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タイトルは2月11日の天木直人氏のブログ「橋下徹の正体が見えた(http://blogos.com/article/31632/)」の一節であるが、これが見事に実証されたのである。
それは、あのナベツネこと渡辺恒雄氏が文芸春秋に寄稿した文章の中で、橋下氏について、「ヒトラーを想起する」と批判したことに、
彼は、なんと、8日も経ってから、ぼそぼそとつぶやいたとか。
その反論がこれだ!
「いまどきの権力は公正な選挙で作られるし、メディアの力で権力は倒されるから独裁ではない」、
「僕などローカルの大阪市役所の所長、それに比べ、渡辺氏の方こそ、政界も財界も野球界も牛耳る堂々たる独裁じゃないか」というもの。
どうです。これまでの橋下氏の、
相手が弱い学者先生と見れば、すぐさまツイッターで口汚く言い募り、あるいはTV対決ができるとなると、得意の詭弁とすり替え術を駆使し、フルボッコするのと、大違いでしょう。
ま~、今回の相手は大新聞のトップで論説主管。きっと、反論しようかしまいか、迷ったと思いますよ。
でも、スルーすれば、天敵の日刊ゲンダイに、「コワモテには何も言えないのか」と揶揄されるし、
苦手の秋原葉月さんには「強いものには絶対かみつかないチキン」とバカにされる。
だからこそ、強い敵のナベツネと全面戦争を避けるかのように、「時代も仕組みも異なるから独裁でない」と、すり替え論で逃げようとしたのでしょう。
ともあれ、こんな反論では、マッシーパパならずとも、橋下氏の”正体”みたりである。
ましてや、ジャーナリストの頂点を極めた老獪なナベツネ老、これでは、再反論の熱も冷める(?)というもの。
いいですか?
ナベツネ老が批判したのは、橋下氏の、「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任」という発言。
それでなくとも、彼、橋下氏は、ダブル選挙で全得票の6割しか得票していないのに、全て民意を制したかのように「民意」を強調しすぎる。
つまり、ナベツネ老が危惧するのは、選挙で過半数の信認を得たから、何をやってもいいという、「白紙委任」を貰ったと勘違いする輩が怖いといっているのです。
ましてや、ナベツネ老はマスコミの裏も表も知り尽くした御仁。
そもそもがメディアなど、政権に飴をなめさせられたら、いつでも”御用新聞、御用報道”になるのは常識、橋下氏の言うような「メディアの力で権力は倒される」などありっこないのは、菅、野田政権で実証済み。
だからこそ、「船中八策」の、「国の統治機構を変える」といって、その実、「シロアリ退治」に一切、触れず、
外交、防衛は日米豪の3国同盟をうたうだけで、対韓国、対中国の歴史問題には口をつぐむ、そのチキンぶり。
いや、ほかにも、地方分権や教育改革、年金の掛け捨てなど、首をかしげることばっかだと、老もはなから信用していないのである。
それを、子供だましのような、
「いまどきの権力は公正な選挙で作られるし、メディアの力で権力は倒されるから独裁ではない」では詭弁も詭弁。
これでは、「独裁者」呼ばわりしてナベツネ老の反感を買う前に、結局、「この程度の器」かとバカにされるのがオチ。
それにいまさら、互いに「独裁者」呼ばわりして貶(けな)している場合でもなさそうです。
なぜなら、「もしドラ」の岩崎夏海さんが、
「独裁者よりも危険な政治家(http://blogos.com/article/34417/)」と題し、
「ワイマール憲法の下で、公正な選挙によって政権を取り、その後も何度も国民投票を行なって民意を確認しているヒトラーより、
「もし何かにつけて”民意、民意”と宣うような”民意至上主義的”な政治家が現れたら、その人物こそ、一番危険視しなければならないのだ」と言っていますよ。
まさに勝負あり、「この一言に尽きる」といえるのでは!・・。
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