映画『ボーン・アルティメイタム』で主人公のジェイソン・ボーンがパリから陸路(もちろん一部海底)ユーロスターでロンドンまでやってきて、到着したウォータールー駅で緊迫したシーンが繰り広げられます。
昨年の8月3日にアメリカで封切られて大ヒットした映画ですが、この時点ではまだロンドン側の発着駅はウォータールーでした。ところが日本での封切(11月10日)のすぐ後の11月14日から、ユーロスターの駅はセント・パンクラスに変ったのです。
実はウォータールーへの路線が一部在来線を走行するため、スピードを上げることができなかったのです。路線の変更により念願の時速300kmが実現し、ロンドン~パリ間をわずか2時間15分で行けることになりました。
セント・パンクラス駅はもともと1868年に開業した、ヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築の、高い時計塔を持つ荘厳な建物でした。それがこの部分をホテルと高級アパート(ペントハウスは22億円!)に改造すると共に(現在まだ工事中です)ユーロスターの駅として新たに生まれ変わったわけです。
この駅自体が綺麗なので、十分訪ねる価値があると思いますが、その他に色んなショップやレストランが入っていて便利です。中でも人気があるのが写真のシャンパン・バー。“世界で一番長いバー”とのことで、線路に沿ってずっと長く、全部で120席あります。
また、ここのホームには目立つ彫刻が2体あります。
まずはいかにもこれから旅立ちそうな恰幅の良い紳士。実はこの像、実在の人物がモデルになっています。詩人で作家でブロードキャスターでもあるSir John Betjemanといいます。60年代にセント・パンクラスを解体の危機から救った人物で、その功績を称えて、駅のリノベーションの際に製作を決めたそうです。
視線の先を辿ったら、この駅の特徴でもあるガラス張りの天井から、まぶしい光が降り注いでいました。
そしてもうひとつがこの巨大な男女の抱き合う像!高さ9メートル、重さ5トンもあるそうです。
“The Meeting Place”というタイトルが付けられた作品ですが、未だにこの場所に集合しているグループや、待ち合わせをしているカップルを見たことがありません。さすがにこの場所で注目を浴びるのは気恥ずかしいのでしょうか。
最後に実践的な情報を。
隣接したキングス・クロス駅のトイレは古い上に有料(20ペンス)ですが、こちらの駅では新しく出来たトイレを無料で使うことができます。
昨年の8月3日にアメリカで封切られて大ヒットした映画ですが、この時点ではまだロンドン側の発着駅はウォータールーでした。ところが日本での封切(11月10日)のすぐ後の11月14日から、ユーロスターの駅はセント・パンクラスに変ったのです。
実はウォータールーへの路線が一部在来線を走行するため、スピードを上げることができなかったのです。路線の変更により念願の時速300kmが実現し、ロンドン~パリ間をわずか2時間15分で行けることになりました。
セント・パンクラス駅はもともと1868年に開業した、ヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築の、高い時計塔を持つ荘厳な建物でした。それがこの部分をホテルと高級アパート(ペントハウスは22億円!)に改造すると共に(現在まだ工事中です)ユーロスターの駅として新たに生まれ変わったわけです。
この駅自体が綺麗なので、十分訪ねる価値があると思いますが、その他に色んなショップやレストランが入っていて便利です。中でも人気があるのが写真のシャンパン・バー。“世界で一番長いバー”とのことで、線路に沿ってずっと長く、全部で120席あります。
また、ここのホームには目立つ彫刻が2体あります。
まずはいかにもこれから旅立ちそうな恰幅の良い紳士。実はこの像、実在の人物がモデルになっています。詩人で作家でブロードキャスターでもあるSir John Betjemanといいます。60年代にセント・パンクラスを解体の危機から救った人物で、その功績を称えて、駅のリノベーションの際に製作を決めたそうです。
視線の先を辿ったら、この駅の特徴でもあるガラス張りの天井から、まぶしい光が降り注いでいました。
そしてもうひとつがこの巨大な男女の抱き合う像!高さ9メートル、重さ5トンもあるそうです。
“The Meeting Place”というタイトルが付けられた作品ですが、未だにこの場所に集合しているグループや、待ち合わせをしているカップルを見たことがありません。さすがにこの場所で注目を浴びるのは気恥ずかしいのでしょうか。
最後に実践的な情報を。
隣接したキングス・クロス駅のトイレは古い上に有料(20ペンス)ですが、こちらの駅では新しく出来たトイレを無料で使うことができます。