ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ヴィーニョ・ヴェルデと和食

2017-04-19 12:48:02 | ワイン&酒
昨日取り上げた、ポルトガルのワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」 を、日本の気候や食卓にもピタリと合うワイン、と紹介しました。

アルコール度数が低めで、若々しくフレッシュで、軽快で心地よいヴィーニョヴェルデですからね。

例えば、和食の小鉢



色々な小鉢がありましたが、ピンクペッパーとトリュフ塩をトッピングした湯葉(右上)、出汁で軽く煮て針生姜を載せたミニトマト(中央)、地鶏の生ハム(左列真ん中)、苺と春菊の白和え(左下)などは、ヴィーニョ・ヴェルデのスパークリングや白の伝統ブレンドワインといい感じで合わせられました。




お造りの場合、柑橘を絞って塩でいただくイカや白身魚なども、伝統ブレンドのヴィーニョ・ヴェルデの白と。
赤身は青シソとともにいただくと、清涼感がヴィーニョ・ヴェルデと合わせやすくなります。




ミネラル感たっぷりのアルバリーニョ単体の白ワインは、近年とても人気です。

ヴィーニョ・ヴェルデは、伝統のミックスブレンドワインから単一品種ワインへとトレンドが移ってきていることを昨日の記事で書きましたが、特に“アルバリーニョ”は認知度が高く、ヴィーニョ・ヴェルデの中では最も世界市場で求められているそうです。
その次が、アロマが華やかな“ロウレイロ”が人気と聞きました。




キンキの若狭焼き、ローストビーフ、粟麩田楽 が盛られた皿。
山のもの、山のもの、肉と多彩で、合わせるワインを悩んでしまいますが…



ヴィーニョ・ヴェルデのロゼは万能選手でした



ロゼは、甘酸っぱい土佐酢のジュレをかけたアワビと山菜にも合いました。




アヴェッソは、オレンジや桃、アーモンドの風味、フローラルさが混じった味わいが特徴の品種と言われます。
今回、単一品種のヴィーニョ・ヴェルデを色々飲みましたが、個人的には、アヴェッソのワインはとても気に入りました。



甘鯛と若竹煮のタケノコのナッティな味わいが、アヴェッソの風味とよく合います。
アヴェッソは、春の木の芽の苦みとも合い、上の田楽に使われてる蕗味噌と合わせてもおいしかったです。




鯖の棒寿司は、やはり鯖が少し生臭さがあるので、ワインとのペアリングはちょっと難しいかなと思いました。
ちらし寿司のようなタイプにすれば、ブレンドタイプやロゼのヴィーニョ・ヴェルデと合わせやすいのではないでしょうか。



今回ペアリングさせたヴィーニョ・ヴェルデ


ヴィーニョ・ヴェルデは手頃な価格で買えるものが多く、爽やかで軽やかで、とても飲みやすいワインですので、多くの人が集まる場にもうってつけだと思います。

パーティーに、アウトドアピクニックやBBQにもオススメです。




今日みたいな日は、緑の芝生で昼から楽しみたいなぁ~


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