山里便り

都会から東北地方の豪雪地帯にあるカミサンの故郷に移住して民宿を営むロバと呼ばれる人間の雑記帖です。

クルミの始末をする

2015-09-23 23:46:52 | 山菜・キノコ
 天気が良いので、これまで拾い集めておいたクルミの皮を取り水洗いしてから天日干しする。この夏から庭先の小川が水涸れしてしまい、別の深い水路に降りて洗ったので手間取った。

黒くアクが強いのでゴム手袋をして作業をするのだが、皮がまだ緑色のものは外すのにかなりの力を要するものもあり、長靴で踏んで外し、さらに指先で取ったりするためにゴム手が傷んで右手の親指、人差し指、中指は黒く染まってしまった。
5ケース天日干し中。クルミは青嵐舎名物のクルミ豆腐にしたり、お浸しにかけたり、パンやお菓子に使う。

クルミの実の大きさは樹ごとにほぼ一定だが、小さい実のなる樹、大きい実のなる木があり、なるべく大きな実を拾い集めると固い殻を割り仁(核)を取り出すのが楽である。
産直では小さなものも売られているが、面倒そうだ。
オニグルミは何しろ殻が固いので「くるみ割り」の道具も市販されており、ロバはクルギンを使っているが、ない場合は、あぶって殻に生じた割れ目に古い包丁を入れて割る方法もある。数時間水に浸けた後オーブントースターで180℃20分位の加熱をするとたいていの殻に割れ目が入る。

 

最近はテレビの健康番組でクルミが取り上げられたせいか、大鳥にも拾いに来る人たちがいて道脇のクルミの樹が落とした実は先を越されることも多い。
ロバは山の中腹の樹からも拾ってきたが、リュックに入れて背負い、両手の買い物袋に入れて持ち下ると脚にこたえた。