ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ドミニク・ローランと息子ジャンが来日

2008-11-19 17:22:51 | ワイン&酒
先日、ブルゴーニュのネゴシアン「ドミニク・ローラン」(Dominique Laurent)が、息子のジャンさんとともに来日しました。



パティシェ出身のドミニク氏は、パティシェ時代に研究熱心だったせいなのか、かなりご立派な体型の持ち主。

片や、息子さんの方は父の半分以下と思われるほどスマート




「初めて日本に来ました」と語るジャンさんは、ちょっとシャイな若者かな?


2人が来日した目的は、
ドミニク・ローランの最新ヴィンテージである2006年の紹介でした。




たくさんのワインが紹介されましたが、特に私の印象に残ったのが、シャルム、ラトリシエール、マジの各シャンベルタンです。

シャルム・シャンベルタン はやわらかな果実味が魅力的で、

ラトリシエール・シャンベルタン はその逆で、タンニンが緻密で多く、非常にパワフル。ラトリシエールはまだまだずっと先ですね。

マジ・シャンベルタン は、果実味とタンニンの豊富さ、つまり、フルーツ感と骨格がキッチリ際立っていて、非常によくできています。

この3本の中でなら、私の今のイチオシはマジ・シャンベルタンですね


ドミニク氏によると、
「2005年はあまりにパワフルで、硬くて閉じていましたが、2006年は飲む楽しみのある、フルーティーなワインです。まだ樽の中にあるうちから、フルーティーというキャラクターがありました」とのこと。



Clos de la Roche 1978 なんていう素晴らしいワインも紹介されました。
こなれたやわらかさが出ていて、熟成したピノ・ノワールは本当においしい!



さて、ローラン父子が来日した目的はもう一つ。

それは、彼らが2006年に設立した「ドメーヌ・ローラン」(Domaine Laurent)のファーストリリースである2006年ヴィンテージの紹介です。

ジャンは栽培を手がけていますが、
畑は100%オーガニックで、除草剤などのケミカルなものは使いません。SO2や銅は場合によって使用しますが、醸造段階でSO2を使うことはありません」と言います。

今回、いくつかのドメーヌ・ローランのワインを紹介してくれました。


Bourgogne Grand Ordinare Blanc 2006


Bourgogne Premier Cuvee 2006

これらのワイン、先日、新宿中村屋に行く際に、近くの新宿三越アルコットの地下ワインショップを覗いた時に、いくつかがもう店に置かれているのを発見しました。
3,000円前後から買えますので、興味のある方は、試してみてはいかが?




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