今日のイケ監

2017-10-03 20:09:19 | 仕事
イケ監は、3月から私がお世話になっている会社の、社長の息子です。
工事現場の監督をしているけれど、取締役という肩書を持っています。
現社長のあとを継げば、3代目ということになるらしいです。

社長の奥さんは、専務役というのかしら?経理や人事などを担当しているみたい。
2月末に会社で面接を受けたときも、何度か現場に来られたときも、
すごく気さくな方だなぁという印象を受けています。
自宅に送付される給与明細の封筒には、必ず手書きの一筆箋が入っていて、
すごい心遣いだなぁと思います。

そんなご両親から、携帯に電話があった際は、
「はい」「そうですね」「わかりました」など、敬語で応対しているイケ監。

聞けば、休日に実家へ行った際は、「オトン」「オカン」と呼び、
敬語など使わず、話しているそうで。

仕事とプライベートの使い分けが、きっちり、できています。
素晴らしいです。

・・・・・と、ずっと思っていました。

しかし、1ヶ月程前、社長から電話があり、今の現場の見積金額等について、
あれこれ、指図を受けたようで。

「はい、わかりました」と電話を切ったあと、
「それやったら、最初から自分でやれよ!」
と、温厚な彼には珍しく、怒った声で呟くので、
「どないしたん?」

要するに、社長が現場の状態も知らず、イケ監が作成した見積書に対し、
ダメ出しをしたので、自分なりに各下請け会社さんへの配分を考えてやってるのに、
と、怒っているわけです。

イケ監が、社長(父親)に対する愚痴を口にしたのは、初めて。
ビックリしたけど、なんとなく、嬉しかったです。
自分の心の中を、見せてくれたようで。

そして、今日。

イケ監が、社長からの長い電話を切ったあと、よっぽど腹が立ったのか
「死ね」
と呟くので、思わず大笑い。

「なんで笑ってんの?」
「『死ね』なんて、不穏なことを言うから」
「え?オレ、そんなん、言うた?」
「言うたわ!!! しっかり、聞いとったわ!!!」

3代目社長になる重圧は、避けられないし、ストレスも溜まっているんだろうな。
31歳とは信じられないほど、しっかりしていて、一緒に仕事をしていて楽しいけど、
私は、もうほとんど仕事がないし、今の現場は今月末まで、ということになりました。

イケ監と仕事をできるのはあと19日。寂しいなぁ。