ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

第3回ドイツパンクラブ【前編】

2011-04-18 11:45:59 | パン
ドイツパンクラブも3回目ですが、今まですべて参加し、皆勤賞です(笑)
なんといっても、自分では探し出せないドイツパンの店と出会えるのが面白いんです。

今回の店は、静岡県浜松市の 「ロッゲンメール」

浜松までは、なかなかパンを買いに行けないですからね。



第3回 ドイツパンクラブ

テーマ:イースター(復活祭)

パン提供店:「Roggenmehl」 ロッゲンメール (静岡県浜松市)


今回のテーマは、今年のイースターが4月24日ということもあり、イースターにちなんだ食べ物の話を中心に、パンと料理をいただきました。

まずは主役のパンたちを



フォルコンブロート (Vollkornbrot)

vollがfull、kornは穀物、麦粒の意味なので、フォルコンブロートは全粒粉パンのこと。
ロッゲンメールでは、ライ麦全粒粉90%+強力全粒粉小麦10%の割合で、自家製サワー種(1週間熟成)を使って焼き上げています。

ライ麦比率が高いのに、酸味も穏やかでとっても食べやすいライ麦パンでした。
これなら、ライ麦パンを食べ慣れない人でも抵抗なくいただけるはず。

シンプルで飽きの来ない味は、どんな食材とも相性が良さそう。
チーズ、ジャム、ハムetc...と、オールマイティに活躍してくれるパンです。



メアコンブロート (Mehrkornbrot)

直訳すると、より多くのkornのパン。
つまり、穀物がたくさん入ったパンで、ひまわりの種、カボチャの種、ゴマが混ぜ込まれていました。
ライ麦比率は50%、自家製サワー種使用で、酸味はほとんど感じません。

ひまわりの種、カボチャの種がプチプチと歯応えよく、しかも香ばしく、パン生地もむっちりして噛み応えがあり、これは超好み
ブルーチーズ+ハチミツという組み合わせなんて最高では?



ヴァイツェンミッシュブロート (Weizenmischbrot)

weizen(小麦)mische(ミックス)パンで、小麦の比率の方が多く、ライ麦は30%
こちらも自家製サワー種使用です。

面白いのは、青海苔と天日干ししたシラスが混ぜ込まれていること!
青海苔もシラスも、地元である浜松の舞阪漁港で水揚げされたものなので、「ご当地パン」といってもいいかも?(笑)
もちろん、この店のオリジナル商品

和の食材である青海苔とシラスなんて違和感がありそうですが、食べてみると、意外にもイケます!
シラス味はあまり感じませんでしたが、強めに出ている青海苔の風味が意外なおいしさで、ついつい手が出て食べてしまいました。
家庭で作る和食や洋食のお供にどうでしょう?



イースターは、春分の日のすぐ後の満月の後の日曜日なので、今年は4月24日
日本ではイースターを祝う風習はほとんどありませんが、この時期になると、お菓子屋さん卵型やウサギ型のチョコレートやお菓子(パン屋さんではウサギ型パンなど)を時々見かけることがあります。

生命力に溢れたや、多産で跳躍力のあるウサギは、イースターを象徴するものとされているからです。

よって、今回も卵やウサギを象ったパンが登場しました



イースターのエッグパン

リング型のパンの上に卵を象った丸いパン(ピンポン玉大)が乗っています



丸いパンを取ったところにゆで卵を乗せてみました



ライ麦が入らない甘いパンで、中にシナモン+クラッシュアーモンド?が混ぜ込まれています

おやつにオススメです。




イースターのラビットパン

ウサギを象ったソフトな甘いパン。
横にエッグパンの丸いパンを乗せてみましたが、ウサギが卵を抱いているよう?(笑)


【後編】に続きます


第1回 タンネ (東京都中央区)

第2回 ヴァルト (山梨県甲府市)



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