【前編】から続きます
ドイツの朝食に食べられる小型パン 「ゼンメル」 は、小麦粉の種類は通常のものよりたんぱく質が少なく、パンを作る際に加える砂糖や油脂の量も少ないようで、食べるとたしかにあっさりしています。
でも、皮がむっちりして噛み応えがあり、噛めば噛むほど小麦の甘味が出てくる ので、そのまま食べても本当においしいし、色々な食材と組み合わせても相性バッチリなのがいいですね。
ドイツではこうした小型パンにハムやチーズをはさみ、お弁当として手軽に持っていくことも多く、丸いパンの形をしたランチボックスもあるようです。
でも、日本同様、ドイツの子供たちのアゴも弱くなっているようで、噛み応えのあるパンよりも、ピタパンや米国ハンバーガーショップのバンズのような柔らかいパンを食べるようになっているとか。
また、20、30年前には1人1日500gくらいの量のパンを食べていたのが(ゼンメルが1個約50g)、現在では1日150gくらいにまで減っているとのこと。
今はパン以外にも食べるものがたくさんありますからね・・・
ゼンメルのような小麦粉のパンは焼いた当日が一番おいしく、ライ麦のパンは翌日の方がおいしくいただけるとのこと。
でも、食べきれずに残って固くなってしまうこともありますよね?
固くなったパンの使い方として・・・
手でちぎってハンバーグのタネに混ぜてしまう
ちぎったものを油で揚げ(オーブントースターで焼けばヘルシー?)
→ サラダの上に散らし、ドレッシングをかける
→ スープやシチューに入れてボリュームアップ!
などの利用方法があるようですが、
今回は固くなったゼンメルを使った「ゼンメルクヌーデル」が登場しました
Steinpilz(シュタインピルツ)のクヌーデル
「クヌーデル」は「団子」のことなので、ゼンメルクヌーデルは「ゼンメルで作ったパン団子」。
残り物料理ですが、とても手が込んでいます。
今回の会場となった 「ヨーロピアンダイニングビッテ」 の日見シェフに作り方を聞くと、
カリカリに固くなったパンを細かくちぎって(ダイス大くらいにカットしてもOK)、卵と牛乳をあわせた液*に一晩ほど漬けておきます。
それを成型し(バトン状や団子状など)、ラップできっちり包み、さらにホイルで包み、熱湯の中で30分ほど茹でて出来上がりです。
卵と牛乳の液*は、バターを溶かして玉ねぎのみじん切りを炒め、卵2個と牛乳75gを加えてよく攪拌して作ります。
「ビッテ」日見シェフ作のゼンメルクヌーデル
パンの種類や固さによって卵液に浸す時間も変わってきますし、成型したクヌーデルの大きさによって茹でる時間も変わってきます(小さい団子状なら5~10分)。
茹で方が足りないと卵液が固まらず、パン同士がしっかりくっついてくれないので要注意です。
クヌーデル自体の味は非常に薄く(塩味)、ソースやシチューに添えたりして食べます。
今回はシュタインビルツのクリームソースに添えられましたが、このソースが大変美味で、ほろりとソフトな食感のクヌーデルがより一層おいしく感じられました。
「シュタインピルツ」はキノコの名前で、イタリアのポルチーニ茸と同じものだとか
クヌーデルは口の中でやさしくほどけるので、小さなお子さんからお年を召した方までおいしく食べられます。
大事なパンを残さない知恵から生まれた料理、ぜひ見習いたいですね。
次のドイツパンクラブは2011年1月開催予定。
その場で次回のパン屋さんも決まりました。
楽しみです!
-------------------------------------------------------
≪今回のパン提供店≫
ドイツパンの店タンネ
浜町店 東京都中央区日本橋浜町2-15
Tel.03-3667-0426
営業時間:8:45~17:00 定休日:土日祝
人形町店 東京都中央区人形町2-12-11
Tel.03-3667-1781
営業時間:10:00~18:00(土曜日は~17:00)
定休日:日祝、第二月曜日
*人形町店にはイートインコーナーがあります
≪今回のレストラン≫
ヨーロピアンダイニングビッテ
東京都千代田区永田町2-9-6十全ビル1F
Tel.03-3597-4258
http://www.bittebitte.jp/index.html
≪主催≫ ドイツ食品普及協会
http://www.doitsushoku.com/
ドイツの朝食に食べられる小型パン 「ゼンメル」 は、小麦粉の種類は通常のものよりたんぱく質が少なく、パンを作る際に加える砂糖や油脂の量も少ないようで、食べるとたしかにあっさりしています。
でも、皮がむっちりして噛み応えがあり、噛めば噛むほど小麦の甘味が出てくる ので、そのまま食べても本当においしいし、色々な食材と組み合わせても相性バッチリなのがいいですね。
ドイツではこうした小型パンにハムやチーズをはさみ、お弁当として手軽に持っていくことも多く、丸いパンの形をしたランチボックスもあるようです。
でも、日本同様、ドイツの子供たちのアゴも弱くなっているようで、噛み応えのあるパンよりも、ピタパンや米国ハンバーガーショップのバンズのような柔らかいパンを食べるようになっているとか。
また、20、30年前には1人1日500gくらいの量のパンを食べていたのが(ゼンメルが1個約50g)、現在では1日150gくらいにまで減っているとのこと。
今はパン以外にも食べるものがたくさんありますからね・・・
ゼンメルのような小麦粉のパンは焼いた当日が一番おいしく、ライ麦のパンは翌日の方がおいしくいただけるとのこと。
でも、食べきれずに残って固くなってしまうこともありますよね?
固くなったパンの使い方として・・・
手でちぎってハンバーグのタネに混ぜてしまう
ちぎったものを油で揚げ(オーブントースターで焼けばヘルシー?)
→ サラダの上に散らし、ドレッシングをかける
→ スープやシチューに入れてボリュームアップ!
などの利用方法があるようですが、
今回は固くなったゼンメルを使った「ゼンメルクヌーデル」が登場しました
Steinpilz(シュタインピルツ)のクヌーデル
「クヌーデル」は「団子」のことなので、ゼンメルクヌーデルは「ゼンメルで作ったパン団子」。
残り物料理ですが、とても手が込んでいます。
今回の会場となった 「ヨーロピアンダイニングビッテ」 の日見シェフに作り方を聞くと、
カリカリに固くなったパンを細かくちぎって(ダイス大くらいにカットしてもOK)、卵と牛乳をあわせた液*に一晩ほど漬けておきます。
それを成型し(バトン状や団子状など)、ラップできっちり包み、さらにホイルで包み、熱湯の中で30分ほど茹でて出来上がりです。
卵と牛乳の液*は、バターを溶かして玉ねぎのみじん切りを炒め、卵2個と牛乳75gを加えてよく攪拌して作ります。
「ビッテ」日見シェフ作のゼンメルクヌーデル
パンの種類や固さによって卵液に浸す時間も変わってきますし、成型したクヌーデルの大きさによって茹でる時間も変わってきます(小さい団子状なら5~10分)。
茹で方が足りないと卵液が固まらず、パン同士がしっかりくっついてくれないので要注意です。
クヌーデル自体の味は非常に薄く(塩味)、ソースやシチューに添えたりして食べます。
今回はシュタインビルツのクリームソースに添えられましたが、このソースが大変美味で、ほろりとソフトな食感のクヌーデルがより一層おいしく感じられました。
「シュタインピルツ」はキノコの名前で、イタリアのポルチーニ茸と同じものだとか
クヌーデルは口の中でやさしくほどけるので、小さなお子さんからお年を召した方までおいしく食べられます。
大事なパンを残さない知恵から生まれた料理、ぜひ見習いたいですね。
次のドイツパンクラブは2011年1月開催予定。
その場で次回のパン屋さんも決まりました。
楽しみです!
-------------------------------------------------------
≪今回のパン提供店≫
ドイツパンの店タンネ
浜町店 東京都中央区日本橋浜町2-15
Tel.03-3667-0426
営業時間:8:45~17:00 定休日:土日祝
人形町店 東京都中央区人形町2-12-11
Tel.03-3667-1781
営業時間:10:00~18:00(土曜日は~17:00)
定休日:日祝、第二月曜日
*人形町店にはイートインコーナーがあります
≪今回のレストラン≫
ヨーロピアンダイニングビッテ
東京都千代田区永田町2-9-6十全ビル1F
Tel.03-3597-4258
http://www.bittebitte.jp/index.html
≪主催≫ ドイツ食品普及協会
http://www.doitsushoku.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます