意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

これからの政治

2017年11月04日 | 政治
選挙も終わり、今後の政治がどうなるのか?ってところですね。
もっとも、与党の3分の2という勢力図に全く変化がないので、基本的には何も変わらないです。
問題は野党が全滅状態だということです。

まず希望の党。
これまでに何度も言ってますが、なぜここが失敗したのかといえば、立憲民主党を作られたため。
狙うべきは民進党への固定票であり、これが希望に回らなかったせいですね。
この時点で敗北でした。

今後、この政党がどうなるかといえば、フレッシュさがなくなっていく、アンド、実態は元民進党議員の集まりである以上は現在の維新の党と同じ末路と同じく減衰していくしかないでしょう。
ご愁傷様です。

なので、この党自体はどうでもいいのですが、問題はこの党が民進党の分裂で生まれた政党だということ。
もう1つの分裂政党である立憲民主党とは理念が違うから分れるしたわけで、容易には組めないわけです。
近づけば有権者を馬鹿にしてる、遠ざかれば何もできない・・・まぁ、これまで野党は何もできてないから変わらないとも言えますけど、これまで通りの批判しかしない政党が分裂の結果、パワーダウンして存続するという、およそ、非生産的なことこの上ない事態になってるわけですね。

そもそも躍進したとか言われてるけど、立憲民主党ってのも政党名からして変だしね・・・。

立憲・・・憲法を新しく作るの?って言いたくなりますが、まぁ、憲法の通りにしますって意味なんでしょうけど・・・・・この世の中、憲法通りにしませんという政党なんて存在しませんよね?
まぁ、解釈改憲をしないって意味かもしれませんが、憲法は理念めいたものしか書かれていないのですから、それを現実に落とし込まなきゃいけないわけです。
厳しい現実に対処するために解釈改憲をしてるわけで、それを無視っするってことは『非現実的な妄想を言います』って意味にしかならないのですよね・・・。
あと、現憲法には非常事態への対処が一切書かれてないわけで、憲法通りにするって非常事態が起きたときに何の対処もしないってことなるんですけど・・・それはいいのでしょうか?(憲法には書かれてはいませんが、非常事態の時に秩序を取り戻させるためなら憲法を無視することは認めてはいるっぽい・・・・・なお、それは国民側からも言えることで憲法を無視した政府なら革命を起こす権利もあるとしてるようです)

この辺の話も設立者でもあり党首である枝野氏の発言が珍妙なことを考えればおそらく考えてないでしょうね。
だって『リベラルであり保守である』って発言するわけですから・・・。

リベラルって自由主義って訳されますけど、本来はリべレーション・・・・・解放とか釈放とかいう意味が原義なわけで、何からの解放といえば、国家権力からの解放なわけです。
国家権力からの指図を受けない、正確には干渉を最小にしようという考えというのはつまり国家の庇護・保護もまた最小にするって考えなんです。
なので個人的には自由主義って言うより解放主義って訳したほうが解りやすいと思うのですが『格差社会になっても仕方ないよね』って言う人たちのことなんですけど・・・・そんな主張でしたっけ?

明らかに違うでしょう。
どちらかというと、富の再分配機能を強めて平等にする、社会主義や共産主義に近いのですけど。

政党名や党首の立ち位置もブレブッレなわけで、残念ながら民進党への元来の固定票だけしか獲得できておらず、これから先、今以上の支持が集まることもないでしょうね。

いずれにせよ、希望と立憲は別れた以上、組めないのでこれにより与党に対抗するのが昔以上に厳しくなっているわけです。
その状況下で、上向きになるかといえば・・・・無理でしょうね。

また、これから先、理念じゃなく現実的にどう対処するのかをみられるようになると思います。
となれば、理想主義的な主張は受け入れられなくなるでしょうね。
もっとも、すぐにそういう人たちがすぐに消えるわけじゃないにですから、左翼はゆっくりと衰退していくのでしょう。
最終的には立憲民主党は現在の共産党ポジションになり、共産党は今の社民党のポジションになっていき・・・・・野党のポジションスライド現象が起こるのでしょうね。
次の次の選挙くらいで、どこかが潰れて、また生まれて、また繰り返す・・・・。

逆に言うと、自民党はずっと安泰ってことですな。
この状況を打破したのでしたら、野党を全て壊滅させて自民党に全議席をとらせ2つに割るしかないと思います。