舛舘工務店 ~快適な家造り

居心地のいい生活始めませんか?

ちょこっとだけオシャレな家
カーサデオリーブ 始めました
㈲舛舘工務店

換気システムは?②

2018-06-15 | 家のメンテナンスと豆知識
前回の投稿から間が空いてしまいましたが、前回の続きを

前回は第一種の熱交換タイプの換気システムの特徴を書きましたので今回は第三種換気システムについてです。

第三種換気システムは、排気を換気装置によって強制的に排出し、出た分だけの新鮮な空気を自然給気口から

取り入れる方式です。

お風呂や、流しの換気扇も第三種の部類に入るものが主流になります。

自然給気口には機械設備がないので故障する事はほぼありません、穴があいていて、フィルターが内部に入っているものが多いです。

フィルターは近年はPM2.5などの微粒子もキャッチできるものも出てきています。

メリットは

構造が単純なので、故障が少ない

設置コストが第1種の約半分で安い。

消費電力が少ない。などあるのですが、

私の考える一番大きなメリットは、ダクトは排気側にしかないので、ダクトを汚してしまっても、排気側だけなので、

室内の空気への影響がない事だと思います。

給気口についているフィルターも掃除が必要なのでお願いしたいのですが、だめにしても交換が簡単で、給気口本体も掃除が可能です。

掃除の出来ないダクト内の事だけを考えると第三種が扱いやすい商品です。

デメリットとしては、熱交換の仕組みがないので、暖房した熱を換気量の分だけ捨ててしまうのが弱点です。

部屋に直接外気が入ってくるので、多少の暖房ロスにつながります。

!!??

空気を捨ててるのに、多少のロス??空気すてたら大きなロスじゃない??

と思いますよね! 確かに第一種と比べると大きなロスです。

が、住宅から熱が逃げる要素は 換気の他に、床・壁・天井・隙間があり、そのなかでは換気が捨てる熱の割合は小さいのです。

不思議な事に高性能な住宅は壁・床・天井に熱を蓄える事ができるのです。

その蓄える熱の量は空気が蓄えれる熱の量よりかなり大きいの外気を部屋にいれても急激に温度が下がる事がないのです。

実際、冬場に暖房を消してもしばらくの時間は暖かい状態をキープしていますし、換気システムが動いていても、

温度設定の制御で暖房が止まる時間が意外と結構ありますよ。

(断熱性能と気密性能が高い家の場合ですが・・・)


色々聞くと何が良いの?となりますが、

①まずは、断熱性能が高い家を造る事

②しっかりとした気密施工をする事(換気より隙間の熱ロスが大きな家が実際に沢山あるようです)

③長く住む事を前提にメンテナンスを踏まえ自分にあったシステムを選択する事が大切です。


①②がしっかりしてないと、どんな換気システムを採用しても省エネにも暖かい家にはなりませんし、

実際に室内換気がうまくいかず、結露が発生したりする可能性が高いのです。


難しくてつまらない話ですが、大切なポイントなので頭の片隅でもおいておいてもらえたら有りがたいです







舛舘工務店(高気密・高断熱のしっかりとした家造り)

マスダテコウムテン

電話 0176-23-9176
メール info@masudate.co.jp


カーサデオリーブ(ちょこっとおしゃれな家)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする