あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

もう年の暮れ

2017-12-31 17:52:55 | いろいろあります
今年は色々と忙しい一年でしたが、後数時間で2018年になります。写真のほうも一年を通し県内に出張する事も多くなったおかげで、違った風景を写真に収める事ができました。色々と充実していた一年でしたので、来年もまた愉しめる一年になれば良いなと思っています。

黒白フィルムはネオパンアクロスとトライXの雰囲気で、これ以上のフィルムはあまり増やさない予定でしたが、ふとしたことでローライのスーパーパンを手に入れて、撮影してびっくりであったわけです。ヨーロッパのフィルムはまだ使ったことが無かったので、芸術の目線で撮影できるフィルムは目新しかった印象です。

何しろ今までとは違った印象で撮影できますので、これは面白いと出張や売っているカメラ屋さんをネットで探してお取り寄せ、結構頻繁に撮影するようになりました。黒白フィルムはネガがほとんどで、ポジフィルムはもうなくなってしまった感じです。それでもベースが透明なアグファのフィルムは、インターネガ起こしをすれば、ポジフィルムになりますので、来年でもトライしようと考えています。

ピアノの方は例年夏開催の発表会が秋にずれ込んで、参加できませんでしたから、12月の軽い発表会のほうに参加して一曲弾いて来ました。秋ごろに2ページ分と思っていた曲が3ページあることに気づいて大慌ての感はありましたが、何とか取り繕って発表会にこぎつけて、内心ほっとした感じです。

ピアノ発表会も終わったら、今年の締めくくりで調律をしてもらいます。ピアノを買ってから10年の月日が流れましたので、年間を通じてあまり音が変化しなくなってきていますが、よく弾いて練習していますので、車の定期点検と同じ様に調整をしてもらいます。調律が終わるとやはり弾き易くなっている感じで、これからまた一年がんばろうという気にさせてくれます。

今年はもう寒くなるのかという感じで、12月初めから雪模様の天気だったのですが、地球温暖化の影響が出ているようで、雪は降ってもすぐに消えてしまう感じです。以前は降り始めたらたちまち根雪になってしまって、春先まで雪が残っているような感じでしたが、今はそれほど雪が多くなくて少し安心といった感じです。しかし、いつ何時どっさりと振るかもしれませんから、除雪道具を早々に引っ張り出して来ました。

この一年、色々と新しいレンズやカメラ、そして今まで集めたレンズと新しい組み合わせを愉しんで来ました。気付けば850話を過ぎてしまって、軽い気持ちで始めたブログも積もると多量になります。これからも色々なカメラとレンズ、そして色々なサイズのフィルムやディジタル素子サイズのカメラを組み合わせて撮影していこうと考えています。

なんだかんだと年の暮れ、一年あっという間の印象を持っているうちは、まだまだ若い感じです。それではブログをご覧になっている皆様、良いお年をお迎えください。

今月末に撮影した写真から掲載します。


docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)
撮影データ:1/455sec F2 ISO38
年末近くなって、能登に出張してきました。何か飛ぶものがと思ったら波の花で、あまり見られない景色ですから1枚撮影。海水の粘度が増すこの時期ならではの風景です。
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2017年を振り返る

2017-12-29 14:25:18 | いろいろあります
早いもので今年も年の暮れです。今年は職場も少し変わってめまぐるしい一年になりました。おかげでピアノは目標の曲が半分しか仕上がらずに、そのままにしておくのも勿体無いので暮れに半分だけ発表会でご披露ということになりました。残り半分を半年かけて再挑戦。長い曲ですので、このような年があっても良いかなと思っています。

さて、写真の世界はというと、色々なことがありました。従来からのレンズ一辺倒になっていた収集も一段落で、何かと新しい分野への挑戦が多くありました。昔からの良さを見出した一年ということで、面白かったというのが本音です。来年はさらに色々なことを発見しそうで楽しみな感じですが、先ずは今年のニュースと行きましょう。

・黒白フィルムに目覚めたような一年でした
過去からトライXとネオパンアクロスで楽しんでいた黒白フィルムの世界ですが、今年に入ってローライのフィルムにも目が向きました。大阪の八百富写真機店さんで偶然見つけたスーパーパン200ですが、買って帰って撮影から現像まで一通り行い、フィルムの特性を楽しみました。ISO200なのに凄く高精細で、おまけにコントラストも充分に稼げる、アート表現にぴったりのフィルムでした。赤外域まで感度特性の伸びたスーパーパンクロマチック・フィルムですから、可視光の状況とは一味違った写り方になります。意外性が面白くて、どんどん黒白フィルムにのめりこむきっかけとなりました。同じ仲間のレトロ400Sとレトロ80Sにも食指を伸ばして、かなり充実した一年になりました。来年はイルフォードでも試してみようと思っているこの頃です。

・露出計の概念が大きく変わりました
年の初めに購入を決意したのが、コシナさんがフォクトレンダー・ブランドで発売しているVCメーターです。思いの外簡単に露出が決定できて、アクセサリー・シューに取り付けることが出来ますので、昔からのカメラにつけてAEカメラに早代わりです。露出もかなり正確でスナップ撮影であればこれで充分機能を果たします。従来からの露出計も無論使いますが、何しろ首からストラップを自作して提げていても、なりが小さいおかげでそれ程目立ちません。デザイン性も良くて近頃はこれを首から提げて撮影行も多くなりました。VCメータの指示する露出でディジタルカメラも思いの露出加減で合わせる事が出来る様になりました。デザイン性からすると、初期型のVCメータですが、露出値のメモリ機能が付いたVCメータⅡのほうが圧倒的に使いやすいと感じています。露出計の付いていない中判カメラでも大活躍で、今までの露出計を使うよりもかなり小型で良く使うようになりました。露出計の概念を変えてくれた、貴重な一台です。

・Kマウントのフィルムカメラ
以前から使うカメラはペンタックスSPか、マウントアダプタをつけたK-5が主でしたので、Kマウントのレンズはほんの少ししかありません。昨年暮れにXRリケノン50mmF2がやってきて、俄然Kマウントのカメラに興味が向きました。行きつけのカメラ屋さんでペンタックスMEを購入して満足した訳ですが、ペンタックスMEは絞り優先のAEオートカメラです。マニュアル撮影と被写界深度確認が行えませんので、多少不満が残りますが充分すぎるほどに露出が正確な、使えるカメラです。出張時とお気楽撮影の時に、フィルムの良さを堪能するためのカメラとして大活躍してくれています。今度はペンタックスMレンズも少し揃えてみようかという気にさせてくれるカメラです。

以上、2017年もそこそこの話題性があるものが購入できて良かったと思っています。来年はどの様な年になるでしょうか。もう後残す所2日間、年賀状もカレンダーもとあくせくした年の暮れもあと少しです。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Standard Zoom 5-15mmF2.8-4.5
撮影データ:1/80sec F5.6 ISO400
常緑樹の雰囲気があるつつじですが、今頃から紅葉が始まって、翌年春までにはきれいな緑色の葉に替わります。続いて緑の葉が出てきますので、紅葉に気付かない木です。
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結局はアナログで

2017-12-27 07:05:00 | フィルムで行こう
フィルム現像を始めたときに、とかく色々な機材を探します。薬液を入れておくボトルは、500ccのペットボトルで、これは意外と重宝します。薬液作りのボトルは1リットルのビンが必要ですが、これもお茶のペットボトルが有りましたので、中身をおいしくいただいてボトルを再利用と云った感じです。さて、時間はどうしようといった所ですが、これも探せば見つかる100円ショップのキッチン・タイマーで、これ意外と便利です。

意外と必要でなかったのがペットボトル・ウォーマーで、夏ならば冷蔵庫から氷を持ってきて冷やしますし、冬はファン・ヒータの前に数分間置いておくだけで見事に温度調節が行えます。何しろ現像時間もたかだか10分程度ですから、それほど決め決めにしても温度はなかなか上下しないといった感じで、最初に温度計測をしっかりと行っておけば失敗もありません。

最後の温度計測は、やはり今流のディジタルと云う事で、少しお金を奮発して最新式のディジタルキッチン温度計を購入しました。キッチンで使うと云う事で、油の温度を測るのには適しているようですが、室温近くの温度を測ることはあまり得意ではないようです。しかし、使い始めたころは大体正確な値を表示していましたので、これでもOKと考えていました。ディジタルで表示されますので、意外と便利です。現像の仕上がりにもさして不満を感じませんでしたので、しばらく使う事にしました。

1年目の時にはあまり気付かなかったのですが、2年目あたりから電池が無くなってきて、電池が切れそうになったころから様子がおかしくなってきました。数度くらいプラスの表示になってしまいます。最初は勘違いをしてしまって薄いネガが完成してしまい、今まで上手く行っていたので何故と云った感はありました。室温計と見比べてみると5℃くらいは違っているようです。これでは現像時間が数分間違う事になりますので、影響が目で見て判るほどになってしまいます。

最初の内は差分だけを覚えておいて、計測後に計算して確認を行うようにしていました。しかし、たまに勘違いをすることがあって、薄いネガを作ってしまう事も何回かありました。このままですとあまり面白くは無いので、しっかりと計測が行える温度計を探していた訳です。しかし、価格もフィルム2本分くらいになりますので、余り買う気にはなりませんでした。やはりここで思いつくのが昔ながらの棒温度計です。しかし、棒温度計は小中学校の理科の時間と云う雰囲気ですから、あまり売ってはいないという感じです。

苦労の末に見つけたのが暗室用品で、堀内カラーさんとLPLさんのページで見つけることが出来ました。ディジタルとなると結構高いのですが、昔ながらのアルコール棒温度計は意外に安いという感じです。ホーム・センター等の理科のコーナーでもあまり売られてはいませんでしたので、カメラ屋さんのネット・ショップで見つけたときには内心ほっとした感じです。思わず注文して購入となりました。昔懐かしい棒温度計で、純然たるアナログの計測器です。

取り寄せてみると、昔懐かしい雰囲気満載で、久方ぶりに表示値からおおよその値を推察する事や、動きが止まってから表示を読む等と言う一連の所作を思い出してしまいました。昔学校で行った理科の実験そのものです。しかし、今のディジタル温度計は少しずつ値がずれてしまうのですが、棒温度計では変わりようがありません。ひびが入ったり割れてしまうと、中のアルコールが無くなってしまいますから買い替えになってしまうのですが、それまではほぼ同じ値を示してくれます。

ディジタルからアナログへ逆戻りで、そのまま表示値が出てこなくて目盛を読むことが必要ですが、現像に入る前の習わし事みたいな感じですから、意外と厳かになった感じで正確に判断できている感じです。丁度出張で能登方面に行きましたので、黒白フィルムで撮影を行ってきた未現像のフィルムが有ります。早速現像液と定着液の温度を測定して、現像や定着にかかる時間を算出します。なかなか面白いもので、現像後の仕上がりも納得がいくものでした。

昔ながらの温度計で、結構まともに計測できますし、思ったよりも安価でしたからこれからも活用して行こうと考えています。構造はシンプルでリーズナブルだけれど、正確に測れて失敗も少ない訳で、かなり良い買い物をしたとほくそ笑みました。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


AsahiPentax ME XR Rikenon L 50mmF2
撮影データ:1/125sec F5.6 Rollei Superpan200
琴ヶ浜の冬の風景です。日本海の荒波が砂浜に押し寄せ、独特の模様を描きます。このような風景はやはり黒白フィルムが一番良いと思えます。
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厳冬を表現する

2017-12-25 09:32:56 | 旅行の記録
今年は寒気の入り方が速くて、あっという間に紅葉と落葉が進んでしまったというのが現実です。今では枝だけになった木々が殆んどですから何かしら撮影のチャンスを逃してしまったような感じで、少し勿体ないような気がします。朝晩と日中の気温差が大きくなる年は紅葉がきれいといった具合ですが、反面落葉してしまうのも早くて、あっという間に枝だけになってしまいますから、低気圧が通り過ぎるたびに気を揉んでいるといった感じでした。

それでも落葉してしまうと一面のモノトーンの世界になってしまって、雪が積もるまでの間は厳冬の雰囲気がなかなか出せない感じです。厳冬の雰囲気よりは冬枯れの雰囲気ですから、どちらかというと温かみのある茶色が多くて、ウオームな雰囲気になってしまいます。厳冬を表現するための何かしら演出が必要なのも、この時期に課せられた命題と云った気がしています。現代ではディジタルカメラが有りますし、スキャナで取り込めば黒白のモノトーン変換も容易に行えます。

やはり厳冬を表現する題材として、雨や雪、そして荒波などの荒々しい世界とひっそりと佇む民家があれば、演出上も最高なのですが、そのような訳にもなかなか行きません。厳冬を表現するのも難しいものです。丁度良い時に奥能登出張がありましたので、カメラを携えて行くのですが、あまり普通のカメラでは面白くありません。フィルムも少し硬調なフィルムでないと荒々しさが出ませんし、レンズも高精細なものを使わないと、柔らかく仕上がってしまいます。

その様な中で、XRリケノン50mmF2とペンタックスMEの取り合わせに気が付きます。細かな部分も良く表現できますし、何しろコントラストが高いレンズです。出張時のトイレ休憩で撮影しますから、オートカメラが便利な訳です。フィルムはスーパーパンを思いつきました。ISO200の程好い感度で、コントラストが結構高いフィルムです。ディジタルと違ってコントラストが高くても、白とびや黒潰れがしにくいので、ダイナミックにトーンを演出できそうです。

出張当日は雨と風、そして雪と最悪のコンディションでしたが、厳冬を表現する時にこのコンディションでないと満足する画が撮れません。ディジタルカメラでは諦めてしまうようなシーンも何とか撮影が出来そうです。出張先に向かいながら、休憩が出来そうな場所を見つけて、休憩をしながら歩みを進めます。車移動ですが移動時間が長くなるとへばってしまいますので、トイレの出来る場所を探しながら車を走らせているといった感じです。

12月初めは冬に入ったばかり。テレビでも良く見かける波の花は、まだ先の話です。それでも海岸線を走ると少し飛んでいるのが判りましたが量は少なめです。いっぱい出来る頃になると、道路が白くなるくらいに飛んできますので、関心はあるのですが時期尚早と車を走らせます。しばらく車を走らせていて、トイレが出来そうなポケット・パークを見つけて車を止めます。トイレを済ませて外に出ると、そこが垂水の滝の名所でした。兵庫県の出張時にも何年も横を通り過ぎていながら、餘部鉄橋や竹田城を見過ごしていましたので、今回の発見はびっくりです。

これが有名な垂水の滝とカメラを持ち出します。夏に行くと水量が少なくて何ともわびしげな滝ですが、冬場の雨雪が降っている季節では、水量も充分で風が吹いていますから、水がめくれ上がるほどではないにせよ、充分に見応えのある画になってくれています。冬の日本海の荒々しい波と一緒に数枚撮影して帰ってきました。何しろ外は3℃くらいの厳寒です。直ぐに手がかじかんでしまいますので、枚数も多くは撮影できません。昼食の時間もありますから、程々にして数分で撮影を切り上げます。

帰ってきてからは自家現像を行います。棒温度計を手に入れましたので、安心して現像時間を設定することが出来ます。今回は悪天候の中で撮影を行いましたから、少し増感して濃いめのネガを作ろうと、現像時間を少し多めにセットします。仕上がりは上々で、ネガで透明な黒色トーンの部分に少しトーンが残る、ローライのフィルムらしい黒トーン部分の粘りにびっくりです。厳冬の雰囲気もこれで少しは出そうで、仕上がりに満足したという感じです。

厳冬の雰囲気、これからは黒白フィルムも活用して撮影して行こうと考えています。

それでは今月初めに撮影した写真から掲載します。


AsahiPentax ME XR Rikenon L 50mmF2
撮影データ:1/60sec F5.6 Rollei Superpan200
トイレ休憩が垂水の滝ポケットパークとはチャンスでした。気付かなくて走っていることが多いので、撮影できたことに感謝です。
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冬の足音

2017-12-23 15:39:12 | 季節は進む
師走に入って、まだ雪は降っていないのですが、木々が葉を散らして枝だけになってしまうと、確実に冬の足音が聞こえてくるような感じです。この1週間で見事にさくらの木は枝だけになってしまいましたし、最後まで踏ん張って葉を残していた藤の木も、枝だけになってしまいました。

我が家の玄関先も蝋梅の木が少し葉を残している感じで、どうだんつつじはあらかた落葉してしまっています。残っているのは常緑樹のツバキとさざんかで、これは1年中緑の葉を茂らせています。近所の柿も木に付いた実が柔らかくなってくると、とたんにカラスや小鳥が寄ってきて、数日で実がなくなってしまいました。

後は雪が降るだけの感じですが、早めに雪が降ってしまうと1月2月は暖かいような感じです。12月中旬はかなり寒くなりそうですので、今から除雪用のスコッパなどを倉庫から引っ張り出してきておいて、雪が降ってきた時に備えます。家の中ではストーブが花盛りで、ストーブを焚いてしっかりと暖を取ります。

紅葉が済んでしまうと、写真の題材が少なくなってきそうな感じですが、この時期からさざんかが咲き始めて、色のない世界に赤色やピンク色の華やかさを加えていきます。さんしゅゆの葉も落葉すると、今までは葉に隠れて見えなかった赤い実が見えてきて、格好の被写体になります。

雪が降るころになると、蝋梅が待ちかねたように花を開きますので、あたり一面良い香りが漂って、これから新年までのお楽しみが増えます。蝋梅の花自体はあまり目立たないのですが、雪が降ると雪にも映える黄色い花ですから、被写体として活躍してもらうと同時に香りでも癒してくれるありがたい花です。

雪が積もるまでは太平洋側と同じ冬枯れの雰囲気ですから、寂しさを演出しながら茫洋とした景色を写真に収めていきます。今はまだススキも穂を伸ばしているのですが、雪が降ってしまうと直ぐに雪の重みに耐え切れず、ススキの穂が見えなくなってしまいます。今のうちのススキの穂を入れた景色ですので、少し焦りながら写真に収めていきます。

今回は魚眼アダプター・レンズをつけて撮影していますので、かなり広い部分が被写体になります。なるべく大きな川原の草むらや大きな木、そして空の雲などの雰囲気を取り込みながら構図を決めていきます。大きな被写体でも魚眼レンズを用いる場合はかなり踏み込んで近付く必要があります。近付いた用でまだぜんぜん近付いていない感じで、思い切ってかなり被写体に接近してダイナミックに切り取ります。

休日の一日は午前中晴れていましたので、ウォーキングをかねて撮影行に出かけます。日が射しているとかなり暖かく、冬用の上着を着ていると少し汗ばむほどでした。何しろ川原や遊歩道などかなり広々とした景色の中を歩いて行きますので、魚眼レンズを携えていても構図が決めやすくて助かります。木の枝も格好の被写体になりますから、周り中を見回して、上を向いて枝の張り方を見ながら丁度良い構図が取れる場所を探します。

下を見たり周囲を見たり、そして上を見たりとかなり忙しい撮影行になりましたが、これもこの季節のお楽しみな訳で、色々見回して新しい構図を発見していきます。ひとしきり歩いて、体にも結構良い感じです。普段はデスク・ワークで運動不足になりますから、丁度良い運動になりました。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 Semi Fisheye Lens(SMC Takumar 28mmF3.5)
撮影データ:1/125sec F8 ISO800
とさみずきの葉が紅葉して、もう残りの葉が少なくなりましたので、慌てて撮影しました。マクロ撮影も行えますが、レンズ中心部分を使いますので歪曲はほとんどなくなります。
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