この1週間、出張で出ていました。梅雨の晴れ間を縫って撮影に出てきました。
SMCタクマー50mmF4のレンズを持ち出すのは、久しぶりになります。このレンズは最近になって購入したものですが、昔から我が家にあるスーパータクマー50mmF4も、大切に使っています。文献複写に何かと重宝したレンズでもあり、コピー機のなかった昔は、このレンズとフジのミニコピー・フィルムを使っていました。ミニコピー・フィルム用の印画紙まで販売されていましたので、引き伸ばし機を活用して、何日もかかってコピーをした昔の時代が偲ばれます。一般撮影では、風景などを撮影すると被写界深度が深くなってしまい、コンパクト・カメラで撮影した様な写真になってしまいますが、1/4倍よりも大きくマクロ撮影をした場合には、格段に被写界深度が浅くなり、立体感のある堂々とした写真を得ることができます。
50mmマクロの特徴として、背景の輪郭をある程度残せることがあります。花はどこに咲いていたのだろうという、大まかな証拠を残せますので、100mmマクロに比べて何かと重宝する1本でもあります。テッサー・タイプのマクロ・レンズですから、背景の輪郭がある程度残せることも、頷けます。対してSMCタクマー100mmF4は、ヘリアー・タイプであろうと思われ、柔らかな中にも線の細さがある描写が得意です。
撮影を行ってみると、テッサー・タイプのレンズの特徴である、硬調な絵作りを感じることができます。遠景を撮影すると、広角レンズでパン・フォーカス撮影を行っている様な、ある意味味気ない雰囲気となりますが、被写体に近寄ってマクロ撮影をすると、ある意味硬調になりますが、解像感のある抜けの良い写真を得ることができます。ある意味すり鉢の底に小さなレンズがちょこんと鎮座している、昔ながらのマクロ・レンズですが、解放絞り値がF4と無理のない設計でもあり、絞り解放からかなりはっきりとした画像を得ることができます。
それでは、本日の撮影結果から。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
薄暗い場所の撮影は、K-5が便利です。どくだみの花のしべ部分が、解像感良く撮影されています。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5 ISO200
ねむの木の花が咲き始めました。輝度差が大きいため、露出に注意して撮影しています。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/500sec F5 ISO100
うちわかえでの実も大きくなりました。葉裏のトーンが美しい1枚です。
解放F値が4と暗いレンズですが、暗い分絞り解放から解像感もよく、立体感のある画像を吐き出してくれます。無理をしていないレンズは、写りもよいことを実証しているレンズでもあります。
SMCタクマー50mmF4のレンズを持ち出すのは、久しぶりになります。このレンズは最近になって購入したものですが、昔から我が家にあるスーパータクマー50mmF4も、大切に使っています。文献複写に何かと重宝したレンズでもあり、コピー機のなかった昔は、このレンズとフジのミニコピー・フィルムを使っていました。ミニコピー・フィルム用の印画紙まで販売されていましたので、引き伸ばし機を活用して、何日もかかってコピーをした昔の時代が偲ばれます。一般撮影では、風景などを撮影すると被写界深度が深くなってしまい、コンパクト・カメラで撮影した様な写真になってしまいますが、1/4倍よりも大きくマクロ撮影をした場合には、格段に被写界深度が浅くなり、立体感のある堂々とした写真を得ることができます。
50mmマクロの特徴として、背景の輪郭をある程度残せることがあります。花はどこに咲いていたのだろうという、大まかな証拠を残せますので、100mmマクロに比べて何かと重宝する1本でもあります。テッサー・タイプのマクロ・レンズですから、背景の輪郭がある程度残せることも、頷けます。対してSMCタクマー100mmF4は、ヘリアー・タイプであろうと思われ、柔らかな中にも線の細さがある描写が得意です。
撮影を行ってみると、テッサー・タイプのレンズの特徴である、硬調な絵作りを感じることができます。遠景を撮影すると、広角レンズでパン・フォーカス撮影を行っている様な、ある意味味気ない雰囲気となりますが、被写体に近寄ってマクロ撮影をすると、ある意味硬調になりますが、解像感のある抜けの良い写真を得ることができます。ある意味すり鉢の底に小さなレンズがちょこんと鎮座している、昔ながらのマクロ・レンズですが、解放絞り値がF4と無理のない設計でもあり、絞り解放からかなりはっきりとした画像を得ることができます。
それでは、本日の撮影結果から。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
薄暗い場所の撮影は、K-5が便利です。どくだみの花のしべ部分が、解像感良く撮影されています。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5 ISO200
ねむの木の花が咲き始めました。輝度差が大きいため、露出に注意して撮影しています。
PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/500sec F5 ISO100
うちわかえでの実も大きくなりました。葉裏のトーンが美しい1枚です。
解放F値が4と暗いレンズですが、暗い分絞り解放から解像感もよく、立体感のある画像を吐き出してくれます。無理をしていないレンズは、写りもよいことを実証しているレンズでもあります。