あけましておめでとうございます。本年も相変わりませずごひきたてのほどよろしくお願い致します。
08年5月27日にブログを開設してより、エントリー数も昨年末で810を数えるにいたりました。又、毎日、本当にたくさんの人にご訪問いただき、ありがたく思っています。これからも、一層頑張りますので、ランキングクリックのほうともどもお願い致します。
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さて、昨年末の『新報道2001』で、「リーダーの条件は一にも二にも表現力」と橋下知事をたたえたさだまさし。まさか手放しで彼のことをほめたとは思えないが、世の風潮を的確に捉えた言葉には違いないだろう。
確かに、その昔も社会評論家の大宅壮一氏が、テレビの急速な普及を憂いて、「一億総白痴化」なる言葉をはやらせたことがある。
意味は、「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」というものだが、はたしてそれは番組作りが拙劣だった一昔前の話し。
現代ではむしろ、知的な番組ほど、表現力を備えているものが上手に利用することで世論を形成したり、多くの支持を取り付けることができるのである。
いわゆる、「劇場型政治」というもので、その嚆矢はジュンイチローに始まり、今では橋下徹、東国原英夫、河村たかしなど地方の首長に引き継がれている。
処で、マッシーパパは決して、ポピュリズム政治を全否定するものでない。あくまでも政治が国民のために存する以上、民意は無視できないからである。
ただ、問題は政治が「劇場型」であるだけに、常に客を飽かさないよう、見せ場を作り続けねばならないのでどうしても無理が生じるとという弊害がある。
たとえば、橋下知事の場合、その発言に常に過激さが伴い、しかもブレがひどすぎるのである。
実際にもW杯招致に向けた新スタジアム建設では、「賛成」から「反対」へ。
又、普天間基地移設では「沖縄だけに負担させていいのか、みんなで考えるべきでは」と訴えて、関空受け入れを示唆したのに、いざ、再選された仲井真知事が関空を視察する意向を示したら、あっさり撤回。神戸空港を代替指名したという。
つまり、この男にとって、全て話題がシュンであればいいだけで、中身はどうでもいい。ましてや、国交省が関空・伊丹統合案を発表した以上、もはや関空の借金問題は解決。沖縄や神戸空港など、どうなってもいいという、超現実主義。
このことは河村氏の、名古屋市議会リコール成立で、市長辞任の大義名分がなくなっても、次のステップで、大村県知事候補と同時選挙する利がある以上強行。
いくら無駄な経費がかかろうと知ったことでない、というのと相通ずるのである。
いや、河村氏にとって、市民税を10%減税し、市議報酬800万円に引き下げ、市政のことは地域住民が決める「地域委員会の創設」の大事をなすためには、市長選の費用2億4千万円など、むしろ瑣末なことに見えるのであろう。
ま、それにしても河村氏が再選されたら、2年後の4月に又、市長選があるというから、なんとも面妖な話ではあるが・・。
そして、今一人が東国原氏。マッシーパパの読者なら、いまさら説明の必用がないぐらい、”ポピュリズム”の典型。
何しろ、元タレントだけに演技は達者。客をつかむ技は心得てござる。それだけに、政治の中身はなくても「劇場型」の演出はしっかりできる、などなど。
つまり、ご案内のお三方は「人気」に頼る政治手法に依存するだけに、常にTVに露出され、話題の主にならないと失速する。それだけに、「表現力」が全てということになるのでは・・。
しかも、今回、この3人がなんと、統一地方選でコラボしようというのだからずっこける。
勿論、仕掛け人は常に話題を創るのに長けた橋下氏。それも、三人合わせて「三都物語」だというのだ。
要するに、東京都知事の椅子に虎視眈々の東国原氏と提携することで、すでに、コラボを決めた河村・大村連合の「中京都構想」と「大阪都構想」をあわせて、東京都ー中京都ー大阪都で日本中の話題を集めようというのである。
なるほど、この橋下という男。とんでもない悪知恵の働く御仁である。
何しろ、知事会の目の上のたんこぶである石原知事に「大阪都構想」のまやかしを暴かれ、日本に都は二つも要らないと突き放されたばっか。
そこに、願ってもない人気ものの登場。しかも、そのまんま先生も石原氏の去就を探るべく、会談を申し込んで剣突を食らった身。
彼とて、石原氏が4選出馬となるとおいそれと勝たしてもらえない。とすれば、橋下氏や河村氏の応援は願ってもないチャンスのはず。
一方、かくいう、「大阪都構想」も市民の盛り上がりは今ひとつ。
それもそのはず、コンセプトは大阪市と府の行政にダブルことが多いからというだけで統合。いまいち、市民にとってメリットが見えてこないからだ。
それも、現実には、地方自治法を改正しなければならないし、関連法案もことごとく見直さねばならず、実現には相当なハードルがある。
それゆえにも「都構想」が単なる大阪だけのローカルなものでなく、地方自治の改革につながるものとのイメージを膨らませないと府民、市民を「劇場型選挙」に参加させることは困難であるのだ。
従って、ここは何が何でも「三都物語」を舞台に乗せて、話題にしないと結果として、「大阪維新の会」までポシャリかねない。
ま~、内実はそういうことなのだろうが、それにしても、本当に橋下先生って、節操も何も在ったものでないね。
こういうのって、国政では「野合」というんではないのかい?
本当に、表現力だけでリーダシップが高いといえるのですかね。さだまさしもこういうことを想定して言っているのでしょうかね?・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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確かに、その昔も社会評論家の大宅壮一氏が、テレビの急速な普及を憂いて、「一億総白痴化」なる言葉をはやらせたことがある。
意味は、「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」というものだが、はたしてそれは番組作りが拙劣だった一昔前の話し。
現代ではむしろ、知的な番組ほど、表現力を備えているものが上手に利用することで世論を形成したり、多くの支持を取り付けることができるのである。
いわゆる、「劇場型政治」というもので、その嚆矢はジュンイチローに始まり、今では橋下徹、東国原英夫、河村たかしなど地方の首長に引き継がれている。
処で、マッシーパパは決して、ポピュリズム政治を全否定するものでない。あくまでも政治が国民のために存する以上、民意は無視できないからである。
ただ、問題は政治が「劇場型」であるだけに、常に客を飽かさないよう、見せ場を作り続けねばならないのでどうしても無理が生じるとという弊害がある。
たとえば、橋下知事の場合、その発言に常に過激さが伴い、しかもブレがひどすぎるのである。
実際にもW杯招致に向けた新スタジアム建設では、「賛成」から「反対」へ。
又、普天間基地移設では「沖縄だけに負担させていいのか、みんなで考えるべきでは」と訴えて、関空受け入れを示唆したのに、いざ、再選された仲井真知事が関空を視察する意向を示したら、あっさり撤回。神戸空港を代替指名したという。
つまり、この男にとって、全て話題がシュンであればいいだけで、中身はどうでもいい。ましてや、国交省が関空・伊丹統合案を発表した以上、もはや関空の借金問題は解決。沖縄や神戸空港など、どうなってもいいという、超現実主義。
このことは河村氏の、名古屋市議会リコール成立で、市長辞任の大義名分がなくなっても、次のステップで、大村県知事候補と同時選挙する利がある以上強行。
いくら無駄な経費がかかろうと知ったことでない、というのと相通ずるのである。
いや、河村氏にとって、市民税を10%減税し、市議報酬800万円に引き下げ、市政のことは地域住民が決める「地域委員会の創設」の大事をなすためには、市長選の費用2億4千万円など、むしろ瑣末なことに見えるのであろう。
ま、それにしても河村氏が再選されたら、2年後の4月に又、市長選があるというから、なんとも面妖な話ではあるが・・。
そして、今一人が東国原氏。マッシーパパの読者なら、いまさら説明の必用がないぐらい、”ポピュリズム”の典型。
何しろ、元タレントだけに演技は達者。客をつかむ技は心得てござる。それだけに、政治の中身はなくても「劇場型」の演出はしっかりできる、などなど。
つまり、ご案内のお三方は「人気」に頼る政治手法に依存するだけに、常にTVに露出され、話題の主にならないと失速する。それだけに、「表現力」が全てということになるのでは・・。
しかも、今回、この3人がなんと、統一地方選でコラボしようというのだからずっこける。
勿論、仕掛け人は常に話題を創るのに長けた橋下氏。それも、三人合わせて「三都物語」だというのだ。
要するに、東京都知事の椅子に虎視眈々の東国原氏と提携することで、すでに、コラボを決めた河村・大村連合の「中京都構想」と「大阪都構想」をあわせて、東京都ー中京都ー大阪都で日本中の話題を集めようというのである。
なるほど、この橋下という男。とんでもない悪知恵の働く御仁である。
何しろ、知事会の目の上のたんこぶである石原知事に「大阪都構想」のまやかしを暴かれ、日本に都は二つも要らないと突き放されたばっか。
そこに、願ってもない人気ものの登場。しかも、そのまんま先生も石原氏の去就を探るべく、会談を申し込んで剣突を食らった身。
彼とて、石原氏が4選出馬となるとおいそれと勝たしてもらえない。とすれば、橋下氏や河村氏の応援は願ってもないチャンスのはず。
一方、かくいう、「大阪都構想」も市民の盛り上がりは今ひとつ。
それもそのはず、コンセプトは大阪市と府の行政にダブルことが多いからというだけで統合。いまいち、市民にとってメリットが見えてこないからだ。
それも、現実には、地方自治法を改正しなければならないし、関連法案もことごとく見直さねばならず、実現には相当なハードルがある。
それゆえにも「都構想」が単なる大阪だけのローカルなものでなく、地方自治の改革につながるものとのイメージを膨らませないと府民、市民を「劇場型選挙」に参加させることは困難であるのだ。
従って、ここは何が何でも「三都物語」を舞台に乗せて、話題にしないと結果として、「大阪維新の会」までポシャリかねない。
ま~、内実はそういうことなのだろうが、それにしても、本当に橋下先生って、節操も何も在ったものでないね。
こういうのって、国政では「野合」というんではないのかい?
本当に、表現力だけでリーダシップが高いといえるのですかね。さだまさしもこういうことを想定して言っているのでしょうかね?・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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