今日は、私の大好きなラッセル・ライト(1904年4月3日アメリカ・オハイオ州生れ、1976年12月21日没)についてです!
クエーカー教徒の両親のもと、オハイオ州レバノンで生まれ、ほとんどの彼のプロとしてのキャリアをニューヨークで過ごしました。
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、ラッセル・ライトは大恐慌後のアメリカに、新しい風を巻き起こし、アメリカ的モダニズムの確立に大きな影響を与えた工業デザイナーです。家具や食器をはじめ、様々なリビング用品のデザインを手がけたラッセル・ライトは、アメリカでそれまで主流だった装飾性重視のヨーロッパのスタイルを覆し、シンプルで機能的なデザインを打ち出しました。そしてこのシンプルでカジュアルな彼のデザインは、アートは特殊で近寄りがたいというイメージをも破り、階級を超えてあらゆる人々を喜ばせました。
1939~1959年にはStueubenville Pottery(ステューベンビル)社製造にてアメリカンモダンシリーズを発表、ディナーウェアのベストセラーとなります。大量生産により、高品質を保ちつつリーズナブルな価格で提供することで、ラッセル・ライトの信念通り、アートが一般人の生活に浸透することを可能にした食器ラインです。
機能性を重視した流線的なフォルムと豊富な単色バリエーションが特長で、それまで食器はセット購入が常識だったのですが、このアメリカン・モダンは単品購入ができました。当時では初めて色の組み合わせを楽しめる、自由でカジュアルな食器でした。
1941年にアメリカン・モダンは、最優秀陶器製品としてアメリカン・デザイナーズ協会より賞を与えられました。
その後、ラッセル・ライトは1946~1967年まで、Iroquois China Company(イロコイス)社製造 にて、カジュアルチャイナのデザインを手がけ、貫入やチップの入りやすいアメリカンモダンとは異なった原料を使い、高温で焼かれた丈夫なディナーウェアラインを発表しました。全体的に丸みを帯びたデザイン。カジュアル・チャイナは、壊れやすい陶器ではなく磁器の食器ラインで、三年間の保障付で販売されていました。
収納がし易い様に工夫されたフォルムが特長です。壊れにくい事により、新しい色やアイテムが次々に発売され、そのバリエーションは数え切れないほどあります。その後も、種類やカラーを増やし、消費者の興味を惹きつけました。
ラッセル・ライトのデザインの手法は、「家の中央にあるものはテーブルである」、というところから来ています。そして、デザインの層としては、テーブルウェアから大きな家具や景観設計まで、すべてにおいて容易で形式張らない生活という彼のコンセプトから来ています。
ラッセル・ライトの遺産は、彼の会社であるラッセル・ライト・スタジオが重要な工業デザインライセンスファームとして残っているように、今なお続いています。また、ニューヨーク州ギャリソンやカリフォルニア州バーバンクにおいて、彼のスタジオは、主要な会社や公的なクライアントとの彼のデザインや製品について、ライセンス契約や製造についての仕事をしています。
画像は、私のコレクションの一部(主にステューベンビルとイロコイスもの)です。お好きなのはありますか・・・?
オススメ!ラッセル・ライトのコレクター本:Collector's Encyclopedia of Russel Wright>>>この本は、私も持っていますが、
大変おすすめです!彼のテーブルウェア以外の仕事(家具、照明、その他)も網羅しており、カラーページも多く、貴重な資料も多く掲載されています!いくつかある彼のリファレンス本の中では、一押しです!
このブログのブックマークから、私のサイトにリンクしていますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。
今日のフェニックス:やっぱり
↓下記のアイコンをクリックしていただけると、勇気が出ます!!(笑)
クエーカー教徒の両親のもと、オハイオ州レバノンで生まれ、ほとんどの彼のプロとしてのキャリアをニューヨークで過ごしました。
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、ラッセル・ライトは大恐慌後のアメリカに、新しい風を巻き起こし、アメリカ的モダニズムの確立に大きな影響を与えた工業デザイナーです。家具や食器をはじめ、様々なリビング用品のデザインを手がけたラッセル・ライトは、アメリカでそれまで主流だった装飾性重視のヨーロッパのスタイルを覆し、シンプルで機能的なデザインを打ち出しました。そしてこのシンプルでカジュアルな彼のデザインは、アートは特殊で近寄りがたいというイメージをも破り、階級を超えてあらゆる人々を喜ばせました。
1939~1959年にはStueubenville Pottery(ステューベンビル)社製造にてアメリカンモダンシリーズを発表、ディナーウェアのベストセラーとなります。大量生産により、高品質を保ちつつリーズナブルな価格で提供することで、ラッセル・ライトの信念通り、アートが一般人の生活に浸透することを可能にした食器ラインです。
機能性を重視した流線的なフォルムと豊富な単色バリエーションが特長で、それまで食器はセット購入が常識だったのですが、このアメリカン・モダンは単品購入ができました。当時では初めて色の組み合わせを楽しめる、自由でカジュアルな食器でした。
1941年にアメリカン・モダンは、最優秀陶器製品としてアメリカン・デザイナーズ協会より賞を与えられました。
その後、ラッセル・ライトは1946~1967年まで、Iroquois China Company(イロコイス)社製造 にて、カジュアルチャイナのデザインを手がけ、貫入やチップの入りやすいアメリカンモダンとは異なった原料を使い、高温で焼かれた丈夫なディナーウェアラインを発表しました。全体的に丸みを帯びたデザイン。カジュアル・チャイナは、壊れやすい陶器ではなく磁器の食器ラインで、三年間の保障付で販売されていました。
収納がし易い様に工夫されたフォルムが特長です。壊れにくい事により、新しい色やアイテムが次々に発売され、そのバリエーションは数え切れないほどあります。その後も、種類やカラーを増やし、消費者の興味を惹きつけました。
ラッセル・ライトのデザインの手法は、「家の中央にあるものはテーブルである」、というところから来ています。そして、デザインの層としては、テーブルウェアから大きな家具や景観設計まで、すべてにおいて容易で形式張らない生活という彼のコンセプトから来ています。
ラッセル・ライトの遺産は、彼の会社であるラッセル・ライト・スタジオが重要な工業デザインライセンスファームとして残っているように、今なお続いています。また、ニューヨーク州ギャリソンやカリフォルニア州バーバンクにおいて、彼のスタジオは、主要な会社や公的なクライアントとの彼のデザインや製品について、ライセンス契約や製造についての仕事をしています。
画像は、私のコレクションの一部(主にステューベンビルとイロコイスもの)です。お好きなのはありますか・・・?
オススメ!ラッセル・ライトのコレクター本:Collector's Encyclopedia of Russel Wright>>>この本は、私も持っていますが、
大変おすすめです!彼のテーブルウェア以外の仕事(家具、照明、その他)も網羅しており、カラーページも多く、貴重な資料も多く掲載されています!いくつかある彼のリファレンス本の中では、一押しです!
このブログのブックマークから、私のサイトにリンクしていますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。
今日のフェニックス:やっぱり
↓下記のアイコンをクリックしていただけると、勇気が出ます!!(笑)