団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

日本一遅い?「稲脱穀&籾摺り」

2017-11-18 | 地域交流・地域文化

温暖化の影響か?台風被害を恐れての早稲種の増加か?、近年新米の発売は7月下旬から8月初旬に早まってきた。冷蔵庫の保存ノウハウもますます高度化して、今や年中新米並みの美味しい米が食べられるのは喜んでいいのかどうか。

いずれにしても遅くとも10月中旬には稲刈り&脱穀作業(最近はコンバインが両方同時にやってしまう)が済んでしまうので、11月に入ると早々と収穫が終わった早稲の田んぼには2度目の穂が出て雀たちを喜ばせている。家畜の肥料用に2度目の収穫をする農家もあるらしい。

この数年記事にしてきたふるちゃんちでの昔ながらの手作業の稲収穫作業、今年は収穫時期に2度の大型台風の襲来や主催者の仕事や作業に集まる仲間の都合で延びに延びてしまった。収穫は業を煮やした施主が「稲刈り機(自動束ね機能付き)」を借りてきて、苦労しながら自力でやってしまったそうだ。

天候不順もあって「今年はやや不作だよ」と謙遜家のふるちゃん、更に自力で稲の束を10日以上「はさ」に干し、いつもの仲間に「脱穀&籾摺りをやるから集まれ」の案内があった。遅すぎて稲籾は芽を出しているのではないかと勝手な心配をしながら、「遊び小屋」仲間のう~さん&ふくちゃんと共に快晴の昨日朝から駆けつけた。

集ったのはふるちゃんと義兄を含めた5名、「脱穀&籾摺り」だけなら一日で十分可能なはずだ。脱穀機は2年前にホームセンターで購入された足踏み式のものが導入され、籾摺り機も小型ながら昨年から性能が高い自動式のものが引き続き使用された。

しかし機械化されていないのが、稲穂の脱穀前後の移動整理&脱穀された籾殻に混ざる目立つ大きさの稲藁のゴミの取り除き。自動式の籾摺り機も繊細でしょっちゅうストライキを起こすので、数箇所のカバーを取り外して詰まったものを取り除く。

ふるちゃん家族の奥さまふ~ちゃんと90歳の母上が甲斐甲斐しくお茶タイム&昼食の面倒を見てくれて、手伝いに行っているのかご馳走になりに行っているのか錯覚することたびたび。弥生時代から続く稲作農耕祖先のDNAが呼び覚まされて身体が動き、楽しい会話と共に9時過ぎに始まった作業は日没前の4時過ぎには無事終了した。

働きぶりには不相応な新米玄米10Kgずつをお土産に頂き、「また来年もお願いしますね」の嬉しい言葉とこぼれ落ちた籾をねらって百羽以上集まった鳩の大群に見送られ、3人は快い身体の疲れと軽い痛みを抱えながら「これ以上機械化されたら手伝いの意味がなくなるかも」と心配しながら家路についたのだった。

コメント
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