あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

むくげの咲く頃

2017-07-20 20:00:37 | 季節は進む
先週は大雨になって、川が氾濫しそうになった石川県内ですが、前が見えないほどの雨が降ってきて、前の道が一瞬で川みたいになりました。その雨の帯が山陰へ移って、そして九州に移って甚大な被害となりました。石川県でも一時期避難指示一歩前の状態で、スマートフォンから警告音がなって災害情報が流れて来ました。

梅雨前線の北上とともに、雨のバンドもまた北に上がっていくのですが、週末は大雨と警戒していたら、意外に晴れているので拍子抜けといった感じで、今後の予報を確認しながら慎重に行動するようにしたいと考えています。石川県も結構起伏のある県ですから、少しの雨で土砂崩れになってしまいますので、注意しなければという感じです。

しかし、晴れ間が出てくると何か撮影したい気になってくるのですが、この様なときには何も咲いていないのが現状で、花の開ききったあじさいの花が寂しげです。すでに他の木々は花の季節が終わってしまって、緑の葉をいっせいに茂らせています。その分木陰は涼しくて、蒸し暑いこの頃の不快感を和らげてくれます。

たちあおいの花もそろそろ天辺のつぼみが咲き出してきましたし、街中ではアブラゼミが鳴きだしてきています。暑い夏はすぐそこまで来ている事を実感するのですが、ふようの花が咲き出すまではまだ少し時間がありますので、この時期の花を探し回って歩きます。しゃらの花も咲き終わって今では大きな実をつけていますし、今の時期は花探しに苦労します。

その様な中で、見つける花がむくげで、白やピンクの花がこれから晩秋の頃まで次々に咲いて行きます。盛夏の頃に咲き出すふようの花よりは小さいのですが、それでも暑い夏に負けないで咲きますので、街角で見つけると夏ばてしそうな体に元気をもらえる気がして、ひとしきり撮影するという按配です。

朝咲き出して昼間一日は咲いている花ですので、撮影行に出かけると必ず出会える花でもあります。小さいとはいえ大きさもたちあおいの花と同じくらいのボリューム感がありますので、マクロレンズの出番がない感じです。どのようなレンズを装着していても撮影できますので、簡単に見つけられて被写体に絶好の雰囲気です。

街中でイベントがあり、昼食ついでに街中を散策します。やはり被写体になる花の数は少ないのですが、咲き始めたむくげの花はやはり目に付きます。スマートフォンと今回はDMC-FH5を連れ出していますので、記録写真に加えて撮影を行っておきます。スマートフォンでの撮影も結構手軽に行えて便利なのですが、ライカのバリオエルマーの付いているDMC-FH5は、少し柔らかめでもしっかりと撮影できますし、1,600万画素機ですから細かな部分までしっかりと描写してくれます。

スマートフォンに比べて画素数は少ないけれど、レンズの大きさが違いますのでよりはっきりとした画像が手に入ります。ボケ味までは荷が重いといった感じですが、あまり背景ボケにこだわらなければ、このカメラの方が少し小さめでさくさく撮影が行えます。

昼食休みの撮影行、季節の進みも実感できて有意義な時間となりました。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。


Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/80sec F3.1 ISO100
むくげの花が咲き出すと、そろそろ暑い夏がやってきたという感じで、お盆休みに期待が高まります。秋頃まで咲いていますので、色々楽しめます。
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