量が増加しました。しかも、プレミアムワイン、スーパープレミアムワインの輸出量も大きな伸びを見せた(2011-2012、プレミアム13.5%、スーパープレミアム15.4%)というから、かなりの効果です。
ただし、日本ではMWDのイベントは過去に実施されておらず(3.11の影響もあったと思います)、残念ながら2013年もありません。
このイベントが日本でも行われるようになると、マルベックの知名度も上がりそうでしょうか?
まずは、自分ひとりでも、いえ、誰かと一緒に 4月17日にアルゼンチンのマルベックワインを飲んでみましょうか
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私も今夜は、アルゼンチンのマルベック飲みます
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マルベックとは?
マルベック -Malbec-は、フランス南西部原産とされる黒ブドウ品種。かつてはボルドーでも人気の品種でしたが、今フランスでもっとも広く栽培されているのは、南西地方のカオール。
果皮が黒く、タンニン分を多く含むため、色調が濃厚でタンニンの骨格がしっかりした長期熟成可能なワインになるといわれますが、醸造方法の違いやつくり手などによっても、さまざまなスタイルのものがあります。
※カオールでは、マルベックは“the black wines of Cahors”と呼ばれていました
なぜ4月17日?
1853年に創立されたメンドーサ州農業学校(Quinta Normal de Agricultura de Mendoza)の校長マイケル・アイメー・プジェー氏は、メンドーサに初めてフランスからブドウの苗木を持ち込んだ人物。マルベックは、彼によって1853年にメンドーサに持ち込まれました。
このマルベックこそがアルゼンチンのワイン産業を引き上げる新しい品種になる!という確信の下、メンドーサ知事の支援を得、マルベックの導入に関する法案が議会に提出されたのが、1853年4月17日でした。
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