この前から、20mmレンズが登場していましたので、所有する3本目の20mmレンズはニッコールです。タクマーの20mmが高すぎて買えず、代わりに買ったコシナの中古品はフレアまみれになるので、困り果てていた時に何とか超広角が写したいと買ったのが、ニッコールF2.8です。当時は発売中のDタイプを買い求めました。
セール中でしたから、そこそこのお値段で購入する事が出来ました。Dタイプとは云え、フィルムでも使える実力を持っていますから、一緒にフードも買い求めて使っていました。フィルムでも、APS-Cディジタルでも関係なしに使える事は有難く、狭い空間を広く見せるための隠し玉として活躍してくれています。
コーティングやガラス種は最新のレンズですから、当然ながらゴーストやフレアはかなり少なめ、ハロも余り出て来ません。即ちくっきりはっきりの描写が出来る優等生レンズで、単焦点レンズの利点である歪曲収差補正も、収差がかなり丹念に除かれています印象で、真っ直ぐなものを真っ直ぐに写せる感じです。しかし、作品撮影よりは証拠写真や集合写真にメリットを感じるレンズです。
F2.8の明るいレンズなのですが、反面大口径広角レンズは一種の癖を内包しています。タクマーでも35mmF2の小型品は特有のぐるぐるボケを持っています。今回のニッコールも絞り開放近くで近接撮影を行うと、背景ボケが放射状に変形してしまいます。作品の味付けとして使う分には問題が無いのですが、真面目な雰囲気の写真では余り使えません。
専用フードがありますから、フィルムやフルサイズディジタルでの周辺けられはありません。安心して撮影が行える感じです。少し絞り込んでパン・フォーカス撮影が一番合っている感じで、気軽にサクサク撮影が出来ます。今回はお気軽撮影と云う事で、ニコンFEを持ち出して来て撮影しました。
ニコンFEは、電子シャッターを搭載していますから、絞り優先AEが効いて快適に撮影が行えます。黒白フィルムを詰め込んで撮影しましたが、サクサクと撮影が進むためにあっという間に一本を使いきってしまいました。ペンタックスSPの場合は、露出合わせに時間がかかりますから、余りコマを消費しなくて済むのですが、AE機はどうしてもフィルム大量消費になってしまいます。
帰ってからは自家現像を行います。黒白フィルムは自家現像が出来ますので、手早く現像が出来て至極便利ですが、仕上がりを良く見ると一部未現像の所があります。パトローネから少しずつフィルムを取りだしてリールに巻いていくのですが、リール巻き付け部に余計なテンションをかけてしまった様で、一部のフィルム同士がくっついてしまったようです。これからはダーク・バッグ内で一旦フィルムを全部引き出してから、リール巻き付け作業をするようにしましょう。
そんなこんなで、20mmレンズを一通り撮影する感じになりましたが、いずれはディジタルカメラもフルサイズな訳で、確認が行えて良かったと考えています。
それでは今月初めに撮影した写真から掲載します。
Nikon FE Ai・Af Nikkor 20mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 Neopan Acros100
新芽の出てきたうちわかえでも、葉が伸び切ってきれいなグラデーションを描いています。薄い色の時が狙い目で、透ける光とグラデーションが一番良く写せます。
セール中でしたから、そこそこのお値段で購入する事が出来ました。Dタイプとは云え、フィルムでも使える実力を持っていますから、一緒にフードも買い求めて使っていました。フィルムでも、APS-Cディジタルでも関係なしに使える事は有難く、狭い空間を広く見せるための隠し玉として活躍してくれています。
コーティングやガラス種は最新のレンズですから、当然ながらゴーストやフレアはかなり少なめ、ハロも余り出て来ません。即ちくっきりはっきりの描写が出来る優等生レンズで、単焦点レンズの利点である歪曲収差補正も、収差がかなり丹念に除かれています印象で、真っ直ぐなものを真っ直ぐに写せる感じです。しかし、作品撮影よりは証拠写真や集合写真にメリットを感じるレンズです。
F2.8の明るいレンズなのですが、反面大口径広角レンズは一種の癖を内包しています。タクマーでも35mmF2の小型品は特有のぐるぐるボケを持っています。今回のニッコールも絞り開放近くで近接撮影を行うと、背景ボケが放射状に変形してしまいます。作品の味付けとして使う分には問題が無いのですが、真面目な雰囲気の写真では余り使えません。
専用フードがありますから、フィルムやフルサイズディジタルでの周辺けられはありません。安心して撮影が行える感じです。少し絞り込んでパン・フォーカス撮影が一番合っている感じで、気軽にサクサク撮影が出来ます。今回はお気軽撮影と云う事で、ニコンFEを持ち出して来て撮影しました。
ニコンFEは、電子シャッターを搭載していますから、絞り優先AEが効いて快適に撮影が行えます。黒白フィルムを詰め込んで撮影しましたが、サクサクと撮影が進むためにあっという間に一本を使いきってしまいました。ペンタックスSPの場合は、露出合わせに時間がかかりますから、余りコマを消費しなくて済むのですが、AE機はどうしてもフィルム大量消費になってしまいます。
帰ってからは自家現像を行います。黒白フィルムは自家現像が出来ますので、手早く現像が出来て至極便利ですが、仕上がりを良く見ると一部未現像の所があります。パトローネから少しずつフィルムを取りだしてリールに巻いていくのですが、リール巻き付け部に余計なテンションをかけてしまった様で、一部のフィルム同士がくっついてしまったようです。これからはダーク・バッグ内で一旦フィルムを全部引き出してから、リール巻き付け作業をするようにしましょう。
そんなこんなで、20mmレンズを一通り撮影する感じになりましたが、いずれはディジタルカメラもフルサイズな訳で、確認が行えて良かったと考えています。
それでは今月初めに撮影した写真から掲載します。
Nikon FE Ai・Af Nikkor 20mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 Neopan Acros100
新芽の出てきたうちわかえでも、葉が伸び切ってきれいなグラデーションを描いています。薄い色の時が狙い目で、透ける光とグラデーションが一番良く写せます。